「岸から真鯛(マダイ)を釣ってみたいけれど、なかなか釣れない…」
実は、カゴ釣りで大物の真鯛を狙いたいと思っている人はとても多いんです。私自身も釣り歴10年以上で数々の真鯛を釣ってきましたが、最初は同じように苦労した経験があります。そこでこの記事では、**初心者でも大鯛を手にできるカゴ釣りの黄金パターン「棚・エサ・ハリス」**について徹底解説します。読み進めれば、真鯛が釣れる棚の合わせ方や効果的なエサ選び、そして大型にも対応できるタックルセッティングがバッチリわかり、あなたも真鯛の強烈な引きを味わえるようになります。結論として、カゴ釣りは真鯛との相性が抜群で、基本のパターンを押さえれば初心者でも夢の“大鯛”をゲットできるのです。
真鯛はカゴ釣りで本当に釣れる?その理由と魅力
まずは、「カゴ釣りで本当に真鯛が釣れるの?」という疑問と、その釣法の魅力について確認しましょう。実際、カゴ釣りは真鯛狙いに適した釣り方で、大型マダイがヒットするチャンスも十分にあります 。ここではカゴ釣りが真鯛と相性抜群な理由や、初心者でも大鯛を狙える根拠、さらに真鯛の習性を踏まえた釣果アップのポイントを解説します。
カゴ釣りが真鯛と相性抜群なワケ
真鯛狙いにカゴ釣りが向いているのには、いくつかの理由があります。
- コマセ(撒き餌)で広範囲から真鯛を寄せられる: カゴ釣りでは仕掛けにマキエ(コマセ)を詰めて遠投し、自分で魚の寄り場(ポイント)を作り出すことができます 。たくさんの撒き餌を打つほど魚は集まりやすく、カゴ釣りでは十分な量のコマセを用意して頻繁に撒くことが重要です 。遠くの真鯛もコマセの匂いで寄せることができるため、岸近くまでおびき寄せられるのです。
- 長いハリスで大型にも違和感なく食わせやすい: 真鯛狙いのカゴ釣り仕掛けはハリス(リーダー)が長めなので、付けエサが自然に漂い、大型魚にも違和感を与えにくい利点があります。例えばハリスを1.5〜2ヒロ(約2〜3m)と長めに取ることでエサが自然に馴染み、警戒心の強い真鯛にも口を使わせやすくなります 。大物ほどエサの違和感に敏感なので、長い仕掛けは非常に効果的です。
- 遠投して沖の回遊ルートに届く: カゴ付きの仕掛けと遠投性能の高い竿を使えば、岸から離れた沖の深場まで仕掛けを届けられます。真鯛は魚の警戒心が薄れる沖合いの深場を回遊する魚であり、遠投できることは大きな強みです 。誰にでも大物に出会えるチャンスを広げてくれるのが、カゴ釣りという釣法なのです 。
初心者でも“大鯛”を狙える理由
「大物の真鯛なんて上級者しか釣れないんじゃ?」と思う方もご安心ください。カゴ釣りなら、再現性の高いパターンがあり初心者でも大鯛を狙えるんです。
- 棚とエサが合えば釣れる再現性の高さ: カゴ釣りは、狙いの棚(タナ)さえ合っていて、なおかつエサが適切ならば高確率で真鯛がヒットしてくれる釣法です。言い換えれば、「棚・エサの条件が揃えば誰がやっても釣果が出やすい」再現性の高さがあります。経験が浅い方でもセオリー通りに棚を合わせ、定番のエサを使えばヒットが期待できるため、初心者にとって心強い釣り方なのです。
- 仕掛けの選択肢が明確で迷いにくい: カゴ釣りは仕掛けやタックルの基本パターンがある程度決まっているため、初心者でも道具選びや仕掛け作りで迷いにくい利点があります。例えば、遠投磯竿3〜4号の4〜5m竿にスピニングリール3000〜5000番、道糸はナイロン3〜4号を200m以上といった組み合わせが定石となっています 。このように必要な道具の方向性がはっきりしているので、初心者でも準備段階で大きな失敗をしづらいのです。
真鯛の生態(棚・習性)を知れば釣果が変わる
カゴ釣りで真鯛を仕留めるには、魚の習性を知ることも大切です。真鯛の行動パターンを理解すれば狙い方が見えてきます。
- 真鯛の遊泳層は基本「中層〜底付近」: 真鯛は比較的深い場所、つまり海底付近から中層を回遊しています 。特に日中は海底近くにいることが多い魚です。そのため、カゴ釣りでも底から数メートル上の棚を狙うのが基本となります。実際、堤防のカゴ釣りでは水深の4分の3あたりの棚を狙うと好結果が得られやすく 、たとえば水深20mなら底から5m上(海面下15m付近)を目安にするとよいでしょう。
- 潮の動きで活性が変わる: 真鯛は潮の流れに敏感で、潮がよく動くタイミングで活性が上がりやすい傾向があります 。逆に潮が止まっている(流れが緩慢な)ときは食い渋ることが多いです。特に、上げ潮・下げ潮が切り替わる潮の変わり目は真鯛の活性が高まるチャンスタイムで、流れ始めの瞬間によく食うことがあります 。潮回りは中潮〜大潮など大きく動く日が狙い目とされるのもそのためです 。
- 朝夕マヅメのラッシュを狙え: 一日の中では朝マヅメ・夕マヅメ(夜明け前後と日没前後)の時間帯が、真鯛の活性が特に高まるゴールデンタイムです。薄明るい時間帯は真鯛が積極的にエサを追い、いわゆる**ラッシュ(入れ食い)**になることも少なくありません。特に朝夕マヅメと潮の動きが重なるタイミングは絶好のチャンスなので、その時間帯に釣りができるよう計画すると釣果への近道です 。
カゴ釣りで真鯛が釣れる時期・時間帯・潮
次に、真鯛がカゴ釣りで狙い目となる季節や時間帯、潮の条件について見ていきましょう。釣果を伸ばすには「いつ狙うか」が非常に重要です。季節ごとの大型チャンスや、一日の中での時合い、さらに真鯛の活性を左右する潮回りを把握して、狙うタイミングを最適化しましょう。
季節ごとの狙い目
真鯛は真冬を除けば一年中狙える魚ですが、中でも釣りやすいのは春から秋にかけてのシーズンです。それぞれの季節で真鯛の動きやすさ・釣りやすさに特徴があります。
- 春(3〜5月):乗っ込みで大型チャンス!
