【初心者必見!】カゴ釣り入門ガイド|堤防から砂浜まで魚が釣れる仕掛け&コツ大公開!

こんな釣りの悩みを抱えていませんか? 「ウキ釣りやサビキ釣りでは物足りない…もっと遠くの大物を狙ってみたい。」実は、そんな欲張りな釣り人にピッタリなのが 遠投して沖の魚を狙える「カゴ釣り」 です。見よう見まねでは難しそうに感じるかもしれませんが、基本の仕掛けとコツさえ押さえれば、初心者でも堤防や砂浜から 大型魚を仕留めるチャンスがあります 。私自身、海釣り歴20年以上で何度もカゴ釣りを経験し、真鯛や青物クラスのヒットも味わってきました。この記事では、カゴ釣りの基本構造・必要な道具・仕掛けの作り方・釣り方のコツまでを徹底解説します。「次の釣行で確実に魚を釣りたい!」という方は、ぜひ最後までチェックしてください。それではカゴ釣りの世界へ、一緒に入門していきましょう。

① カゴ釣りとは?基本の仕組みと魅力

まずは「カゴ釣りってどんな釣り?」という疑問を解消します。カゴ釣りは一言でいうと、エサ入りのカゴ(餌かご)付きのウキ釣りです 。仕掛けの構造を理解すれば、一気に上達が早まりますので、ここで基本を押さえておきましょう。

カゴ釣りの基本構造を理解しよう

カゴ釣りの仕掛けは、**ウキ・カゴ・オモリ・ハリス(針)**といった各パーツで構成されています 。これらがうまく連動することで、遠投してもエサを狙ったタナ(深さ)に届け、魚に違和感なく食わせることが可能です。

竿先からハリまで一直線に繋がった構造で、各部品には重要な役割があります。それぞれ簡単に見てみましょう。

  • ウキ(浮き) – 水面に浮いて仕掛け全体を支える「目印」です。重いカゴと仕掛けを遠投先まで運ぶ船の役割も果たし、魚のアタリを伝える役目もあります。遠くからでも見やすい大型の羽根付き遠投ウキが使われます 。
  • カゴ(コマセカゴ) – 中に撒き餌(コマセ)を詰める小さなカゴです。仕掛けが着水した後、このカゴからエサが拡散し、魚を寄せ集める寄せエサの発射台となります。ウキの浮力と号数を揃えた重さのカゴを選ぶのがポイントです (例:ウキ15号ならカゴも15号程度)。
  • オモリ(錘) – カゴ自体がオモリを兼ねる場合もありますが、遠投や沈下速度の調整に追加のオモリを付けることもあります。仕掛け全体を狙いの深さまで沈め、安定させるためのバランサーです。波が大きい時はカゴごと軽めの号数に変えて沈みすぎを防ぐ、といった調整も行います 。
  • ハリスと針 – ハリス(針ス)の先に釣り針を結び、刺し餌(付けエサ)を付けます。ハリスはフロロカーボンなど透明で強い糸を使い、ターゲット魚に合わせて長さや太さを変えます。撒き餌と同調させて魚に食わせるため、付けエサにはオキアミ(エビ)など撒き餌と同じものを使うのが基本です。

なお、カゴ釣りの仕掛け構造はサビキ釣りや通常のウキ釣りとも似ています。実際、ウキ付きの投げサビキ仕掛けに近いシステムですが、大きく違うのは「付けエサが本物(生エサ)であること」と「仕掛けを潮に乗せて流すこと」です 。サビキ釣りが小魚狙いの手軽な釣り方なのに対し、カゴ釣りは生エサとコマセを使ってより大物を狙える合理的な釣り方と言えます。その分だけ道具も本格的になりますが、仕組みを理解すれば初心者でも十分扱えます。

