「何時間も投げ続けているのに、全く反応がない…」──そんな淡路島ロックフィッシュ初心者に多い悩み。実は“釣れない原因”の多くは、ワームとリグの選び方にあります。アコウ(キジハタ)やガシラ(カサゴ)は夜行性で警戒心が強く、わずかなシルエットや動きの違いで食う・食わないが決まる魚です。筆者自身、淡路島でロックフィッシュを狙い始めた当初はこの点を見落として何度も悔しい思いをしましたが、経験を積む中で適切なワーム選択とリグ設定が釣果に直結することを痛感しました。
この記事では、淡路島でロックフィッシュ(アコウ・ガシラ)を狙う際に「釣れない」を「釣れた!」に変えるためのワーム形状・カラー、リグの組み方、さらに状況別のセッティングを詳しく解説します。この記事を読めば、あなたも次の夜釣りで確実に“生命感のあるバイト”を感じられるはずです!
ロックフィッシュが釣れない原因とは?
ロックフィッシュ狙いで坊主(釣果ゼロ)に終わってしまう人には、いくつか共通の原因があります。魚がエサだと認識しづらいアプローチをしていたり、攻めるべきポイントを避けていたりと、実はちょっとした工夫不足が「釣れない」原因になっているケースが多いです。ここでは、淡路島でアコウやガシラを狙っていて釣果が出ない場合によくある原因を見ていきましょう。
アコウ・ガシラは“目”より“波動”を重視する魚
夜は視覚より波動で獲物を探知する傾向があります。暗い海中ではアコウやガシラは視力だけに頼れず、エサが発する水の振動(波動)を敏感に感じ取っています。そのためワームの形状やリグバランスが適切でないと、水中で十分な波動を生み出せずスルーされてしまうのです。例えば、細長いストレートワームをただ引くだけでは波動が弱く、魚に気付いてもらえないことがあります。反対にカーリーテールやクロー系(ハサミや脚付き)のワームを使えば、わずかな水流の変化でもパタパタ動いて強い波動を発生します。夜釣りでは**「魚に見つけてもらう」ために波動を意識したワーム選びとリグ設定**が重要です。さらに潮流や明暗の変化に合わせて波動をチューニングする(例:潮が速い場所では大きめのワームで強波動、潮止まりでは小さめでナチュラル波動にする等)ことが鍵になります。
カラー選びの失敗が釣果を左右する
ワームカラーの勘違いも釣果に影響します。夜釣りでは「とにかく目立つ派手色を使えば良い」と思われがちですが、実は状況によって適切な色は変わります。常夜灯周りのように明かりがある場所ではクリア系など自然になじむ色のほうがスレにくいですし、真っ暗な場所や濁りが強い場合はグロー(夜光)やホワイト系で存在感を出すのが有効です。また「目立たせる色」と「シルエットを活かす色」を混同しているケースもあります。例えば月明かり程度のぼんやりした明るさなら、派手色よりブラック系の方がかえってシルエットがはっきり出て魚にアピールできることもあります。このように、明暗差や水質に応じてカラーを使い分けられないと釣果が伸びないのです。本記事後半の「ワームカラーと使い分け」でも詳しく解説しますが、夜釣りでは状況に合った色選びがとても重要になります。
根掛かり回避を意識しすぎて攻めきれていない
ロックフィッシュゲームでは根掛かりとの戦いがつきものです。特に初心者の方は「高価なワームやリグをロストしたくない」「引っかかったらどうしよう」と不安になり、ついテトラ際やボトム付近を避けてしまうことがあります。しかし、大型のアコウや良型ガシラほどテトラの奥の穴や岩陰、ボトムの起伏に潜んでいるものです 。根掛かりを恐れて表層ばかり探っていては肝心のポイントにアプローチできず、“魚のいる場所にルアーが届いていない”状態になりがちです。そこで必要なのが**「攻めるための根掛かり対策」です。たとえばオフセットフックを使うテキサスリグや、シンカーとフックが分離したジカリグを活用すれば、障害物周りでも比較的引っかかりにくくなります。さらにリグ回収時にはロッドを立てて一気に回収する**、潮位が高い時間帯を狙って根が露出しにくい状況で攻めるなど工夫することで、根掛かりリスクを減らしつつ果敢にポイントを攻めきることが可能です。淡路島流の攻略法は「根を怖がらず、根と対話する釣り」。多少のリスクを取ってでも根周りを攻めることで、今まで出会えなかった大物に巡り会えるはずです。
淡路島で狙えるロックフィッシュの種類と特徴
淡路島で陸から狙える代表的なロックフィッシュには、高級魚として知られるアコウ(キジハタ)と、港でも手軽に釣れるガシラ(カサゴ)の二種類がいます。それぞれ習性や好みが異なるため、狙い方も若干変える必要があります。
まずはこの2種の特徴を押さえて、ターゲットごとの戦略を立てましょう。
アコウ(キジハタ)
- 生息環境と習性: アコウは瀬戸内や淡路島周辺で「キジハタ」とも呼ばれる根魚で、その美味しさと希少性から“幻の高級魚”とも言われます。淡路島では潮通しの良い岩礁帯や沈み根周りに潜んでいることが多く、日中は穴の中や障害物陰にじっとしています。夕方から活発にエサを探し始める夜行性で、特に夕マヅメから夜半にかけて活性が上がりやすい傾向です 。賢い魚で警戒心も強いため、簡単には飛び出してきません。
- 攻略ポイント: アコウを釣るには**「いかに食わせるか」がポイントです。素早く動くものより、ゆっくり目でじっくり見せる動きを好む傾向があります。例えば甲殻類を模したクロー系ワームをボトム付近でゆっくりシェイクしたり、小刻みなリフト&フォールで長くフォール時間を取ってやると、岩陰からそっと出てきてバイトすることがあります。また餌付きの良い時間帯を逃さないことも重要です。夕暮れ〜日没直後は格好のチャンスタイムで、反応が薄くなった深夜帯でも潮の動き出し(満潮・干潮前後の潮止まり後30分程度)**に一瞬活性が上がることがあります。根気よく狙いながら、アコウが動き出すタイミングに合わせて食わせの間を作りましょう。