春は、真鯛が産卵のため浅場に集まってくる「乗っ込み」の季節です。一年で最も大型が釣りやすい時期とも言われ、待望の大マダイに出会える絶好のチャンスです 。水温が上昇し始める4月中旬〜5月中旬頃には特に釣果が伸びやすく 、産卵に備えて体力をつけるため真鯛の食欲が非常に旺盛になります 。岸近くまで30cm以上の大型が接岸してくるため、この時期は是非大物狙いでカゴ釣りに挑戦したいところです。 - 夏(6〜8月):暑い日中を避けて朝マヅメ狙い
夏場も真鯛は狙えますが、海水の表面水温が25℃を超えるような盛夏では真鯛が涼しい深場へ移動しがちで、日中はやや渋い傾向があります 。そのぶん早朝や夕方の涼しい時間帯に浅場へ差してくる個体がおり、特に朝マヅメはチャンスタイムが増えます。夏場に堤防から真鯛を狙うなら、暑さを避けて朝夕の時間帯に照準を合わせるのがおすすめです。また、夏でも夜釣りや日中の深場狙いで釣れるケースもありますが、初心者のうちは無理せず条件の良い時間に狙う方が無難でしょう。 - 秋(9〜11月):ベイトが豊富で活性も高い
秋は、水温が適温に近づくことで真鯛の食欲が再び爆発するシーズンです。夏を乗り越え越冬に備えて体力を蓄えるため、春に次ぐ荒食いの季節とも言われます 。餌となるベイトフィッシュ(イワシやアジなど小魚)が豊富に発生し、真鯛もそれらを追って広範囲に散らばります 。この時期は活性が高く、小型〜中型が数釣れる一方で、うまくハマれば良型もヒットします。特に水温が下がり始める11月頃には秋の「落ち真鯛」と呼ばれる大型が狙えるチャンスもあるので、春に釣り損ねた方も秋シーズンを逃さないようにしましょう。
真鯛のベスト時間帯
一日の中で真鯛が釣れやすい時間帯も押さえておきましょう。基本的には朝夕のマヅメ時が強いですが、細かく見ると次のようなタイミングが狙い目です。
- 朝マヅメ(夜明け前後): 真鯛を含む多くの魚種にとって一日の最大のチャンスタイムです。夜の間に岸寄りしていた真鯛が夜明けとともに活発にエサを追い始め、日の出前後1〜2時間はアタリが連発することもあります。特に夏場は早朝の涼しい時間に浅場で捕食する個体が多いので見逃せません。
- 夕マヅメ(日没前後): もう一つのゴールデンタイムが夕マヅメです。日中深場にいた真鯛が再び浅場に寄ってエサを漁る時間帯で、暗くなる直前のひとときにヒットが集中することがあります。夕暮れ時は比較的人も減って静かになるため、大型が油断して接岸しやすいとも言われます。
- 夜明け前の潮変わり: 上記マヅメと絡みますが、夜明け前後に潮の流れが切り替わるタイミングは最強です。例えば「朝マヅメの時間帯にちょうど満潮から下げに転じる」ような場合、潮が動き始める瞬間に真鯛の活性が一気に上がります 。この時間に合わせてポイントに仕掛けを入れておけば、高確率でアタリを得られるでしょう。
※逆に真夜中や日中でも、潮が大きく動くタイミングで一時的に時合いが訪れることがあります。基本は朝夕狙いですが、潮回り次第ではその他の時間帯も侮れません。
潮の読み方
最後に潮回りの攻略です。潮の満ち引きや流れの速さは真鯛の活性に影響を与えます。ポイントごとの潮の癖もありますが、一般的な考え方をまとめます。
- 「上げ潮最強」説: 釣り人の間でよく言われるのが「上げ潮(潮が満ちてくるとき)が釣れる」というもの。確かに上げ潮では魚が岸のエサ場に向かって集まるため、真鯛の食い気も上がりやすい傾向があります 。実際、船釣りでも上げ潮でよく釣れ下げに入ると止まる、といった話は多いです。ただし地域によっては下げ潮で釣れる場所もあり、一概にどちらが絶対とは言えません。「その日の潮の動きや時合い」が大事という意見もあるので 、経験を積んでパターンを掴みましょう。
- 潮止まり前後は棚を深めに: 潮が止まる前後(満潮・干潮の前後)は水中の動きが少なく真鯛の活性も落ち気味です。この時間帯に狙う場合は、真鯛があまり浮いてこないと考えていつもより深めの棚(底に近い位置)にエサを置いてみましょう。潮が動かないときほど真鯛は底付近でじっとしていることが多いので、棚を下げ気味にしてヒットレンジを探ります。反対に潮が動き出したら再び棚を戻すなど、潮位・流速に応じて臨機応変に調整することが大切です。
- 速い潮・緩い潮の使い分け: 潮流の速さによっても狙い方を変えます。潮が速い場合、コマセの拡散も早く付けエサだけ取り残されやすいので、棚をやや浅めに設定して付けエサが潮上に流されないようにすると効果的です。逆に潮が緩い場合は、真鯛が底近くに留まりやすくコマセも真下に沈みやすいので、棚を深めに取って底付近でしっかり食わせるイメージで狙いましょう。いずれにしても真鯛は潮の変化に反応する魚なので、潮が動き始めたタイミングや潮目ができている場所を積極的に攻めるとヒット率が上がります。
大鯛対応!真鯛専用のカゴ釣りタックル