カゴ釣りが初心者にもおすすめな理由

カゴ釣りはビギナーにも釣果が出しやすい釣法として人気です 。そのおすすめポイントをまとめると次のようになります。

  • 投げて待つだけでも魚が寄る: カゴから拡散するコマセ(撒き餌)の効果で、仕掛けを投げ込めば魚が勝手に寄ってきます。難しい誘いテクニックがなくても魚を寄せる力が強いので、初心者でもアタリが得やすいのです 。
  • 遠投で大型魚も狙える: 足元のサビキ釣りでは小物中心ですが、カゴ釣りなら沖のポイントまで仕掛けが届きます。アジ・サバはもちろん、マダイや青物クラスまで幅広い魚種がターゲットになります 。一発大物のロマンがあるのも魅力でしょう。
  • コマセ効果で釣果が安定: コマセと付けエサを同調させることで魚の食い気を持続させ、連続ヒットも狙えます。一度群れを寄せてしまえば数釣りも可能なので、「坊主(ノーフィッシュ)逃れ」にも心強い釣り方です 。

このように、カゴ釣りは狙える魚が幅広く、テクニックに頼らずとも結果が出やすいため、経験の浅い方にも最適です。「堤防や砂浜で本格的な沖釣り気分を味わいたい」という人は、ぜひチャレンジしてみてください。

② カゴ釣りで狙える魚種とベストシーズン

カゴ釣りでは季節ごとに様々な魚を狙うことができます 。魚の回遊パターンと釣れる時期を知れば、無駄のない釣行計画が立てられます。ここでは春から冬まで、代表的なターゲット魚とベストシーズンを紹介します(地域や海況によって多少異なるので目安としてください)。季節ごとの魚を狙い分ければ、一年中カゴ釣りを楽しむことも可能です 。

春〜初夏(3〜6月)に狙える魚

春から初夏にかけて水温が上がり始めると、岸近くまでエサを求めて多くの魚が回遊してきます。この時期の定番ターゲットは アジ(鯵) と サバ(鯖) です。アジは春先から初夏にかけて大きな群れで接岸しやすく、カゴ釣り初心者でも数釣りが狙えます 。サバも6月頃から回遊を開始し、コマセによく寄ってくるので効率的にアタリが出せます 。サイズは30cm前後が中心ですが、群れに当たれば入れ食いになることもあります。

また、春先には磯や防波堤周りで マダイ(真鯛) の良型が釣れることもあります 。乗っ込み(産卵前)の大型マダイが浅場に差してくるタイミングで、強烈な引きを楽しめるでしょう。ただしマダイ狙いはある程度経験が必要なので、まずは手堅くアジやサバから始めるのがおすすめです。その他、カワハギなども暖かくなると浅場に現れます。コマセに寄ったカワハギが付けエサをついばむこともあるので、小針を使えばお土産として狙えるでしょう。

ポイント: 春〜初夏は魚が表層近くまで浮いてくる傾向があります。カゴ釣りでも浅めのタナを意識し、コマセを効かせて表層〜中層に魚を集めるのがコツです。水温が安定しない時期は群れの回遊時間が短いことも多いので、**朝マヅメ(早朝)**のチャンスタイムを逃さず狙いましょう 。

夏〜秋(7〜10月)に狙える魚

夏から秋にかけて水温が高くなると、いよいよカゴ釣りのハイシーズンです 。この時期は狙える魚種がさらに増え、高級魚や**青物(回遊魚)**もターゲットに入ってきます。

代表的なのは イサキ(伊佐木) や ソウダガツオ(スマ・マルソウダ)といった回遊魚です。イサキは初夏から夏に群れで回遊し、「麦わらイサキ」と呼ばれる脂の乗った個体が釣れます 。昼でも夜でも狙えますが、特に夜釣りでは電気ウキを使って良型がヒットすることも。ソウダガツオ類も夏本番に堤防から狙える貴重な青物で、群れに当たれば引きも強烈です。

さらに、真鯛(マダイ) は夏〜初秋にかけて比較的浅場でも釣果が期待できます(地域によっては春に続いて夏にもチャンスあり)。真鯛は警戒心が強い魚ですが、朝夕のマヅメ時には餌を追って浮いてくることもあります。コマセで寄せつつ中〜深めのタナを探れば、大物との遭遇も夢ではありません。

秋に近づくと、青物の回遊が最盛期を迎えます。例えば イナダ・ワカシ(ブリの若魚) や ハマチ クラスが堤防周りまで入ってくることもあり、運が良ければカゴ仕掛けにヒットします 。これらは走る引きでスリル満点ですが、ハリス切れに注意が必要です。