ガシラ(カサゴ)
- 生息環境と習性: ガシラは関西での俗称で、正式名称はカサゴです。淡路島では防波堤のテトラ周りや港内の障害物周りでも普通に釣れる、ロックフィッシュ入門に最適な魚です。小型が多いものの数が多く、穴釣り(テトラの隙間を狙う釣法)では入れ食いになることもあります 。夜行性ではありますがアコウほど時間帯にシビアではなく、夜から早朝にかけて広く狙えます。特に夜明け前の薄明るくなる時間帯は活性が高く、浅場でも連発することがあります。日中でも岩陰やテトラ穴を探ればポツポツ釣れるタフな魚です。
- 攻略ポイント: ガシラは活性が高く食い意地が張っているため、初心者でも比較的簡単に釣果を出せます。ストレートワームからグラブ系まで幅広く反応し、多少動きが単調でも食ってくる懐の深さがあります。実際、3インチ程度のストレートワームをテキサスリグにしてテトラ際をリフト&フォールするだけでも、小気味いい「ココッ」というアタリが頻発するでしょう。サイズアップを狙うなら防波堤の先端付近や外洋に面した岩場がおすすめで、大型の個体は小魚を捕食していることも多いです。この場合はシャッドテール系ワームをゆっくりただ巻き(スイミング)して、中層〜ボトム付近を探ると20cm超の良型ガシラがヒットすることがあります。とはいえ基本的には足元の穴からでも釣れるお手軽ターゲットなので、まずは数を釣って当たりを楽しみ、アコウ狙いの練習相手になってもらうのも良いでしょう。
狙う時間帯と潮の関係
- 夕マヅメ〜深夜はアコウ、夜明け前はガシラ狙い目: 時間帯によるターゲットの狙い分けも意識しましょう。アコウは夕マヅメから夜の前半(おおよそ日没後〜23時頃)にかけて餌を求め活発に動きます 。実際、瀬戸内側では「ナイトゲームがメイン」と言われるほど夜に釣りやすい魚です 。一方、ガシラは夜間ずっと狙えますが、特に夜明け前後にかけて動きが良くなる傾向があります。明け方には小魚などのベイトも動き出すため、それを狙って浅場に出てくる個体が増えるからです。
- 潮回りと釣果: ロックフィッシュは潮の動きにも敏感です。ベストなのは「釣りがしにくくない程度に潮が動いている状態」で、逆に潮が全く動かない凪状態や激流すぎる状況は良くありません 。特に注目したいのが満潮・干潮前後の“潮止まり”です。潮が止まるタイミングは一時的に食いが落ち着くことが多いのですが、止まりから動き始めた直後の30分ほどは絶好のチャンスタイムになることがあります。「潮が緩んだ瞬間にアタリが連発した」という経験を持つ釣り人も多いでしょう。淡路島でも満潮直後や干潮上げ始めにヒットするケースがよく見られます。時間帯と合わせ、潮位・潮流もチェックして釣行計画を立てると、効率よく良い時間帯にポイントへ入れます。
夜釣りで結果を出す!おすすめワーム5選
「ワーム選びが釣果を左右する」と言っても、初心者にはどれを使えばいいか迷ってしまいますよね。ここでは淡路島のロックフィッシュ狙いで実績の高い鉄板ワーム5種類を紹介します。いずれも現場で信頼できるルアーばかりで、それぞれ最適なリグやおすすめカラー、淡路島での具体的な使用シチュエーションについても触れていきます。この5つを押さえておけば、きっと夜のロックフィッシュゲームで心強い武器になるでしょう。
① エコギア「バグアンツ」
- ロックフィッシュ用ワームの定番中の定番とも言えるクロー(甲殻類)系ワームです。扁平なボディにたくさんの脚や触手が付いたエビ・カニ型で、水噛みが抜群。 わずかな水流でもパーツが細かく動き、強い存在感の波動を生み出します。特に両サイドに大きく張り出したハサミ(パドル)が、ボトムバンピング時に「ヒラヒラ」と倒れ込む動きをしてアピールするのが特徴です。スローにズル引きすればナチュラルに、ロッドで煽れば力強い水押しを発生させ、広範囲から根魚を引き寄せる力があります。
- 最適リグ: バグアンツはボトムの一点で誘う釣りに向いており、ズバリテキサスリグやジカリグとの相性が抜群です。障害物の隙間に落とし込んでチョンチョンと誘う釣りではゼロダン(直リグ)が効果的で、ピンスポットでの食わせに向いています 。広めに探りたいときやリフト&フォール主体ならビフテキリグ(ヘビーなジグヘッドにオフセットフックを付けたようなリグ)が良く、効率よく探れます 。根掛かりが少ない場所ならジグヘッドリグもOKです。いずれにせよボトム付近をじっくり探るリグセッティングで本領を発揮するワームと言えます。
- おすすめカラー: 夜釣りではグロー系(発光色)や濁りに強いチャート系が人気ですが、バグアンツならではのカラーとしてオレンジや赤系のエビっぽい色も試してみてください。アコウ狙いではオレンジやクリアレッドでリアクションバイトを誘発した例も多くあります。反対に常夜灯下では透明感のあるスモークやクリアシルバーが効果的です。カラーラインナップが豊富なので、明滅の状況に合わせたローテーションが可能です。
- 淡路島実績ポイント: 磯場やゴロタ浜が点在する南淡エリアの地磯でバグアンツは実績十分です。例えば福良エリアのゴロタ浜では、テキサスリグにバグアンツ3インチ(パールグローカラー)をセットし、満潮前後のタイミングでボトムをネチネチ探ると40cm級アコウがヒットした例があります。テトラ帯でもゼロダンリグで穴を丁寧に探れば良型ガシラが連発することがあります。**「困ったらバグアンツ」**というほど信頼できるワームなので、一袋持っておいて損はありません。