続いて、真鯛の大型(いわゆる“大鯛”)に対応できるカゴ釣り専用タックルについて見ていきましょう。遠投して仕掛けを送り届け、なおかつ大物の強烈な引きに耐えられる頑丈なタックル選びが重要です。ここではロッド(竿)、リール、ラインのそれぞれについて、初心者にも分かりやすい最適なスペックを解説します。
ロッド|遠投4〜5号でクッション性のある竿が最適
真鯛狙いのロッドは、**4〜5号クラスの遠投磯竿(長さ4〜5m前後)が理想的です 。このクラスの竿であれば、重いコマセカゴもしっかり振り切って遠投でき、真鯛の強烈な引きにも竿全体のしなりで耐えることができます。硬すぎず適度にクッション性(柔軟さ)のある竿を選ぶことで、ファイト中に急な突っ込みがあってもハリス切れしにくくなります。特に大鯛の強烈な走りを受け止めるには竿の弾力が不可欠なので、磯竿表示で「遠投◯号」**などと書かれたモデル(例えば遠投4号や5号)を選ぶと良いでしょう。長さも4.5m前後あると仕掛けの操作性と遠投性能のバランスが良く、取り回しやすいです。
リール|4000〜5000番が基本
使用するリールはスピニングリールの4000〜5000番台が基本です 。遠投カゴ釣りでは大物とのやり取りになるため、最も重視したいのはドラグ性能。ドラグがスムーズかつ強力なリールなら、真鯛の突っ走りにもラインブレイクせず耐えることができます。ファイト中にドラグ音が「ジーッ」と鳴るくらいの余裕がある方が安心です。また、巻き上げ力(パワー)とラインキャパシティも重要なポイント。重い仕掛けを何度も回収するのでギアにパワーがあり、遠くで掛かった魚を寄せるには長いラインを巻き取れる大型スプールが必要です。目安としてPEライン2〜3号が少なくとも200mは巻けるサイズが望ましく、メーカー専用の遠投モデルやカゴ釣り専用モデルも選択肢に入れてみてください。
ライン|PE2〜3号+リーダー6〜8号が万能
メインラインにはPEライン2〜3号が扱いやすく万能です。PEラインは細くて空気抵抗が少ないため飛距離が伸びますし、伸びが少ないのでアタリをダイレクトに伝えてくれます。ただしPEは擦れに弱いので、先端にはショックリーダー(ハリス)としてフロロカーボン6〜8号前後を結束して使いましょう。これなら根ズレにも強く、70cmクラスの大鯛の走りにも十分耐える強度があります 。実際、遠投磯竿3号クラスに道糸ナイロン6号・ハリス6〜8号という組み合わせで、70cm超えの真鯛にも余裕でやり取りできた例もあります 。PEラインかナイロン道糸か迷うところですが、近年は飛距離重視でPEラインを使う人が多いようです(ナイロンなら3〜5号程度が標準)。初心者のうちはトラブルが少ないナイロンでも構いませんが、慣れてきたらPE+太ハリスのセッティングに挑戦してみましょう。
真鯛専用カゴ釣り仕掛けの黄金パターン
次は、真鯛狙いのカゴ釣り仕掛けにおける黄金パターンを見ていきましょう。多くの実績がある「半遊動仕掛け」がなぜ釣果につながりやすいのか、その理由を解説します。また、全遊動仕掛けを使うべき場面や、真鯛攻略の鍵となるハリスの長さ、針のサイズ選びについても詳しく紹介します。仕掛けを正しく組めばヒット率が格段に上がりますので、ぜひ基本パターンを押さえてください。
一般的な真鯛用カゴ釣り仕掛けは、ウキ止めでタナを固定し、ウキの下にコマセ用のカゴ(オモリ付き)、さらにその下に長いハリスと針が付いた構造になっています。遠投性能の高いウキとカゴの組み合わせが特徴で、仕掛け全体を適切に調整することで付けエサを狙った棚に漂わせ、コマセと同調させて真鯛にアピールできます。この黄金パターンを理解して正しく組むことで、真鯛のヒット率が大幅にアップするでしょう。
最も釣れる“半遊動仕掛け”の理由
半遊動(はんゆうどう)仕掛けとは、道糸にウキ止め(ストッパー)を結んでウキの移動範囲を制限し、狙った棚でエサを漂わせる仕掛けです。狙った棚に付けエサを確実に留められるのが最大のメリットで、真鯛がいる層にエサを長くとどめておくことができます 。たとえば水深の4分の3の棚に設定しておけば、真鯛の遊泳層にエサをピンポイントで送り込めるわけです。さらにウキ止めのおかげで仕掛け全体の長さが一定になるため、遠投時に安定しやすく絡みにくい利点もあります。実績的にもまずは半遊動仕掛けで攻めるのが王道であり、真鯛カゴ釣りの基本パターン=半遊動と覚えておくと良いでしょう。
全誘導はいつ使う?(潮が速い時に有効)
一方、全遊動(ぜんゆうどう)仕掛けはウキ止めを付けずにウキが道糸を自由に移動できるようにした仕掛けです。棚を固定しないぶんエサは自然にスルスルと沈下していき、魚に違和感を与えにくい特徴があります。特に潮流が速い時や、魚の棚が刻一刻と変わる状況で有効です。仕掛け投入後、ウキが立ってからも付けエサがさらに沈んでいくため、活性が高い魚には効果絶大。例えば真鯛が底付近から表層近くまで浮いてエサを追っているようなとき、全遊動でエサを漂わせれば自然な誘いになります。また深場狙いでも、全遊動ならエサがより深くまで届くので有利な場合があります。ただし、棚が定まらないため狙い所が絞りにくいデメリットもあります。普段は半遊動で棚を決めて攻め、潮が速くて仕掛けが安定しない時や魚が散っている時に全遊動に切り替えてみる——こんな使い分けが一つの目安です。