ポイント: 夏場は魚の活性が高い反面、日中は水温が上がりすぎて食い渋ることもあります。朝夕のマヅメ時を中心に狙うのが釣果アップのコツです 。日中に釣る場合はタナを深めに設定し、魚がいる層までしっかり沈めましょう。また、コマセが効きすぎるとエサ取り(小魚)が増えるので、付けエサが残らないよう こまめに打ち返して鮮度を保つのもポイントです。

冬(11〜2月)でも釣れる魚

冬場は水温低下により多くの魚種が深場へ移動しますが、それでも狙えるターゲットは存在します。代表的なのは夜釣りで人気の メバル(眼張) です。メバルは寒い時期でも岸壁周りの障害物付近に潜み、夜になると浅場にエサを求めて浮いてきます。常夜灯のある堤防なら、電気ウキを使ったカゴ釣りでメバルがヒットすることがあります。付けエサのオキアミに反応しない場合は、ゴカイやイソメなど虫エサを使うと効果的です。

また、冬といえば底物の カレイ(鰈) も釣り人に人気です。カゴ釣りで直接狙う魚ではありませんが、コマセに寄ってきた小魚を捕食しに来たカレイが偶然掛かるケースもあります。特に砂地のサーフ(砂浜)では、仕掛けを底近くまで沈めておくとイシガレイなどが食ってくることがあります。どうしても釣果が欲しい時はハリスを長めにとり、ゆっくり底付近を漂わせてみるのも一つの手でしょう。

ポイント: 厳寒期は魚の活性が下がり全体的に渋くなります。そのため仕掛けやエサも繊細にすることが必要です 。ハリスをワンランク細くする、ウキやカゴも小さめにする、といった工夫で違和感を減らすとアタリが出やすくなります。また釣れる魚が限られる冬場こそ、ターゲット魚を絞ってポイント選びをすることが重要です(例:メバル狙いなら夜の堤防、カレイ狙いなら日中の砂地など)。厳しい季節ですが、防寒対策を万全にして臨めば冬のカゴ釣りも発見が多く楽しめます。

③ カゴ釣りのタックル・道具選び

釣果を上げるためには、適切な道具選びが欠かせません。ここでは初心者でも扱いやすい カゴ釣り用タックル(竿・リール・ライン他) の選び方を紹介します。初期投資は多少かかりますが、専用タックルを揃えることで遠投性能が格段に向上し、結果的に釣果アップに繋がります 。道具選びのポイントを押さえて、万全の準備で釣り場に向かいましょう。

ロッドとリールの選び方

ロッド(竿)は遠投性能が重要です。一般的には磯竿の4〜5号クラス(硬調)で長さ4〜5m前後の遠投竿が適しています 。硬めの竿は重い仕掛け(総重量100g超)をフルキャストでき、長さがあるほど遠投しやすくなります。初心者には 「4号5.3m」の磯遠投竿 が標準的で扱いやすいでしょう 。実際、エントリーモデルでは ダイワの「リバティクラブ 磯風 4号 5.3m」 などが性能・価格のバランスに優れた一本としてよく推薦されています 。

リールはスピニングリールの大型番手を使用します。目安として、ナイロンライン5号が150m以上巻けるサイズが最低条件です 。汎用モデルなら5000〜6000番、投げ釣り専用モデルなら4000〜5000番クラスが該当します 。ドラグ性能が良く滑らかにラインを送り出せるものを選びましょう。エントリーモデルでは ダイワの「クロスキャスト」 シリーズが低価格ながら飛距離・パワーとも十分で、カゴ釣り入門用リールとして人気です 。いずれにせよ、大物が掛かったときに備えてパワー重視で選ぶと安心です。

ライン・ウキ・カゴ・オモリの基本構成

タックル全体を繋ぐ ライン(道糸) には、大きくナイロンライン派とPEライン派があります。初心者にはトラブルが少ないナイロンライン5〜6号を150〜200m巻くのが無難ですが 、より遠投したい場合はPEライン2号程度+ショックリーダー6号という組み合わせも人気です。PEは細くて飛距離が出ますが伸びがないため扱いが難しく、ウキ止めがずれやすい欠点もあります 。最初はナイロンメインで始め、慣れてきたらPEタックルに移行するという方法でも良いでしょう。