② グラスミノーM
- グラスミノーはエコギアの名作シャッドテール系ワームです。小魚を模した細身のボディに小さなテールが付いており、引くだけでテールがピロピロと泳いで弱々しいベイトフィッシュの動きを演出します。サイズはS・M・Lとありますが、Mサイズ(約3インチ前後)がロックフィッシュには程よい大きさです。動きは派手すぎずナチュラルなので、魚に違和感を与えにくく幅広い魚種に効きます。
- 最適リグ: グラスミノーMの真価はスイミング(泳がせる)釣りで発揮されます。そのためジグヘッドリグとの組み合わせがおすすめです。5〜10g程度のジグヘッドにセットし、中層からボトム近くを一定速度で巻いて探ればOK。テールが常に小刻みに動いてアピールしてくれるので、難しいアクションは不要です。またフリーリグにセットしてフォールで誘うのも面白い使い方です。シンカーが先行して沈み、その後ゆらゆらとワームが漂うので、活性が低い魚にも口を使わせやすいです。
- おすすめカラー: ナイトゲームにおいて、グラスミノーはパールホワイトやチャートリュース系が定番人気です。白系は月明かりの下でぼんやり光り、遠くからでも存在感を示します。チャート(蛍光黄緑)は濁り潮や常夜灯の明滅下で効果が高いカラーです。また**クリアベイト(ラメ入り透明)**なども、ベイトが豊富な状況でマッチザベイトさせたいときに有効でしょう。
- 淡路島実績ポイント: 洲本港など中淡エリアの港内でグラスミノーMは大活躍します。常夜灯が点在する洲本港では、夜間にアジや小イワシが群れることがあり、それを狙ってメバルやガシラが中層まで浮いてくることがあります。そんなとき**3〜5g程度の軽めジグヘッド+グラスミノーM(クリアホワイト系)**を投げ、常夜灯の明暗境目をゆっくりただ巻きすると、連続してバイトが得られます。広範囲に探れる分、「魚の居場所を見つける」スピードが速いのもメリットです。まずはグラスミノーで当たりを探り、反応があれば他のワームでじっくり攻めるといった使い方も効果的ですよ。
③ ジャッカル「チャンクロー」
- チャンクローはジャッカルがリリースするロックフィッシュ専用ワームで、甲殻類型+カーリーテールというユニークな組み合わせを持っています。 クロー系のガッチリしたシルエットに、くるりと巻いたカーリーテールが付属しているため、フォール中もただ巻き中も常にアピール強度MAX。テールが生み出す超強波動によって広範囲から魚に気付かせる力があります。「広い海でワームの存在を知らせるには強波動が一番手っ取り早い」というコンセプト通り、まさに最強クラスのアピール力を誇るワームです 。サイズ展開は3.5インチと4インチがあり、通常は3.5インチでOK。より大きい個体や深場狙いでは4インチでアピール力増強、という使い分けができます 。
- 最適リグ: チャンクローは基本的にボトム攻略用です。甲殻類パターン用のクロー系として設計されているため、テキサスリグやジカリグで岩礁帯の根周りを探るのに向いています。特にリフト&フォールとの相性が良く、リフト時に激しくアピールして魚に見つけさせ、フォールで食わせる、という王道パターンがハマります 。実績的にもリフト後のフォール中や着底間際でのヒットが多数報告されています 。またカーリーテール付きなので、スローリトリーブでもしっかりアクションします。ゆっくり巻いてくるだけでもテールが動き続けるので、魚がレンジを上がって追ってきてそのままバイトする、なんて展開も狙えます。根掛かりを避けたい場面では軽めのフリーリグでゆっくりフォールさせるのも有効です。
- おすすめカラー: チャンクローのカラーラインナップは8色程度と多くはありませんが、「これだけあれば十分」と言える定番色が揃っています 。夜釣りならばグローチャートシャッド(蓄光チャートリュースとシャッドのコンビ)が鉄板です。実際に、蓄光材をしっかり光らせてテトラ際へ落とし込んだところ、28cm級の記録的ガシラを引き出したというエピソードもあります 。他には定番のブラック系(シルエット重視)や、オレンジ/ゴールドフレーク系(甲殻類を意識した色)もアコウ狙いで実績があります。
- 淡路島実績ポイント: 北淡エリアの岩屋港沖提(岩屋一文字)などテトラと駆け上がりが絡むポイントで好成績を収めています。例えば岩屋一文字の新波止先端付近、テトラ帯の隙間にチャンクロー4インチ(ブラック系)をテキサスリグで落とし込み、短いピッチでボトムパンピングして誘ったところ50cm近い大型アコウがヒットした例があります。また港湾部でも、「もっとアピール力を上げて大型を引き寄せたい」と思ったときにチャンクローを投入し、周囲の小型ガシラではなく隠れていた良型だけを抜き出すことに成功したという声もあります。 まさにビッグフィッシュキラーなワームと言えるでしょう。
④ メガバス「ロックホッグ」
- ロックホッグはメガバス社のロックフィッシュ用ホッグ系ワームです。丸みを帯びたボディ両側にフィン状のパタパタアームを備えており、僅かな動きでもこの腕がヒラヒラと波動を出します 。そのアクションは非常にタイトで小刻みで、まるで海底を逃げ惑うエビやカニを演出してくれます 。またボリュームあるシルエットの割に柔らかく水をしっかり掴む素材感で、繊細な操作にも反応してくれるのが魅力です 。更にエビフレーバー(エビの香り成分)も練り込まれており、一度咥えた魚がなかなか離さないという効果もあります 。サイズは2インチ台〜3インチで、小ぶりながらもアピール力と存在感を両立したデザインです。