ハリスの長さは2〜3ヒロ(3〜4.5m)が基本
真鯛狙いではハリス(針からカゴまでの糸)の長さも釣果を左右する重要ポイントです。一般的には2〜3ヒロ(約3〜4.5m)程度の長めのハリスを取るのが基本となります。ハリスが長いほど付けエサが自然に漂いやすく、警戒心の強い真鯛にも違和感を与えにくいためです 。特に大型の真鯛ほどエサの不自然な動きを嫌う傾向があるので、違和感なくエサを喰わせるにはある程度の長さがあった方が有利です。一方で、あまりに長すぎるとキャスト時に絡みやすくなったり扱いづらくもなるので、初心者の方はまず3m程度から始め、慣れてきたら状況に応じて4m前後まで伸ばしてみると良いでしょう。なお、ハリスはフロロカーボン製のものを使うのが一般的です。フロロカーボンは水中で見えにくく、真鯛の鋭い歯や海底の障害物にも擦れに強いというメリットがあります。
ハリ(チヌ針 or 真鯛針 5〜8号)
最後に針(ハリ)についてです。真鯛のカゴ釣りでは、チヌ針または真鯛専用の針の5〜8号程度を使用するのが標準的です。号数の選び方は付けエサのサイズや狙う真鯛の大きさに合わせます。例えば、オキアミ一匹掛けが基本ならエサがしっかり隠れる6〜7号前後が扱いやすいですし、イワイソメ(海ミミズ)やエビなど大きめのエサを使うなら8号程度の強めの針が安心です。チヌ針は軸が太くて強度があり、大物にも曲がりにくいので信頼性があります。一方、真鯛針は懐が深く鈎先も鋭く作られているためフッキング性能が高いです。それぞれ好みで構いませんが、まずは手に入りやすいチヌ針7号あたりから始めてみるのが無難でしょう。針は小さすぎると大鯛相手に折れたり伸ばされたりしやすく、逆に大きすぎるとエサとのバランスが悪くなるので、「エサに対して適度なサイズ」を意識してください。
真鯛が食う“棚設定”の必勝パターン
続いて、真鯛が食ってくる**「棚設定」の必勝パターンについて解説します。仕掛けの棚がズレていると、せっかく真鯛を寄せてもヒットに持ち込むことはできません。それほど棚合わせは真鯛釣りで重要なポイントです。ここでは、真鯛が遊泳する基本の棚**、棚が合わないと釣れない理由、そして初心者向けの棚調整のコツを紹介します。
真鯛は基本“底から2〜5m上”を意識
真鯛を狙う際の基本の棚は、海底からおよそ2〜5m上のレンジを意識すると良いでしょう。真鯛は普段、海底付近から中層までを回遊していますが、エサを捕食するときには底から数メートル上まで浮上して食べることが多いからです。実際、堤防からのカゴ釣りでは底から5m前後上のタナを狙うと好結果が得られるとのデータもあり 、水深20mのポイントなら15m付近(底から5m上)にエサがくるように設定するのが一つの目安になります。
なお、潮の状況によって適切な棚は若干変化します。例えば潮が速い時はエサも上方向へ流されやすいので、付けエサがコマセの帯より下に沈みすぎないよう棚を浅めに設定します。逆に潮が緩い時や潮止まり前後では、真鯛はあまり浮かずに底付近に留まる傾向があるため棚を深め(底に近め)に構えた方が良いでしょう。「真鯛は今どの高さにいるか?」を考えながら、その都度ベストな棚を探ることが大切です。
棚がズレると一生釣れない理由
極端に聞こえるかもしれませんが、棚が合っていない限り真鯛は一生釣れないと言っても過言ではありません。なぜなら、どんなに良いエサを付けていても魚のいないレンジにエサが漂っていてはエサは永遠に食われないからです。
カゴ釣りではコマセで真鯛を寄せますが、仮にコマセの漂う層(コマセ帯)と付けエサが漂う層がズレていたら、真鯛は付けエサに気付きません。真鯛は基本的にコマセの匂いや粒を追って上潮に向かって泳いできます。その動線上に付けエサが存在していなければスルーされて終わりです。言い換えれば、棚が合っていない=魚の通り道から外れている状態なので、いつまで経ってもヒットしないわけです。
また、仮に棚がズレていて偶然小魚などが付けエサをついばんでも、本命の真鯛とは出会えません。これはよく「宝くじを買っていないのに当選を待つようなもの」だと言われます。逆に言えば、棚さえ合っていれば真鯛と遭遇できる可能性は飛躍的に上がるのです。それほど棚合わせは重要なので、釣れないときはまず棚が合っているかを疑ってみてください。
棚調整のやり方
初心者の方は棚の取り方・調整方法も押さえておきましょう。初めての釣り場では、まず**水深を正確に把握する(棚取り)**作業が不可欠です 。具体的には、仕掛けのオモリを底まで沈めてウキ止めを結び、水深を測ります。たとえばウキがギリギリ沈むところまでウキ下(ウキからオモリまでの長さ)を伸ばし、それで着底したらその長さがおおよその水深ということになります。こうして水深がわかったら、底から2〜5m上に付けエサが位置するようウキ下をセットします。