ウキは遠投カゴ釣り専用の大型ウキを用意します。遠投性能と視認性を兼ね備えた羽根付き円錐ウキが一般的で、昼釣り用と夜釣り用(電気ウキ)を用意しましょう 。ウキの号数(浮力)は後述するカゴやオモリの重さとバランスさせます(例えばウキが12号なら、カゴ+オモリで12号程度の重さに調整)。

カゴ(コマセカゴ)は遠投用カゴを選びます。半遊動仕掛け対応のものが絡みにくく初心者向きです。カゴにはオモリ一体型と別体型がありますが、遠投重視ならオモリ一体型がシンプルで飛ばしやすいでしょう 。号数はウキに合わせて選び、波が穏やかなら重め、うねりが大きい時は少し軽めにするなど調整します 。

オモリはカゴに内蔵されている場合は追加不要ですが、必要に応じて調整用オモリを使います。例えば風が強い日や潮が速い場所では、少しオモリを重くして仕掛けを安定させると良いでしょう。逆に浅場で根掛かりが心配な時は軽くしてゆっくり沈めるなど、状況に応じて付け外ししてください。

初心者向けのセット購入例

これから道具を一式揃える初心者の方は、メーカーや釣具店が提案する入門セットを活用するのも手です。たとえば、ダイワからは初心者向けに 「遠投カゴ釣りセット」 と銘打ったロッド+リールの組み合わせが販売されています。前述の リバティクラブ磯風4-53 と適合リールを組み合わせたセットなど、コスパ重視で選びたい場合に便利です。

また、仕掛けに関しても市販のカゴ釣り仕掛けセットがあります。例えば ハヤブサやZealusといったメーカーから、ウキ・カゴ・天秤・ハリス・針が一揃いになった「遠投カゴ釣り入門仕掛けセット」が発売されています 。初心者はまずこうした市販仕掛けを使ってみるのも良いでしょう 。自分でパーツを組み合わせる手間が省け、道具の組み合わせミスも防げます。

豆知識: カゴ釣りは道具選びから始まっています。特に竿とリールの性能が飛距離に直結するため、予算の範囲でできるだけ良いものを選びましょう  。「とりあえず手持ちの投げ竿で…」という場合も、せめて仕掛けだけは専用のものを用意すると格段に扱いやすくなります。

④ カゴ釣り仕掛けの作り方とセッティング方法

初めてカゴ釣り仕掛けを組むときは部品が多くて戸惑うかもしれません。しかし、一つ一つ順を追って繋げれば難しくありません。このセクションでは基本的な仕掛けの作り方と、覚えておきたい**2種類の仕掛けスタイル(全遊動・半遊動)**について説明します。釣れる人が密かに実践している“正しい組み方”をマスターして、現場でのトラブルを減らしましょう。

基本の全遊動仕掛けをマスター

まず最初に覚えたいのが、全遊動(ぜんゆうどう)仕掛けと呼ばれる基本スタイルです。これはウキ止めの位置で狙うタナを調整できる 遊動式の仕掛け で、幅広い水深に対応できます 。手順は次の通りです。

  1. ウキ止め糸を道糸に結ぶ – 狙いたいタナ(深さ)より少し深めの位置にウキ止めをセットします。後で調整可能なので、最初は適当な位置でOKです。
  2. ウキ止めの下に**シモリ玉(ストッパー玉)**を通す – ウキ止め糸が抜けないよう受け止める小さな玉です。
  3. ウキを道糸に通す – ウキゴムやパイプ付きのウキなら道糸をそのまま通します。羽根付き遠投ウキの場合は付属のパイプにラインを通してください。
  4. **カラマン棒(からまん棒)**を通す – 必須ではないですが、仕掛け絡み防止のために入れる小さなパイプです 。ウキがカゴや天秤に近づきすぎない距離を作ります。
  5. 天秤またはカゴをセット – オモリとカゴが一体型なら道糸に直接通します。L字天秤を使う場合は道糸に通してから、先端にカゴを取り付けます 。
  6. 道糸の先に**スイベル(サルカン)**を結ぶ – 中型の強度あるサルカンで道糸とハリスを接続します。スナップ付きサルカンだとカゴの着脱も容易です。
  7. **ハリス(リーダー)**をスイベルに結ぶ – ハリスは通常フロロカーボン3〜5号を1.5〜3m程度。狙う魚に合わせて長さ・太さを選択します 。
  8. ハリスの先端に針を結ぶ – オキアミが付けやすいチヌ針やグレ針の8〜10号前後がよく使われます 。針の結び方も確実に(外掛け結び等)行いましょう。