- 最適リグ: ロックホッグはボトムパンピング(ボトムで細かくシェイクする誘い)に抜群の適性を持ちます。おすすめは軽めのテキサスリグやジカリグで、着底後にロッドティップを小刻みに上下させてワームだけその場でピクピク動かすようなイメージです。ロックホッグの両腕フィンがタイトに震え、まさに**「その場で威嚇する小エビ」**のような演出が可能です。 大きく移動させなくてもアピールできるため、一点シェイクで根魚を誘い出すのに最適です。また、キャスタビリティ(飛距離)が高い設計なので 、少し重めのシンカーと組み合わせれば沖の沈み根も直撃できます。足元から沖まで、ボトムを叩きながら探る使い方で大物実績が出ています。
- おすすめカラー: ロックホッグは定番の甲殻類系カラーがよく似合います。例えばモエビカラー(茶色系の中にオレンジやゴールドラメが入った色)やグリーンパンプキンなど、エビ・カニっぽい地味色でリアルに攻めると食い渋い魚も口を使うことがあります。一方でシナモンブルーフレークのような派手すぎない中間色は、夜の常夜灯下でシルエットを出しつつ適度に光を反射し、非常に実績が高いです。状況によっては先端にグロー素材を塗ってアクセントにする上級テクニックも有効でしょう。
- 淡路島実績ポイント: 南淡エリアの福良湾内はロックホッグで良型アコウが上がっているホットスポットです。特に福良の岸壁沿いは足元に岩場が沈んでおり、フリーリグ+ロックホッグ2.5インチを使って足元岩陰をボトムシェイクすると、日中居着いていたアコウが夜に出てきて食ってくるケースがあります。また仮屋漁港など北淡のテトラ帯でも、穴の中をロックホッグでネチネチ攻めて25cm超のガシラを複数仕留めた実績があります。「静と動」を小刻みに演出できるロックホッグは、淡路島のあらゆる根魚ポイントで活躍してくれるでしょう。
⑤ ダイワ「ロッククロー2.5」
- ロッククロー2.5インチは、小型〜中型の根魚を効率よく狙うためのコンパクトなクロー系ワームです。エビやカニを模したボディに反り返った大きなハサミが付いており、サイズは小さいながらも存在感のあるパーツで水を攪拌してアピールします 。特に2.5インチという食べごろサイズがミソで、活性が低い時や小型の餌しか追っていない状況でも口を使わせやすいです。「数釣りしたい」「とにかくボウズを避けたい」ときの強い味方になります。
- 最適リグ: このサイズのワームはライトなリグでこそ真価を発揮します。おすすめは軽量ジグヘッドリグ(1.5〜5g程度)でテトラ際の穴や壁際を丹念に探る釣りです。小型オフセットフックを使ったスプリットショットリグ(シンカーを少し離してセットする仕掛け)でゆっくりフォールさせても効果的です。要するに**「繊細に見せて食わせる」**方向のリグが合っています。大型狙いには不向きですが、その分スナッグレス性能より操作性重視でOKなので、初心者でも扱いやすいライトタックルで攻められます。
- おすすめカラー: 小型狙いとはいえカラー選びは重要です。夜のガシラ狙いなら定番はグロー(夜光)カラーで、小さなワームでも光らせて存在感を出せば寄せ効果が高まります。またピンクやオレンジなどの暖色系も、濁りが入ったときに有効なことが多いです。逆にクリア系(クリア+ラメ)はスレた状況で活躍します。エコギアのロッククローには「熟成アクア」シリーズ(集魚剤入りのソフトルアー)もあり、そちらは匂いと味で食い込みを促進するのでより食わせ能力が高いです。色は限定されますが、例えばホヤイエローといった変わり種も根魚に効果抜群です 。
- 淡路島実績ポイント: 足場の良い港内テトラや岸壁でこのワームは無敵です。例えば仮屋漁港のスロープ周辺では、夜に集まる小魚を狙って小ガシラが多数着くポイントがあります。そこで**2gジグヘッド+ロッククロー2.5(夜光ホワイト)を使い、岸壁沿いをフォール&ステイで誘うと次々に小気味いいアタリが得られます。型は小さいですが短時間で数釣りが楽しめるでしょう。また洲本港の内向きテトラ帯では、穴釣り仕掛け代わりにロッククローを落とし込んで20cm前後を連発させた例もあります。「数釣りしたいときの秘密兵器」**としてタックルボックスに忍ばせておきたいワームです。
釣果を変えるリグセッティングと使い方
ワームの性能を最大限に活かすには、それに合ったリグ(仕掛け)選びとセッティングが不可欠です。同じワームでもリグ次第で動きが変わり、魚の反応も大きく変化します。この章ではロックフィッシュ狙いの定番リグ3種類について、そのメリットや効果的な使い方を解説します。それぞれ根掛かり回避能力やアピールの仕方が異なるので、ポイントの状況に応じて使い分けましょう。
テキサスリグ
- 特徴と利点: テキサスリグはバレットシンカー(砲弾型オモリ)とオフセットフックを組み合わせたリグで、根掛かり回避能力に優れた王道リグです 。シンカーが先頭で障害物を乗り越え、フック先端はワームに隠れているので、岩やテトラに当たっても引っかかりにくい構造になっています。ロックフィッシュゲームでは最もポピュラーで、ボトムを探る釣りの基本とも言えるでしょう。
- セッティングのコツ: シンカーの重さはポイントの水深や風・潮によりけりですが、7g〜14g前後が淡路島の陸っぱりでは扱いやすいです。浅場や潮が緩い時は軽め、深場や潮流が速い外洋側では14g程度まで上げて飛距離と沈下速度を確保します。シンカーの前にビーズを挟むのも効果的です。ガラスや真鍮製ビーズを入れておくと、シンカーとぶつかって「カチカチ」という音や光沢を発し、波動と聴覚的アピールがプラスされます。