釣り始めはその設定でしばらく様子を見て、アタリがなければ棚を上下に微調整してみます。調整のコツとして、エサが取られない(付けエサが毎回そのまま残る)場合は棚を思い切って深くして底スレスレまで下げてみる。逆にフグなどエサ取りばかり掛かる場合は棚を浅くして真鯛が上ずっていないか確認する、といった具合です。潮の満ち引きで付けエサが漂う高さも変動しますから、一度設定した棚でも釣れないときは面倒がらずにウキ止めの位置を動かしてみることが大切です。
棚調整に慣れてくると、自分なりの経験則が見えてきます。朝は浅めが良かったが日が昇ると深めが良くなった、潮が速い日は浅棚で釣れた等、データを蓄積していきましょう。初心者のうちはとにかく試行錯誤が肝心です。「棚が命」と心得て、柔軟に対応してみてください。
真鯛が反応するエサ選びと刺し方
続いて、真鯛が思わず反応するエサ選びとその刺し方についてです。仕掛けや棚が完璧でも、エサが適切でなかったり刺し方が悪かったりすると、真鯛に見切られてしまいます。ここでは、真鯛狙いで定番のオキアミを中心に効果的なエサの種類と使い分け、釣果を左右するエサの刺し方(付け方)のコツ、さらにコマセと付けエサを同調させるテクニックを紹介します。エサ周りの工夫で釣果が大きく変わるので、要チェックです。
付けエサはオキアミ一択?
真鯛狙いの付けエサというとまず生オキアミが定番で、多くの釣り人が使用します。しかし、実は状況に応じたエサの使い分けが釣果アップの鍵となります。
基本的には生のオキアミが食いも良く扱いやすいですが、小魚が多く付けエサがすぐ取られてしまうようなときは加工オキアミ(ボイルオキアミやグロー加工品など)に変えてみると効果的です。加工オキアミは身が固く仕上げられているため、エサ持ちが良くエサ取りに強いメリットがあります。また、オキアミにもサイズ(粒の大きさ)があります。大型真鯛狙いならL〜2Lなど大粒を付けてアピールし、逆に食い渋るときは小粒のオキアミで違和感を減らすといった工夫も有効です。
さらに、**シラサエビ(活きエビ)**を使うと食いが抜群に良いという意見もあります 。エサ代はかかりますが、筆者の周りでも「真鯛狙いならエビが最強」という声は少なくありません。もし予算に余裕があれば、生きたエビを付けエサに用意してみるのも一つの手でしょう 。ただし、エビは弱りやすいので手返しよく使う必要があります。
まとめると、付けエサは状況に応じて:
- エサ取りが少なく活性が高い → 生オキアミ(食い優先)
- エサ取りが多くて取られる → ボイルオキアミ等(エサ持ち重視)
- 大型狙いでアピールしたい → 大粒オキアミ
- 食い渋り時や小真鯛狙い → 小粒オキアミ
- 究極の切り札 → 活きエビ(シラサエビ)
このように使い分けると良いでしょう。ポイントや季節によっても有効なエサは変わるので、「今日はどのエサがいいかな?」と考えながら色々試してみてください。
刺し方で釣果が変わる
オキアミなど付けエサの刺し方ひとつで、釣果が大きく変わることをご存知でしょうか。特に重要なのはエサをまっすぐ刺すことです。針にエサを真っ直ぐに付けないと、海中でクルクルと回転してしまい魚に不自然に見えてしまいます 。エサが回転すると仕掛けがヨレるだけでなく、真鯛に違和感を与えて食い渋りの原因にもなります。
オキアミの場合のコツを紹介しましょう。まず、刺す前に尾ビレ(尻尾の先端)をちぎって取っておくことをおすすめします。尻尾が付いていると水の抵抗を受けて回転しやすいので、あらかじめ取ってしまうのです 。尻尾を取ることで針も刺しやすくなり一石二鳥です。
刺し方はエサができるだけ真っ直ぐ水平になるように針を通すのが基本です。オキアミなら以下のような刺し方があります:
- 一本刺し(頭から尾方向): オキアミの頭部から尾の方向へ真っ直ぐ針を通し、針先をエビの腹側から少しだけ出します。エサがまっすぐ付き、かつ針先が少し隠れるので回転しにくい刺し方です。
- 背掛け(尾から頭方向): オキアミの尾羽部分を取った後、尾側の端から頭に向けて針を刺し通す方法です 。背中の硬い部分に針が通るためエサ持ちが良く、比較的まっすぐ付きます。遠投時やエサ取りが多い時にも向いた刺し方です。
いずれの場合も**「エサが回転しないか」**を重視してください。投入後、仕掛けが馴染むまでの間に付けエサが回っていないか目視で確認する習慣をつけると良いでしょう 。もしクルクル回っているようなら刺し方をやり直すか、別の付け方に変えてみるなど調整します。また、使うオキアミもなるべく身のしっかりしたものを選び、柔らかく崩れかけたものは避けましょう 。些細なことですが、エサの刺し方ひとつで真鯛の反応は大きく変わります。ぜひ丁寧に付けエサをセットしてみてください。