以上が基本的な仕掛けの組み順です。一見工程が多いですが、一度組んでしまえば後は付けエサとコマセを補充するだけで釣り続けられます。トラブルを防ぐコツとしては、各結節を丁寧に締め込み強度を保つこと、余計な糸ふけを出さないこと、そして絡み防止のパーツ(シモリ玉やカラマン棒)を省略しないことが挙げられます。慣れるまでは市販の完成仕掛け図を見ながらゆっくり組んでみてください 。釣り場で焦らず済むよう、事前に自宅で準備しておくと安心です。

半遊動仕掛けの特徴と使い分け

もう一つ覚えておきたいのが半遊動(はんゆうどう)仕掛けです。これはウキ止めでタナを固定しつつも、仕掛け全体に適度なテンションをかけておくスタイルを指します 。全遊動との違いは、ウキ止め糸が付いているので決めた棚以上には深くならない点です。一見すると固定仕掛けに近いですが、ウキ下のハリス部分は遊動するため魚に違和感を与えにくい利点があります。

半遊動仕掛けが有効なのは、潮の速いエリアや水深のあるポイントです。全遊動だとどんどん仕掛けが沈み過ぎたり、深すぎてアタリ棚が分からなくなる場合があります 。そんな時に半遊動であらかじめ狙うタナを決めてしまえば、無駄な糸出しをせず効率よく探れます。特に海底が見えない深場では、まず半遊動で浅い棚から徐々に深くして探るのがセオリーです 。

さらに、遠投時の安定性も半遊動仕掛けのメリットです。ウキとカゴの距離がウキ止めによってある程度制限されるため、キャスト時に仕掛けが伸び切った状態で飛んで行きます。結果として空中でのブレが少なく、ライントラブル(ヨレ・もつれ)も減ります。強風時や仕掛けが絡まりやすい時は、迷わず半遊動に切り替えると良いでしょう。

使い分けの目安:

  • 全遊動仕掛け: 魚の活性が高く、広いレンジを探りたい時。逆光や未知のポイントで棚取りしづらい場合にも有効です 。魚に対する抵抗が少ないので喰い渋りにも強いですが、風波が強いと沈みにくい欠点があります 。
  • 半遊動仕掛け: 潮の流れが速い、あるいは明確に狙いたい棚がある時(魚探で反応がある深さ等)。棚が限定できる分ヒットゾーンが把握しやすく、手返し良く攻められます 。ただしウキ止めがあることで魚に抵抗を感じさせやすい面もあるので、活性が低い時は全遊動に分があることも。

初心者の方はまず半遊動仕掛けから始めると扱いやすいでしょう。慣れてきて棚取りの勘が掴めたら、全遊動仕掛けにも挑戦して両方使い分けられるようになると釣りの幅が広がります 。

⑤ カゴ釣りの実践テクニック

仕掛けを遠投しても「投げっぱなしで釣れない…」という経験はありませんか?そんなときはエサの撒き方や棚の調整、釣り方のリズムを見直してみましょう。ここでは実釣で差がつくカゴ釣りのコツを伝授します。一手間加えるだけで釣果が大きく変わるポイントばかりなので、初心者の方もぜひ試してみてください。

コマセとエサの同調が最重要!

カゴ釣りでもっとも大切なのは、コマセ(撒き餌)と付けエサを同調させて魚に食わせることです。カゴを投入したら仕掛けが沈む間にコマセが拡散し、周囲の魚が集まってきます。その群れに違和感なく付けエサを食わせるには、タイミングと位置を合わせる必要があります。

  • 投入直後に誘いを入れる: 仕掛けを投げ込んだらウキが立つまでラインを送り、ウキが安定したタイミングですかさずロッドを軽く煽って(シャクって)誘いを入れましょう。これによりカゴの中のコマセが一気に放出され 、付けエサもフワッと動いて魚にアピールします。沈下中の誘いでエサとコマセが一緒に漂うため、魚にとって格好の餌となるのです。
  • 付けエサと撒き餌を合わせる: 基本中の基本ですが、付けエサの種類は撒き餌と同じものを使います。代表的なのはオキアミですが、コマセにも刻んだオキアミが入っている場合、魚はそれを食べに来ています 。まったく違うエサ(例えばイカタンなど)を付けていると警戒されることもあるので、まずはオキアミ+アミエビの鉄板コマセセットで臨みましょう。また、付けエサの大きさ・重さによって沈むスピードが変わるので、魚の反応に合わせて大きさを揃えるのも一手です。