- 使い方: ボトムを取ったら、ズル引きやリフト&フォールで探ります。基本は**「根に沿わせるようにゆっくり引いてステイ」の繰り返しです。根に当たったら軽く持ち上げてかわし、また底に置くイメージで攻めましょう。時折ロッドをあおってシンカーを跳ね上げると砂煙が立ち、魚に発見されやすくなります**。ここで大切なのがフォールスピードの調整です。重いシンカーだと素早く落ちますが、その分魚に見切られやすいことも。アコウなど食い渋るときはあえて軽めのシンカーに替えてゆっくりフォールさせ、食わせの間を与えると効果絶大です。「コツッ」とアタリがあれば、ラインを張りすぎないように送り込んでから一気にアワせ、根に潜られないようゴリ巻きで取り込みます。
ジカリグ
- 特徴と利点: ** ジカリグ(直リグ)はシンカーとフックが分離した構造で、シンカーにリングやワイヤーで直接フックを連結した仕掛けです。フリーフォール時にワームがシンカーとやや離れて漂うため、魚に違和感を与えず自然に見せられるのが強みです。またシンカーが直結ゆえに感度が非常に高く**、底質やバイトの伝わり方がダイレクトなのも魅力です。
- セッティングのコツ: ** ジカリグ用のシンカー(一体型)も市販されていますが、手持ちのナス型オモリ等にスナップでフックを付ける簡易ジカリグでもOKです。重さはテキサスと同様7〜14g程度が基本。フックはオフセットフックの縦アイタイプが使いやすく、シンカーと一直線になり操作性が良くなります。ポイントは「シンカーとワームが離れる時間を活かす」**ことなので、タングステンなど比重の高いシンカーでスッと先に落とし、ワームはふわっとあとから落とす…という演出が肝になります。
- 使い方: 岩場のピンポイント攻略にはジカリグが最適です。例えばテトラの穴や、ゴツゴツした磯の隙間に対し、穴の奥までスルッとリグを落とし込めます。着底したら軽く持ち上げては落とす(リフト&フォール)を繰り返すのがおすすめです。シンカー先行でストンと落ちた後、ふわふわ漂うワームに魚が食いつくイメージです。アタリが出なくても慌てず、何度かフォールさせて誘い続けると突然ゴンッ!と来ることがあります。また、リアクションバイトを誘う使い方も有効です。わざとシンカーを岩にぶつけてコツコツ音を立てたり、ボトム着底後すぐ素早く持ち上げて逃げる小魚を演じたりして、魚の捕食スイッチを刺激します。ジカリグはフォールの見せ所と高感度を両立したリグなので、スローな誘いと俊敏なリアクション、このメリハリをつけることでハタ類の好奇心に火を付けられるでしょう。
フリーリグ
- 特徴と利点: フリーリグは、シンカーを固定せずラインに通しただけの状態で使うリグです。シンカーには穴あきの銃弾型(シンカー単体はテキサスシンカーでも可)を用い、シンカーとフックの間にストッパー等は入れません。これにより、シンカー着底後もワーム単体がナチュラルに漂う時間が生まれます。魚にとってはエサがふわふわ落ちてくるように見えるため、警戒心が強い状況でも口を使いやすい利点があります。特に喰い渋り時の切り札として知られ、バス釣りなどでも定番化しています。
- セッティングのコツ: シンカー重さは状況次第ですが、淡路島のロックフィッシュでは5〜10g程度の軽めが扱いやすいです。あまり重すぎるとシンカー落下の勢いが強くなりすぎてワームが自然に追従しづらくなるためです。逆に軽すぎると飛距離が出ませんのでバランスが大事です。**ラインの先には必ずスイベル(ヨリモドシ)**を付けておきましょう。でないとシンカーがフリーで動くぶん、ラインヨレが発生しやすいからです。フックはオフセットでOKですが、ワームの動きを妨げないよう気持ち小さめを選ぶと良いでしょう。
- 使い方: アコウが全然ルアーを追わない…そんな渋い夜にこのフリーリグが威力を発揮します。狙い目は夜の潮止まり前後です。まず遠投し、シンカーの重みで一気にボトムまで沈めます。シンカーが着底したらラインを張らず緩めずのテンションにしておくと、ワームだけがゆらゆらと遅れてフォールしていきます。この**「間」を作る演出**がキモです。魚がワームを咥えたら、ラインの先のシンカーはまだ底にある状態なので違和感なく持っていきます。アタリがあればスイープにアワせましょう。なお誘い方としては、一度シンカーを持ち上げてまた落とすという動作を何度か繰り返すと、その度にワームがふわふわ舞い、食わせのチャンスが増えます。活性が低いアコウに対し「スローに見せて食わせる最終兵器」として覚えておきたいリグです。
淡路島で反応が良いワームカラーと使い分け
夜釣りではワームカラーの選択が昼以上に重要です。淡路島の海況や光量に合わせて適切な色をチョイスすることで、劇的に釣果が変わることもあります。ここでは代表的なカラー4種類と、その使い分けポイントを紹介します。どれか一つに頼るのではなく、状況に応じたカラーのローテーションでロックフィッシュの反応を探ってみましょう。
クリア系
- 透明もしくは半透明なボディにラメが入ったクリア系カラーは、光がある場所でナチュラルに演出できる色です。常夜灯下のように水中が明るい場面では、下手に派手色を使うと魚に見切られたりスレたりしやすいですが、クリア系ならベイトフィッシュのように馴染んでくれます。「そこに小魚がいる」と魚に思わせつつ、違和感なく口を使わせる効果があります。
- 使い所: 常夜灯の明暗境界線や、月夜で水面近くが照らされている状況で有効です。例えば洲本港の明るいエリアでメバルや小型ガシラを狙う場合、クリアシルバーラメのワームを中層ただ巻きすれば自然な反応が得られます。また日が沈んだ直後のまだうっすら明るさが残る時間帯にも効果的です。夕マヅメの薄明かりでは魚も警戒しやすいですが、クリアならプレッシャーを与えません。活性が高いときより、むしろスレ気味のときに投入してみてください。
グロー系