コマセと付けエサの同調テクニック
最後に、コマセ(撒き餌)と付けエサを同調させるテクニックについて説明します。カゴ釣り最大の肝とも言えるのが、この「同調」です。付けエサがコマセから離れず一緒に漂うことで、真鯛は警戒せずエサを食ってきます 。
同調テクニック1:投入直後のシャクリ
仕掛けを投入してウキが立ったら、すぐに竿を軽くシャクってカゴを振り、海中でコマセを拡散させましょう 。こうすることで付けエサの周囲にコマセの煙幕ができ、真鯛にエサの存在を気付かせやすくなります。「ウキが立てば仕掛けが沈んだ合図」なので、タイミング良く竿を煽ってコマセを出すのがコツです 。このひと手間で付けエサとコマセがセットで漂い出し、ヒット率が上がります。
同調テクニック2:エサのサイズを揃える
撒き餌の中身と付けエサの大きさ・形をできるだけ近づける努力も大事です。たとえばコマセに細かいアミエビやオキアミの砕いたものが主体なら、付けエサも小さめのオキアミにしてみる。逆にコマセに殻付きの大粒オキアミを混ぜているなら、付けエサも大きめのものにする、といった具合です。真鯛は撒き餌の中の一粒として付けエサをパクっと食うことが多いので、**「他のコマセと同じようなエサ」**を演出することが重要です。付けエサだけ極端に目立ったり沈下速度が違ったりすると見切られる原因になるので注意しましょう。
同調テクニック3:ベイト状況に応じて工夫
釣り場にイワシや小アジなどのベイトフィッシュが大量にいる場合、それらに真鯛が付いているケースがあります。そんなときは敢えて付けエサを変えてみるのも手です。例えば周囲で小魚がピチャピチャしているなら、付けエサもオキアミからイワシの切り身や小さめの魚の切り身に変えてみる。また、ベイトが小イワシならオキアミよりオキアミより小さい疑似ベイト(サビキ仕掛け風に複数つける等)を試す人もいます。一方で、ベイトが多すぎて撒き餌を撒いてもそちらに真鯛が夢中になっているようなときは、付けエサを目立つものに変えるのも手です。たとえば蛍光ピンクに染めたオキアミや、ホタルイカの短冊など、変化球で興味を引く作戦です。
いずれにせよ、コマセと付けエサがバラバラの動きをしているときは釣れません。基本的に撒き餌と付け餌が同調していればアタリは早めに出るものなので、逆に付けエサが毎回残ってしまうようなら本命が寄っていない証拠と判断し、撒き餌を効かせるために投入回数を増やすのが得策です 。カゴ釣りでは**「エサを同調させてナンボ」**と覚えておきましょう。
大鯛を取るための実践アクションと誘い方
では、いよいよ大鯛を手にするための実践的なアクションと誘い方について見ていきましょう。カゴ釣りは「待つ釣り」ではなく、コマセで積極的に魚を寄せて食わせる釣りです。そのための効果的な打ち返し(再投入)のリズムや、潮に乗せて仕掛けを流すコツ、さらに大物がヒットしたときのやり取り・取り込み方を解説します。
真鯛は“待つ釣り”ではなく“寄せて食わせる釣り”
カゴ釣りで真鯛を狙う際は、ただ仕掛けを投入してじっと待つだけでは釣果は望めません。コマセを使って魚を足元に寄せ続ける積極的な釣り方が求められます。具体的には、**一定のリズムで仕掛けを打ち返す(再投入する)**ことが重要です 。特に釣り始めのうちはテンポよく投入を繰り返し、ポイントに常に撒き餌が効いている状態を作りましょう 。
長々と一回の投入で流しっぱなしにするのは時間の無駄です。アタリがなければ数分〜10分おきくらいに回収して再度コマセを撒くくらいの気持ちでちょうど良いでしょう 。真鯛の嗅覚と視覚に訴えるには、短い間隔でコマセを投入し続けることが近道です。また、撒き餌の**量(濃度)**も釣果に直結します。一般に、撒き餌は多いほど良いと言われ、実際によく釣る人ほど大量のコマセを投入しています 。ケチケチせず十分な量のコマセを用意して、真鯛が寄ってくるポイントをしっかり作りましょう。
こうした「寄せ」に徹することで、カゴ釣りは**「待つ」のではなく「作る」釣り**となります。特に初心者の方は「流して待つだけ」になりがちなので、ぜひ積極的にコマセを打って周囲の釣り人との差をつけてください。
潮に乗せる流し方
仕掛けを投入した後は、潮に乗せて自然に流すテクニックも大切です。せっかくコマセを撒いても、仕掛けが不自然に漂っていては真鯛は食ってきません。
ポイントは、仕掛けが着水・沈下してウキが立ったら、糸フケを適度に取って仕掛けとウキを一直線にすることです。投入直後にリールを少し巻いて余分な糸を回収し、ウキから自分の竿先までまっすぐになるよう整えます。その上で、潮下方向(ウキが流れて行く方向)にラインを送り出し、ウキと仕掛けが潮に自然に乗るようにします。ラインが張りすぎているとウキを引っ張ってしまい不自然ですし、緩みすぎているとアタリが出ても気づけません。適度なテンションを保ちながら、ウキがゆっくり流されていくのに任せるイメージです。