同調とは簡単に言えば、魚にコマセの中から付けエサだけを違和感なく食わせることです。コマセワークに集中しすぎてウキの動きを見落とさないよう、投入後は常にウキを注視し、少しでも沈んだら即アワセできる準備をしておきましょう。

棚(タナ)の合わせ方で釣果が変わる

「棚(タナ)=魚の泳ぐ層」を正しく捉えることは、カゴ釣りで釣果を上げる鍵です。ウキ止めの位置で狙いの棚を調節できますが、魚種によって適切な棚が異なります。例えばアジは中層付近でヒットすることが多く、逆にサバやマダイは比較的深い棚まで沈めた方が反応が良い傾向があります 。

まずは釣り場の水深を把握し、その日のターゲットに合わせてウキ止めの位置をセットしましょう。基本的な目安として、アジ狙いなら表層〜中層(海面下5〜10m程度)、マダイ狙いなら中層〜底付近(海面下10〜20m程度)を探ると良いでしょう。最初に浅めから始め、反応がなければ徐々に深くしていく段階的な棚探りが効果的です。

ウキの動きも棚合わせのヒントになります。ウキがピクピクと小さく動くだけで沈まない場合、エサがいる層より上で魚がついばんでいる可能性があります。そんな時はウキ止めを少し下げて棚を深くすると、次第にウキが大きく沈むアタリに変わることがあります。また逆に、まったくウキに反応が出ない場合は棚が深すぎるのかもしれません。そういう時は思い切って浅く設定し直すと急に当たり出すこともあります。

要するに、棚は一発で当てるのではなく微調整して探るものです 。魚の反応(ウキの挙動や付けエサの残り具合)を見ながら、最適な深さを見極めてください。一度当たり棚を掴めば、あとは同じ深さで粘ることでコンスタントに釣れるはずです。

投げる方向・タイミングのコツ

同じ釣り場でも、仕掛けを投げ入れるコースやタイミングによって釣果に差が出ます。闇雲に遠くへ飛ばせば良いというものでもありませんので、次のポイントに注意しましょう。

  • 風と潮を読む: 向かい風が強い日などは仕掛けの着水地点が手前にずれたり、道糸が風にあおられて仕掛けが沈みにくくなることがあります 。風が強い場合は無理に遠投せず、足元近くでも魚の通り道になりそうな位置を探すのも手です。また、潮の流れも考慮しましょう。潮上(魚の来る方向)に投入し、コマセの臭いが潮下に広がるように流すと効果的です。逆に潮下に投げるとエサが流れていってしまい魚が寄りにくいので注意します。
  • ポイントを絞る: 広いエリアを狙うよりも、ここぞというポイントを見定めて繰り返し投入する方が魚は寄ってきます 。堤防なら常夜灯の明暗境やテトラ際、砂浜なら離岸流の発生している方向や沖のかけ上がり付近など、魚の集まりそうなコースを狙い撃ちしましょう。同じところに2〜3投おきにコマセを入れると、その周辺にマキエの帯ができて魚が溜まりやすくなります。
  • 打ち返しのリズム: カゴ釣りでは**定期的な打ち返し(投げ直し)**が肝心です。撒き餌の効果は時間とともに薄れるため、何も反応がなければ 5〜10分おき、もしくは2〜3投したら一度回収して再投入 するくらいのリズムを心がけましょう。特にコマセがなくなったまま長時間放置しても魚は寄らないので、「エサが残っていても●分経ったら回収する」と決めておくと良いです。一定のペースでコマセが供給されることで魚も安心して留まり、結果としてヒットチャンスが増えます 。

以上のように、周囲の状況を読みながらタイミングとポイントを工夫することで、より「釣れるカゴ釣り」に近づけます。風や潮は日によって刻々と変化しますから、その都度ベストな方向と間合いを探ってみてください。