- グロー(夜光)系カラーは、その名の通り暗闇で蓄光塗料が光を放つカラーです。完全な漆黒状態でもぼんやりと発光するため、魚からの視認性が抜群です。特に濁りが入って水中で視界が悪いときや、新月でほんのりも月明かりもない暗夜では、グローが生命線になることもあります。「夜釣り最強カラーはやっぱりグロー」と語る釣り人も多いほど信頼度があります。
- 使い所: 濁り潮や月明かりゼロの真っ暗な夜が最適です。例えば雨後で海が濁った夜にアコウを狙う場合、グローカラーをしっかり光らせてからテトラ際に落とし込むと、暗闇でもワームを見つけてもらえます。潮が動き活性が高まっている夜にはグローでアピールを強め、逆に寄せすぎてショートバイト(ついばむような食い)ばかりになるときは別の色に変える、といった使い分けもありです。なお、グローは蓄光が命なので、釣り場でも時々ライトで照射して発光力を維持するのを忘れずに。
赤・オレンジ系
- 赤やオレンジといった暖色系カラーは、水中でシルエットがはっきりしやすく、また甲殻類の色にも似ているためアコウへのアピール力が高い色です。特にアコウはエビやカニを好むと言われ、オレンジや赤はそのイメージに合致します。それ以上に重要なのは、**魚の本能的な捕食スイッチを押しやすい「興奮色」**である点です。リアクションバイト(瞬間的な食いつき)を誘う際に効果的だとされています。
- 使い所: ローテーションの第一投目としてもおすすめです。夜釣りで何色を試すか迷ったら、まずは赤系かオレンジ系を投入してみるとよいでしょう 。反応が薄ければホワイトやグローに変える、といった基準にもなります 。淡路島でも実績が多く、例えば岩屋漁港の外向きテトラで夕まずめ直後にオレンジのクロー系ワームをフォールさせたところ、暗くなる寸前に良型アコウが飛び出してきたケースがあります。暗所でもシルエットが出やすいので、満月に近い夜など多少光がある環境下でも活躍します。もちろんガシラにも効きますが、特にアコウ狙いの本命カラーとして熱い色です。
ブラック・パープル系
- 黒や紫などのダークカラーは、光を通さないためシルエットがくっきり出るのが強みです。夜釣りでは一見地味に思えますが、実は月明かりや街灯の薄明かりがある状況下で非常に有効です。魚は下から上を見上げる形でルアーを捉えるため、背景が明るければあるほど暗い色のシルエットが浮き上がって見えるのです 。パープル系も黒に近い扱いで、わずかに明滅する光に対しナチュラルなシルエットを保ちます。
- 使い所: 月夜や常夜灯の近くで試したいカラーです。例えば満月の晩に海面がうっすら明るいような夜、クリアや白だと返って周囲に溶け込んでしまいますがブラックなら魚からハッキリ見えます。また常夜灯がある場所でも、直接光が当たらない陰の部分で黒系ワームが強さを発揮することがあります 。淡路島の北淡エリア(岩屋など)は街灯が多い釣り場もありますので、そうしたポイントでは派手色に固執せず一度ブラックを投げてみる価値ありです。「暗い中ではグローや白が強いが、明かりがある所では黒も効く」というセオリーを覚えておくと、カラー選択の幅が広がるでしょう。
実績ポイントと攻め方
淡路島にはロックフィッシュの好ポイントが島内各地に点在します。エリアごとに地形や環境が異なり、狙い方も少しずつ変わってきます。ここでは北淡・中淡・南淡の代表的エリアについて、実績のあるポイント名と効果的な攻め方を紹介します。釣行プランを立てる際の参考にしてください。
北淡エリア(岩屋港・仮屋漁港)
- ポイント環境: 北淡路(淡路島北部)には本土に面した港が点在し、特に岩屋港と仮屋漁港は人気の釣り場です。岩屋港は明石海峡大橋の真下に位置し、外洋からの潮通しも良好。大きな一文字(沖堤防)やテトラ帯があり、実績としてはアコウもガシラも狙えます 。仮屋漁港もテトラが積まれた防波堤があり、夜になると小魚を求めて根魚が寄ってきます。
- 攻め方: これらの港で共通するのは常夜灯などの明暗差を活かした攻めとテトラ帯の際攻めです。常夜灯周りでは、光に集まるベイトを狙って根魚が明暗の境目に待ち構えています。したがって、明るいところから暗い方へワームを通す、もしくは暗いところから明るい筋へワームを泳がせることでバイトを引き出せます。グラスミノーのスイミングや、チャンクローのフォールで対応しましょう。テトラ帯では穴の中を丁寧に探るのが大型への近道です。テキサスリグやジカリグで隙間に落とし込み、ボトム付近をネチネチ探ります。特に岩屋一文字のテトラ際では過去に45cm級キジハタの実績もあり、恐れず奥まで入れることが肝心です。北淡エリアは交通の便も良く足場も比較的安定していますので、初心者の練習場としてもおすすめできます。
中淡エリア(洲本港)
- ポイント環境: 中部の洲本港は淡路島有数の大規模港湾です。港内はライトゲームの好ポイントとして有名で、サビキ釣りでアジが狙えたり、メバルやガシラのポイントも豊富です。常夜灯が各所にあり、夜間はプランクトンや小魚が集まりやすく、それを追って根魚も接岸します。地形は水深が浅すぎず深すぎず、岸壁沿いでも3〜5m程度あります。
- 攻め方: 洲本港で鍵になるのは常夜灯周りの中層アプローチです。メバルや小型ガシラはエサを求めて中層付近まで浮いてくることが多いため、底ベタリよりむしろ中層〜ボトム手前を探ったほうが効率的です。おすすめはジグヘッドリグでのただ巻き。例えば3gジグヘッドにグラスミノーMを付けて常夜灯の明かりの届く範囲をゆっくり巻いてくると、コツコツと前アタリが出てからガツンと本アタリが来るでしょう。アコウに関しては港内ではサイズが出にくいですが、港外の消波ブロック周辺や少し沖目の砂地との境目で狙えることがあります。その際は一旦ボトムまで落とし、砂地をズル引きしながら根が点在するところでリフト&フォール、といった探り方が有効です。洲本港は足場が整備され安全なため夜釣り初心者にも優しいポイントです。常夜灯の下でぜひ中層リトリーブの練習をしてみてください。