途中でウキの動きがおかしくなったり流れすぎたりする場合は、都度**ラインメンディング(糸ふけの調整)**を行います。これはフカセ釣りなどでも重要な技術ですが、カゴ釣りでも同様です。糸ふけをこまめに回収したり送り出したりして、常にウキと仕掛けが一体となって流れる状態を維持しましょう。「仕掛けを潮になじませる」という感覚が掴めてくると、真鯛からのアタリも取りやすくなります。実際、コマセを撒いた後は仕掛けを潮に乗せて流していくことが推奨されています 。潮に乗った仕掛けは真鯛にとって違和感の少ないナチュラルな状態になるので、ヒット率が上がるのです。
大物が来た時の取り込み方
最後に、大物(大鯛)がヒットした際の取り込み方について押さえておきましょう。真鯛は掛かると強烈な突っ込みを見せますが、落ち着いて対処すれば大丈夫です。
- 合わせと初期対応: ウキが沈んで真鯛らしきアタリが来たら、糸ふけを巻き取って大きく竿を立てて合わせます(大物の場合、早合わせよりもしっかり食い込ませてから合わせた方が良いこともあります)。ヒット直後は真鯛が猛ダッシュすることが多いので、ドラグはやや緩めに設定しておき、最初の突っ込みはドラグを滑らせていなすようにしましょう。強引に止めようとしてドラグを締めすぎると高切れの原因になります。
- ファイト中盤: 真鯛が走ったら、ロッドの弾力を活かして耐えます。竿はできるだけ立て気味にし(角度45度〜60度程度をキープ)、魚の引きを竿全体で受け止めるイメージです 。ドラグがジリジリ出るうちは無理に巻かず耐え、魚が止まったら巻く、といった**「出す・止める・巻く」の繰り返し**が基本です。大鯛相手でも決して竿をあおり過ぎず、ラインテンションを一定に保ちながら体力を奪っていきましょう。
- 取り込み(ランディング): 魚が弱って浮いてきたら、最後はタモ網で掬います。あらかじめ大型の玉網を用意し、足場に置いておきましょう。魚体が見えても決して油断せず、ゆっくりと自分の足元まで寄せてきます。真鯛は最後の最後に暴れることも多いので、寄せては巻き、寄せては巻きで慎重に距離を詰めてください。十分浮かせてから、波に合わせて玉網を入れ、一発で捕獲します。もし玉網準備に手間取る場合は、同行者に頼むのも手です。
ファイト全体を通じて大事なのはドラグ調整です。事前にドラグをしっかり整備し、スムーズに出る状態にしておきましょう 。真鯛とのやり取りではドラグ音が鳴り響くほどの壮絶な引きを味わえますが、焦らずゆったり構えるのが成功の秘訣です。
釣れない時のチェックポイント
最後に、真鯛が釣れないときに見直すべきチェックポイントを整理しておきましょう。初心者が陥りがちな落とし穴を一つ一つ潰していくことで、釣果アップにつながります。「棚が合っていない」「エサが残る(エサ取りにやられている)」「風が強く仕掛けが流されている」「コマセとエサの落下位置がバラバラ」「仕掛けが絡んでいる」といったポイントを順番に確認してみてください。
棚が合っていない
まず真っ先に疑うべきは棚(タナ)の設定です。繰り返しになりますが、真鯛のいる層から外れていると一向にアタリは出ません。釣れない場合は思い切って棚を変更してみましょう。たとえば、最初に底付近を狙って釣れなければ少し棚を上げて中層を探る、逆に中層狙いで反応がなければ底ベタまで下げてみる、といった大胆な調整も時には必要です。釣り場の水深や地形にもよりますが、「いつも底から◯m上で釣れるとは限らない」ので、釣れないと感じたらその固定観念を捨てて棚を探り直しましょう。「棚が合えば真鯛は釣れる」——ベテランほどこの言葉を口にします。こまめな棚調整が釣果への近道です。
エサが残る or すぐになくなる
仕掛けを回収したとき、付けエサが毎回そのまま残っている場合は、本命の真鯛どころか他の魚にも相手にされていない状態です。つまりポイントに魚が来ていないか、エサが合っていない可能性があります。この場合、撒き餌が効いていないと判断して打ち返しの頻度を上げるか、思い切って時間帯や場所を変えることも検討しましょう 。朝マヅメだけやってみるとか、ポイントを少し移動してみるだけでも状況が変わる場合があります。
一方、付けエサが毎回瞬殺で取られて無くなる場合はエサ取り(フグやネンブツダイなど小魚)が多すぎる状態です。対策としては、エサを硬めのもの(ボイルオキアミや練りエサなど)に変える 、針を大きくして小物が食べにくくする、あるいはエサ取り層をかいくぐるため棚を深くするといった方法があります。また、最初からエサ取りが多い季節・場所だと分かっている場合は、付けエサにイカ短冊や魚の切り身、練り餌など取られにくい餌を用意しておくのも手です。エサ取りに悩まされてばかりでは肝心の真鯛も釣れませんから、状況に応じて餌や釣り方を柔軟に変えてみてください。