⑥ 堤防&砂浜別の釣り方ガイド

カゴ釣りはどんな海辺からでも楽しめる万能な釣りですが、実は釣り場の種類によって微妙にコツが異なります。ここでは初心者が行く機会の多い「堤防(防波堤)」と「砂浜(サーフ)」それぞれに分けて、知っておきたいポイントを解説します。場所ごとの特徴を押さえて、釣果アップに役立てましょう。

堤防での狙い方

堤防(防波堤)はカゴ釣り初心者にとって絶好のポイントです。足場が良く水深もあるため、安心して遠投に集中できます。堤防で釣る際のポイントは魚の寄りやすいスポットを狙うこと。日中なら堤防先端や角のような潮通しの良い場所が定番です。潮目ができやすくプランクトンが集まるため、回遊魚の通り道になっています 。夜釣りであれば、堤防の常夜灯周りが狙い目です。明かりに集まる小魚を追って、アジやメバル、イカナゴなどが寄ってきますので、その明暗の境界線付近に仕掛けを入れるとヒット率が高まります。

堤防は基本的に海底が砂泥か岩盤の平坦な場所が多く、根掛かりが少ないのもメリットです。テトラ帯など障害物の際を狙わない限り、仕掛けをロストする心配が少ないので初心者でも思い切って攻められます。また、堤防沿いにはフェンスや手すりがある場所もあり、道具を置いたりロッドを預けたりしやすい環境です。快適に釣りができる分、周囲の人との距離感やマナーには十分注意して楽しみましょう。

砂浜での狙い方

砂浜(サーフ)からのカゴ釣りは開放感抜群ですが、その分魚探しのセンスが問われます。砂浜は一見するとどこも同じように見えますが、実は潮通しの良いポイントとそうでない所があります。例えば離岸流が発生している箇所(沖に向かって波間に水が流れ出す筋)や、川の河口付近などはプランクトンが多く、魚も集まりやすい好ポイントです。そういった変化のある場所を見極め、重点的に狙うようにしましょう。

砂浜では遠浅であることが多いため、とにかく遠投して沖のブレイクライン(かけ上がり)まで届かせることが重要になります。沖合に水深が一気に深くなる場所があれば、そこが魚の通り道です。キャスティングの際は追い風を利用し、できるだけ仕掛けを遠くに送り込むよう心がけましょう。幸いカゴ釣りの遠投タックルなら、100m近い飛距離も夢ではありません 。飛距離が釣果を左右するサーフでは、まさにうってつけの釣法と言えます。

砂浜で注意したいのは波と流れです。サーフは常に波が寄せており、仕掛けを放置しているとラインが流されてウキが横に倒れてしまうことがあります。適宜リールを巻いて余分な糸ふけを取り、ウキが立つ状態をキープしましょう。それでも流される場合はオモリを一段重くするか、思い切って回収して投げ直す方が賢明です。また、砂浜では周りとの距離が広いぶん、自分の世界に入りがちです。後方からの歩行者や他の投げ釣り師にも配慮し、キャストの際は「投げまーす!」など一声かけるような気遣いも忘れないでください。

⑦ よくある失敗と対策

最後に、初心者がカゴ釣りでつまずきやすい失敗例とその対策を紹介します。事前にトラブルの傾向と対処法を知っておけば、いざという時も落ち着いて対応できます。同じミスを繰り返さず、快適な釣り時間を過ごすためにチェックしておきましょう。

エサが残る・食われない

カゴを回収したときに付けエサがそのまま残っている…これは初心者によくある悩みです。原因の一つは、コマセと付けエサの同調がズレていることです。魚はコマセに寄せられてきますが、付けエサがその群れから外れた位置にあったり、不自然に沈下していたりすると食いつきません 。対策として、投入後にすぐ誘いを入れること、そして付けエサがコマセと一緒に漂うようハリスの長さやオモリを調整することが挙げられます。また、魚がいてもエサを食わない場合は付けエサ自体の魅力不足も考えられます。オキアミが古くて硬くなっていないか、サイズが大きすぎないか確認しましょう。新鮮なエサに替えたり、小さめに付け直したりするだけで食いが変わることもあります。

