キャンパーにとって、タープは必需品です。しかし、数多くの種類が存在し、どれを選べばいいか迷うこともあるでしょう。この記事では、タープの選び方とおすすめのタープ6選をご紹介します。キャンプをより快適で楽しいものにするために、ぜひ参考にしてください。
タープとは?
タープはキャンプやアウトドアで利用されるシート状の布で、柱やロープで自由に張ることができます。日差しや雨風から身を守るだけでなく、キャンプの雰囲気も演出できます。用途や好みに合わせて選ぶことが大切です。
タープの種類
さまざまなタープが存在します。以下はその中でも代表的な5つの種類です。
- ヘキサタープ
- スクエアタープ
- スクリーンタープ
- ワンタッチタープ
- カーサイドタープ
それぞれの特徴や利点、欠点について詳しく見ていきましょう。
1. ヘキサタープ
六角形のタープで、中央に柱を立てて張るタイプです。広い空間を確保できますし、風通しも良いです。デザインもおしゃれで、キャンプの雰囲気を高めます。ただし、設営に時間がかかることや、柱が邪魔になることがあります。
2. スクエアタープ
四角形のタープで、四隅に柱を立てて張るタイプです。シンプルで使いやすいですし、様々な場所に設営できます。しかし、ヘキサタープに比べて空間が狭くなることや、風に弱いことがあります。
3. スクリーンタープ
スクエアタープに網状の壁を付けたタイプです。虫や紫外線から身を守ることができますし、プライバシーも確保できます。しかし、重くて持ち運びが大変なことや、暑くなりやすいことがあります。
4. ワンタッチタープ
折りたたみ式のフレームに布をかけるタイプです。設営や撤収が簡単で便利ですし、コンパクトに収納できます。しかし、耐久性や耐水性が低いことや、サイズが小さいことがあります。
5. カーサイドタープ
車の側面に取り付けるタイプです。車のスペースを有効に使えますし、雨天時や荷物の出し入れに便利です。しかし、車が必要なことや、場所によっては設営できないことがあります。
以上が、タープの種類と特徴です。次に、タープの選び方について見ていきましょう。
タープの選び方
タープを選ぶ際には、以下の4つの要素を考慮することが重要です。
- 使用人数で選ぶ
- 素材で選ぶ
- 設営のしやすさで選ぶ
- 耐水性をチェック
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 使用人数で選ぶ
タープのサイズは、利用する人数によって異なります。一般的に、1人あたり2平方メートル程度のスペースが必要とされます。例えば、4人でキャンプする場合は、8平方メートル以上のタープがおすすめです。また、テーブルや椅子などの家具や荷物も考慮する必要があります。余裕を持って広めのタープを選ぶことで、快適に過ごせます。
2. 素材で選ぶ
タープの素材は、耐久性や耐水性、重量に影響します。一般的には、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維が多く使われています。ナイロンは軽くて強いですが、紫外線に弱いです。ポリエステルは重くて丈夫ですが、熱に弱いです。また、コットンやキャンバスなどの天然繊維もあります。コットンやキャンバスは重くて呼吸性が高いですが、乾きにくいです。自分の好みや使用頻度に合わせて、素材を選びましょう。
3. 設営のしやすさで選ぶ
タープの設営にかかる時間や手間は、キャンプの楽しさを左右する重要な要素です。ヘキサタープやスクエアタープは、柱やロープを調整しながら張る必要があります。スクリーンタープやカーサイドタープは、壁やフロアシートを取り付ける必要があります。ワンタッチタープは、フレームを広げるだけで簡単に設営できます。自分のスキルや時間に合わせて、設営のしやすさを選びましょう。
4. 耐水性をチェック
タープの耐水性は、雨天時の快適なキャンプに欠かせません。耐水性は、水圧に耐えられる能力を表す数値で示されます。一般的には、1000mm以上あれば雨から守れますが、2000mm以上あれば強い雨でも安心です。撥水加工やシームテープなどの防水処理もチェックしましょう。
これらの要素を考慮して、自分に最適なタープを選びましょう。キャンプをさらに快適で楽しいものにするために、適切なタープの選択は非常に重要です。
おすすめのタープ6選
アウトドアでの快適な時間を過ごすために、選りすぐりのおすすめタープをご紹介します。様々なブランドから展開されるこれらのタープは、それぞれ独自の特長を持ち、アウトドア体験をさらに充実させてくれます。使用環境や目的に合わせてぜひご検討ください。
アメニティタープヘキサLセット
スノーピークのアメニティタープは、キャンプやアウトドアで快適に過ごせるタープです。初心者にも使いやすい六角形の形状で、風にも強い特徴があります。UVカット加工やテフロン撥水加工が施されており、日差しや雨にも安心して使えます。さらに、LサイズとMサイズの2種類があり、用途や人数に合わせて選ぶことができます。
サイズ | 1,220×780cm |
スタイル | ヘキサ |
重量 | 7.9kg |
収納サイズ | キャリーバッグサイズ:80×17×19(h)cm |