南淡エリア(福良湾・伊毘漁港)
- ポイント環境: 南あわじ市周辺は太平洋(紀伊水道)側に面しており、やや荒めの海況と起伏に富んだ地形が特徴です。福良湾は湾奥に港がありますが、一歩外に出れば岩礁帯が広がるアコウの好適地です。伊毘(いび)漁港も南端近くに位置し、すぐ沖に沈み根や駆け上がりが点在しています。潮通しが良いぶん大型魚の可能性も高いですが、その分足場や風には注意が必要です。
- 攻め方: 南淡エリアでは本格的な根周り攻略がテーマになります。福良周辺の地磯や磯混じりの堤防では、重めシンカーのテキサスリグでしっかりボトムを取り、根の起伏を感じながら探ることが欠かせません。潮流が速い時は14g以上のシンカーでないと底が取れないこともあります。そういう場面ではビフテキリグや重ジカリグで一気に底まで送り、根と根の谷間を丁寧に探りましょう。伊毘漁港では外側テトラ帯の先に沈み根が潜んでおり、フリーリグで少し沖に投げて駆け上がり沿いを攻めると実績があります。具体的にはフリーリグ+バグアンツ4インチで、満潮前後の潮が緩む時間にスローな誘いを入れて50cmクラスのキジハタを仕留めた例があります。南淡エリアは一発大物が期待できる反面、海況変化も激しいので、ライフジャケット着用や複数人での行動など安全対策は万全にして挑みましょう。
釣果を伸ばすためのアクションと誘い方
ワームとリグを適切に選んだら、次は**アクション(操作方法)です。同じ仕掛けでもアクション次第で魚の反応は大きく変わります。ロックフィッシュゲームでよく使われる誘い方を3つピックアップし、その具体的なやり方と効果を解説します。状況に応じてアクションを使い分け、魚に「思わず食いついてしまう瞬間」**を演出しましょう。
ボトムパンピングでリアクションを誘う
- ボトムパンピングとは、ワームを底で小刻みに跳ね上げる動作のことです。ロッドティップを短い幅でシュッ、シュッと煽り、シンカーごとボトム付近で連続ジャンプさせるイメージです。砂煙や音で魚に気付かせつつ、急な動きでリアクションバイトを誘発できます。
- 効果的な場面: 根魚が底に貼り付いているが食い気がないとき、強制的にスイッチを入れるのに有効です。例えばテトラ帯の奥にアコウが居着いて動かない場合、目の前でバグアンツをボトムパンピングさせると、驚いて思わず口を使うことがあります。ガシラもエビが跳ねるような動きに反応しやすいです。
- 具体的なやり方: ワームを着底させたら、ラインスラックを少し出した状態で手首を小刻みに上下させます。だいたい5〜10cm持ち上げてストン、を連続して行う感じです。3〜5回パンピングしたら1〜2秒ステイ(停止)を入れると、その間に食ってくることも多いです。ロックホッグなどはこのアクションでフィンがパタパタ動き、リアクション効果抜群です。根掛かりには注意が必要ですが、多少スタックしても外れる範囲で小刻みに動かすのがコツです。
リフト&フォールでフォール中のバイトを拾う
- リフト&フォールはワームを持ち上げて落とす基本動作です。ゆっくり大きく竿を煽ってワームを上昇させ、その後テンションを緩めてフリーフォール(またはカーブフォール)させます。上昇で誘い、下降で食わせる、メリハリのある誘い方です。
- 効果的な場面: アコウなどはフォール中によくバイトしてくる魚です 。リフトで「ヒュッ」と逃げる動きを見せ、フォールで「フワ〜」と落ちてくる瞬間に思わず食いつくイメージです。活性が高めで魚がルアーを追う気になっている時や、広範囲を探る時に向いています。
- 具体的なやり方: まずボトムを取ったら、ロッドティップをゆっくりと大きく持ち上げます。目安として竿先を1メートル以上ぐっと上げる感じです。するとワームが底から跳ね上がります。次にロッドを元の位置に戻しながらラインテンションを緩め、ワームを自然にフォールさせます。フォール中はラインを凝視し、フッと止まったりピョンと動いたらバイトの可能性大です。多くの場合、アタリはフォール中か着底直前に出ます 。感じたらすぐにアワせましょう。チャンクローのようにフォール姿勢でアピールするワームとの相性が良く、リフトで寄せてフォールで食わせるのが基本パターンです。
ショートピッチでアピール→ステイで食わせる
- ショートピッチのアクションとは、ごく短い距離で細かく誘う動きのことです。5〜10cm程度ワームをチョンチョンと動かしては止め、を繰り返します。まるで小さなエビがちょこまかと逃げて、ふっと静止する様子を演出できます。
- 効果的な場面: 魚がルアーに興味は示すもののなかなか食い込まないときに有効です。例えば後を追ってくるけど見切ってUターンしてしまうケースでは、一瞬動きを止める「間」が足りないことが多いです。ショートピッチ→ステイのコンビネーションで**「追わせて食わせる」**ことが狙えます。
- 具体的なやり方: まず2〜3回、小さくシェイクするかロッドを小刻みに煽ってワームを小移動させます。イメージとしては5cm進んで止まり、また5cm進んで止まり…という感じです。これによって魚に「ん?何か小さい生き物がいるぞ」と気付かせます。次に**2〜3秒ステイ(静止)**させます。追尾してきた魚はこの止まった瞬間に「今だ!」とばかりに喰いつくことが多いのです。特に夜のアコウはスローな餌を好む傾向があるため、誘った後の間を長めに取ると効果的です。ガシラもまた、動きに反応して近づき止まった瞬間にパクリとやる習性があります。一連の動作を繰り返しつつ、アタリが出たら素早くアワせてください。ショートピッチはテキサスリグやジカリグでボトム付近を探るときにも有効で、「アピールと食わせのメリハリ」を意識した誘い方と言えます。