風が強い(仕掛けが流される)
風が強い日は仕掛けのコントロールが難しく、思うようにポイントを探れません。向かい風では遠投距離が落ち、横風ではウキが流されて狙った棚にエサを留めにくくなります。強風時の対策としては、普段より重めのウキ・カゴを使って仕掛けを安定させる、ラインを太めにして風の抵抗を受けにくくする、あるいは思い切って風裏のポイントへ移動するといった方法があります。また、強風下ではウキの変化も見極めづらいため、普段以上に集中してウキを見る必要があります。特に追い風でラインが押さえ込まれる状況では、わずかな沈み(アタリ)を見逃さないよう注意しましょう。逆に風が仕掛けを押し流してしまう場合は、上記のような対策に加え、仕掛け投入後にしっかり糸ふけを取っておくことで多少改善できます。風との戦いも釣りのうち、臨機応変に対応しましょう。
コマセとエサがバラバラに落ちている
撒き餌と付けエサの同調が取れていないと、どれだけ魚がいても食わせることができません。毎回付けエサだけがコマセと違う方向に流されていたり、沈下スピードが合っていなかったりすると、真鯛は付けエサに気付かないのです。釣れないときは付けエサとコマセの位置関係をチェックしてみましょう。
解決策は上でも述べた通り、投入後すぐに竿をシャクってコマセを拡散させる 、エサのサイズ・比重をコマセに近づける等です。特に遠投カゴの場合、カゴからコマセが出るタイミングと付けエサの沈下タイミングを合わせるのが重要です。仕掛け投入から数秒後に竿を煽ってカゴの中身を出し、付けエサがその中を漂うように意識します。また、コマセが効いてくるまでの間(投入後しばらく)はアタリが早めに出ることが多いので、逆に付けエサが長時間残ってしまうようなら同調できていないと判断できます 。そういうときは焦らず一旦回収し、再度コマセたっぷりで投入し直すくらいの気持ちで挑みましょう。
仕掛けが絡んでいる
意外と見落としがちなのが、仕掛けの絡みトラブルです。遠投カゴ釣りはハリスが長いため、キャストの際や着水時にハリスが道糸やカゴに絡んでしまうことがあります 。仕掛けが絡んでしまうと付けエサは狙った棚に届かず、どんなに粘っても釣れません。もし仕掛けを回収したときにハリスがグチャグチャに絡んでいたり、ハリが道糸にグルグル巻き付いていたら、その一投は「仕掛けが絡んだまま放置されていた」可能性が高いです。
仕掛け絡みを防ぐには、キャスト時の工夫が必要です。竿を振り切る際に穂先から仕掛けをスムーズに送り出し、カゴが先行して飛ぶように投げます。特にハリスが長い場合、投げる瞬間に竿先付近でハリスが風を受けて舞い上がりやすいので、横風が強い日は無理せず短めのハリスに変更するのも手です。また、絡み防止グッズ(夜光パイプやパワーノットシンカーなど)も市販されていますので活用しましょう。毎投仕掛けがちゃんと機能しているかを確認することは釣果に直結します。釣れないと感じたら、一度仕掛けを回収して絡みやヨレがないかチェックし、必要なら交換・修復を行ってください。
まとめ
この記事では、真鯛カゴ釣りの基本と実践テクニックについて徹底解説しました。最後に重要ポイントを振り返っておきましょう。
- 真鯛はカゴ釣りと相性抜群: コマセで魚を寄せつつ遠投で沖の真鯛を狙えるカゴ釣りは、誰にでも大物に出会えるチャンスがある釣法です 。初心者でもポイントを自分で作れるので、大鯛との遭遇率が高まります。
- 大鯛を釣るには「棚・エサ・ハリスの長さ」が最重要: 真鯛攻略のキモは適切な棚設定とエサ選び、そして長めのハリスによる自然な演出です。底から数m上の棚を狙い 、状況に応じてエサを使い分け 、ハリスは2〜3ヒロ程度で違和感を消す。この黄金パターンがハマれば大型マダイも怖くありません。
- 初心者でも基本パターンを守れば釣果が出る: カゴ釣りは仕掛けや攻め方の定石がはっきりしています。半遊動仕掛けで棚を合わせ、朝夕のマヅメを狙い、テンポよくコマセを打ち返す ——こうした基本を忠実に実行すれば、経験が浅くても真鯛の姿を見ることは十分可能です。実際、「最初の1匹目に出会いやすい釣法」との声もあります 。
- さらなるレベルアップは関連記事もチェック: 真鯛カゴ釣りを極めたい方は、「真鯛タックルの選び方」「真鯛仕掛けの作り方」「真鯛シーズン攻略」といった関連記事もぜひ参考にしてみてください。より深い知識とテクニックが身につき、釣果アップに直結するでしょう。
この記事を参考にすれば、あなたも次の釣行で自信を持って真鯛の大物に挑めるはずです。カゴ釣りなら初心者でも十分に真鯛ゲームを楽しめます。ぜひ次の週末には、ここで紹介した黄金パターンを実践してみてください。憧れの大鯛を手にした瞬間、きっと釣りの楽しさに目覚め、あなたのアウトドアライフはさらに充実したものになることでしょう!



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