セット内容 | タープ本体、スチールポール(280cm、240cm)、スチールペグ(30cm×8)、 自在付ロープ(二又用10m×2、3m×2、2m×2)、コネクションテープ、 キャリーバッグ、ポールケース、ペグケース |
対応人数 | 6名 |
耐水圧 | 1,800mm |
仕様 | 材質:210Dポリエステルオックス・ PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・超撥水加工・UVカット加工 |
コールマン タフスクリーンタープ
コールマンのタフスクリーンタープは、ワイヤーとボタンでポールが自動的に伸縮する機能を備えており、簡単に設営できます。耐水圧2,000mmの防水生地とシームテープで、雨にも強いです。前後と両サイドのカーテンでプライベート空間や開放感を自由に調整できます。
サイズ | 約400×360×210(h)cm |
スタイル | スクリーン |
重量 | 約12kg |
収納サイズ | 約φ30×76cm |
セット内容 | ペグ、ロープ、ハンマー、収納ケース |
対応人数 | 4~6名 |
耐水圧 | 約2,000mm |
材質 | タープ/75Dポリエステルタフタ(遮光PUコーティング、UVPRO、PU防水、シームシール) ポール/(メイン)アルミ合金 約φ16mm(センター)アルミ合金 約φ16mm |
ogawa(オガワ) テント シェルター型 カーサイドシェルター
ogawa(オガワ) テント シェルター型 カーサイドシェルターは、車と連結して簡単に設営できるシェルターで、車内とシェルターの2ルームとして広々と過ごせます。前後と両サイドには2重構造のカーテンがあり、プライバシーや防虫・防水・遮光などを自由に調整できます。
サイズ | 約285×247×210cm |
スタイル | カーサイド |
重量 | 約3.55kg |
収納サイズ | 約68×18×18cm |
セット内容 | タープ用吸盤×2、アンカーバッグ×2、張り綱、ハンマー、スチールピン、収納袋 |
対応人数 | 2~3名 |
耐水圧 | 1800mm |
材質 | 幕体はポリエステル75D、ポールは6061アルミ合金 (φ13mm)です |
DOD いつかのタープ
dod いつかのタープは、初心者におすすめのベーシックなヘキサタープです。オールインワンで設営に必要なものが全て付属しており、厚みのある150D生地で遮光性や耐水性が高いです。高さ230cmで開放感のある空間を作ることができます。
サイズ | 約W420×D410cm×H230cm(付属ポール使用時 |
スタイル | ヘキサ |
重量 | 約5.4kg |
収納サイズ | 約W67×D14×H14cm |
セット内容 | ペグ×8、ロープ×8(黒自在×4、シルバー自在×4)、ポール×2、延長ベルト、キャリーバッグ |
対応人数 | 4~5名 |
耐水圧 | 2000mm |
材質 | 生地は150Dポリエステル(PUコーティング)、ポールはスチール |
クイックキャンプ ワンタッチタープ フラップ付き QC-TP250
クイックキャンプ ワンタッチタープ フラップ付き QC-TP250は、紐を引っ張るだけでワンタッチで立ち上がるタープテントです。内側にシルバーコーティングを施しており、日差しを反射して遮光性や遮熱性を高めています。サイズは約255cm×255cm×200cmと広々としており、ファミリーで使用するのにぴったりです。
サイズ | 約255cm×255cm×200cm |
スタイル | ワンタッチ式 |
重量 | 約5.6kg |
収納サイズ | 約17cm×17cm×124cm |
セット内容 | キャリーバッグ×1テント本体×1ペグ×8固定ロープ×4フルフラップ×1 |
対応人数 | 2~3名 |
耐水圧 | 1000mm |
材質 | ポリエステルオックスフォード UPF50+ |
アルペンアウトドア aod-2
アルペンアウトドア aod-2は、3枚に分離できるタープテントで、様々なスタイルに変形できます。TC素材は火の粉や結露に強く、UVカット率は95%以上、UPF50+です。耐水圧は3000mmで、中程度の雨なら対応できます。ベルクロやトグル、ベンチレーターなどの機能が充実しており、居住性や通気性を高めます。
サイズ | 約540×720cm |
スタイル | 組み合わせで様々なスタイル |
重量 | 約13kg |
収納サイズ | 約60×32×33cm |
セット内容 | タープテント本体、ペグ、ガイロープ、収納袋 ポールは別途購入が必要です |
対応人数 | 1~4名(スタイルによって異なる) |
材質 | TC |
これらのタープはそれぞれ特徴的な機能を備えており、キャンプやアウトドアでの利用に適しています。使用する環境や目的に合わせて選ぶことが大切です。
まとめ
タープはアウトドアで重要な役割を果たすアイテムであり、選ぶ際には使用人数や耐水性などの要素を考慮する必要があります。スノーピークのアメニティタープやコールマンのタフスクリーンタープなど、様々なメーカーから優れた製品が展開されています。これらのタープはそれぞれ独自の特徴を持ち、快適なキャンプやアウトドア体験を提供します。使用環境や目的に合わせて選択し、充実したアウトドアライフを楽しみましょう。
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