仕掛けが絡まる・飛ばない

キャストのたびに仕掛けがぐちゃぐちゃ…遠投どころではない!そんな時は仕掛けのセッティングミスを疑いましょう。まず、ウキ止めの位置が適切か確認します。極端に浅い位置(ウキから近すぎる)だと仕掛け全体が短くなりすぎて投げにくく、逆に深すぎると着水時にハリスが先行して絡みやすくなります。釣り場の水深+α程度にウキ止めを設定し、無駄な遊び糸を減らしましょう。それでも絡む場合、**カラマン棒やより戻し(スイベル)**の有無をチェックします。これらを省略すると高確率でオマツリしますので、必ず入れてください 。

仕掛けがうまく飛ばない場合は、竿と仕掛けのバランスも見直します。竿の硬さに対して仕掛けが軽すぎると十分曲がらず飛距離が出ませんし、重すぎると振り切れずブレます。指定負荷内の仕掛けを使い、振り抜きやすいフォームで投げてみましょう。キャスト時に竿先に残った仕掛けが引っかかる「バックラッシュ」のようなトラブルが起きる場合は、一旦仕掛けを回収して絡みを解き、落ち着いてから再投入するようにしてください。

根掛かりが多い

カゴ釣りは遠投して広範囲を探れる反面、場所によっては根掛かりのリスクもあります。特に磯場や消波ブロックが沈むポイントでは、仕掛けが岩や障害物に引っかかってしまうことが少なくありません。根掛かりが頻発する場合、まずは投げる方向を変えてみることです。少し左右に振るだけでも、海底の地形は変化しているもの。毎回同じ方向で根掛かるなら、思い切って別のコースを探りましょう。

それでもダメなら、オモリを軽くする方法があります。仕掛けの総重量を減らすことで沈下速度が遅くなり、海底まで到達しにくくなります。その分、多少流されやすくなりますが、根掛かりよりはマシです。極端な例では、カゴのオモリを外してコマセだけの軽い仕掛けで流し釣りのように狙う方法もあります。また、潮位にも注意が必要です。干潮時に根掛かりしていたポイントも、満潮時なら水深が増えて避けられるケースがあります。潮汐表を見て時合いを見計らうのも上級テクですが、初心者のうちは無理に障害物周りを狙わないのが一番の対策かもしれません。

以上の対処法を心得ておけば、いざという時にも落ち着いて対応できるでしょう。釣りはトラブルとの戦いでもありますが、一つ一つ克服することで確実に上達します。焦らず安全第一で、楽しいカゴ釣りライフを送りましょう。

⑧ まとめ

この記事では、初心者向けにカゴ釣りの基本から実践までを解説しました。

✅ カゴ釣りは堤防・砂浜どちらでも楽しめる万能釣法

どんな釣り場でも遠投して沖の魚を狙えるのがカゴ釣りの魅力です。堤防なら足場が良く初心者も安心、砂浜なら開放的な遠投釣りが満喫できます。それぞれの場所でのコツを押さえれば、より効率的に釣果を伸ばせます。

✅ 基本の仕掛けとコマセワークで釣果が安定

ウキ・カゴ・ハリスから成る仕掛けを正しく組み、付けエサと撒き餌を同調させるテクニックが身につけば、驚くほど安定して魚が釣れるようになります。投げて待つだけでなく、適度な誘いや棚調整、定期的な打ち返しを行うことで初心者でも爆釣が狙えます 。

✅ 季節ごとの魚を狙えば一年中楽しめる!

カゴ釣りはターゲット魚種が非常に幅広く、季節ごとに何かしら狙える魚がいます 。春~初夏のアジ・サバ、夏~秋の青物・マダイ、冬のメバルなど、四季折々の釣りを堪能できます。「釣れない時期」が少ないのもカゴ釣りの大きな強みです。

この記事を読んだあなたも、ぜひ次の週末はカゴ釣りデビューをしてみてください。最初は道具の準備や仕掛け作りに戸惑うかもしれませんが、本記事のガイドに沿って進めれば心配いりません。堤防に立って遠くの海へ仕掛けを投入し、ウキがスッ…と沈む瞬間──その手応えをぜひ体感してください!釣りの経験がある方なら、きっとカゴ釣りの楽しさに共感できるはず。あなたのアウトドアライフが一段と豊かなものとなりますように。さあ、大物を夢見て海へ繰り出しましょう!

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