釣った魚を美味しく食べる!ロックフィッシュ簡単レシピ
ロックフィッシュゲームの醍醐味は、釣って楽しいだけでなく食べて美味しいことも挙げられます。淡路島の海の幸であるアコウやガシラは、新鮮なうちに調理すれば格別の味わいです。ここでは釣れたアコウ・ガシラの定番美味レシピと、持ち帰り時の下処理・鮮度キープのコツを紹介します。せっかく手にした獲物、最後まで美味しくいただきましょう。
アコウの刺身・煮付け
- 刺身: アコウ(キジハタ)は白身魚の中でも最高峰の旨さと言われます。釣り上げたらできれば活け締め(神経締め)と血抜きをしてクーラーで冷やし、持ち帰ってから刺身にするとぷりぷりの食感が楽しめます 。刺身にする際は三枚おろしにして皮を引き、薄造りにすると上品です。淡路島名産の甘い玉ねぎをスライスして敷き、その上にアコウの薄造りを並べると見た目も◎。わさび醤油でも良いですが、おすすめは**酢醤油+柑橘(スダチや柚子)**でさっぱりと頂く食べ方です 。白身の甘みと玉ねぎのシャキシャキが相まって、お箸が止まらなくなります。
- 煮付け: 刺身にした後、アラ(骨や頭)は是非煮付けで味わってください。醤油・酒・みりん・砂糖・生姜を合わせた甘辛い煮汁でコトコト煮れば、上品な脂が染み出して極上の煮付けが完成します。特にアコウのカマ(エラ周り)やホホ肉はゼラチン質たっぷりで煮付け向きです。仕上げに淡路島産の新玉ねぎ(時期には)を入れてさっと煮れば、玉ねぎの甘みも染みて絶品のおかずになります。釣った魚で一杯やるなら、この煮付けは外せませんよ。
ガシラの唐揚げ・味噌汁
- 唐揚げ: ガシラは小ぶりなものが多いので、丸ごと唐揚げがおすすめです。ウロコと内臓を取ってよく洗い、水気を拭いたら塩コショウで下味を付け、片栗粉をまぶしてカラッと二度揚げにします。骨までバリバリ食べられ、頭の奥に詰まった身やほほ肉の旨みが最高です。キャンプやバーベキューのお供にも最適で、淡路島の海辺で釣ってその場で揚げるという贅沢もできます。レモンを絞ってどうぞ。ビールとの相性は言うまでもありません!
- 味噌汁: ガシラは出汁がとても良く出る魚です。釣ったその日はアコウ刺身、翌朝はガシラの味噌汁…なんて楽しみ方も。味噌汁にする場合はウロコ・内臓を処理し、適当な大きさにブツ切りにします。お湯で一度湯通し(霜降り)して臭みと血合いを除いたら、新しい鍋で昆布出汁を沸かし、ガシラの身を入れて煮ます。アクを丁寧に取ってから味噌を溶き入れ、仕上げにネギを散らせば完成。ガシラの旨みたっぷりの出汁は、まさに海の恵みそのもの。朝ごはんに熱々の味噌汁をすすると、前夜の釣行の疲れも吹き飛びます。
持ち帰り時の下処理&鮮度キープ術
- 締めと血抜き: 美味しく食べるには釣った直後の処理が肝心です。アコウもガシラも、釣れたらすぐエラの付け根をナイフやハサミで切って血抜きしましょう。できれば神経締め(尻尾側からワイヤーを通す)まで行うと完璧ですが、難しければ血抜きだけでもOKです。血が抜けたら海水で洗い流し、クーラーボックスで冷やします。
- 内臓処理: 特にガシラは傷みが早い魚です。長時間持ち歩く場合は、その場で内臓とエラを除去しておくと鮮度が保てます。港に水道があれば利用し、なければ海水を汲んでお腹を洗います。アコウも同様に内臓を出しておくと安心です。
- 氷締め: 夏場など気温が高いときは、氷スラリー(水氷)に漬けて冷やすと良いでしょう。ペットボトル氷を砕いて海水を混ぜ、即席氷水を作ります。そこに魚を入れて急速に冷やすことで身が締まり鮮度をキープできます。淡路島は夏場も夜は涼しいですが、魚はすぐにクーラーへ。
- 持ち帰った後: クーラーから出したら出来るだけ早く下処理(ウロコ取りや三枚おろし等)に取り掛かります。アコウは身がしっかりしているので寝かせても美味しいですが、ガシラは早めに食べた方が風味が良いです。どうしてもすぐ食べない場合はキッチンペーパーに包んでラップし冷蔵、または下処理後に冷凍保存しましょう。釣ってから食卓に上るまでのケアを万全にすることで、「釣り人だけが味わえる最高の一皿」を堪能できます。
まとめ
この記事では、淡路島におけるロックフィッシュ(アコウ・ガシラ)攻略の基本と実践方法について解説しました。
✅ ワームとリグの選び方を変えれば釣果は劇的に変わる:適切な形状のワームとリグの組み合わせで、魚に気付いてもらいやすくなりヒット率が上がります。「釣れない…」と感じたらまず仕掛けを見直してみましょう。
✅ 夜釣りでは「波動×シルエット×リグバランス」が重要:暗い海中ではワームの発する波動やシルエットがターゲットへのアピールになります。さらに根掛かり回避も含めたリグバランスを整えることで、根魚のいる層を安全かつ効果的に探れます。
✅ 足場の良い港で安全に攻めるのが淡路島流:初心者はまず洲本港など足場が整った場所で練習し、魚からの反応を掴みましょう。安全に配慮しつつ経験を積めば、よりディープな磯場やテトラ帯でも応用が利くようになります。
この記事を参考にすれば、あなたも次の淡路島ナイトゲームでアコウ・ガシラの強烈なバイトを安心して体感できるはずです。次の休みにぜひ試してみて、ロックフィッシュゲームの醍醐味を思う存分楽しんでください!



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