「紅葉を楽しみながらキャンプしたいけど、どこに行けばいいの?」 そんな悩みを抱えるあなたへ。実は関西エリアには、秋ならではの美しい紅葉とキャンプを同時に楽しめるスポットがたくさんあります。「初心者でも安心して行ける紅葉キャンプ場ってあるの?」と心配な方もご安心ください。今回はキャンプ歴10年以上、関西各地を巡ってきた筆者が厳選した紅葉が楽しめるキャンプ場7選をご紹介します!
この記事では、初心者にやさしい設備が整った関西のおすすめ紅葉キャンプ場を、キャンプ場選びのポイントと合わせて徹底解説します。秋キャンプが人気の理由や持ち物・服装のチェックリストも含めてお届けしますので、秋こそ関西でキャンプデビューしたい方は必見です!
なぜ秋の関西キャンプが人気なのか?
秋はキャンプ初心者にもベストシーズンと呼ばれるほど快適な季節です。その理由をいくつか見てみましょう。
気候がちょうどよく快適
夏の猛暑が去り、秋になると気温が落ち着いて過ごしやすくなります 。特に10月以降は台風も減り、日中も穏やかな陽気でキャンプに最適です。春と比べても花粉が少なく、アレルギー持ちの方にも嬉しいポイントです 。
虫が少ないため初心者でも安心
夏場にあれほど煩わしかった蚊やブヨなどの虫の活動が秋にはぐっと穏やかになります 。耳元でブーンと飛ぶ蚊も激減し、虫刺されの心配が少ないのは初心者には大きなメリットです。秋の夜は鈴虫やコオロギの心地よい音色に変わり、虫対策のストレスも軽減されます 。
紅葉が絶景!自然の中で非日常を味わえる
秋といえば何と言っても紅葉。森の木々が赤やオレンジに色づく景色は格別で、キャンプ場周辺の山々がまるで絵画のように美しく染まります 。焚き火を囲みながら色とりどりの紅葉を眺めたり、ハンモックで揺られながら読書をしたりと、秋ならではの非日常体験ができます。
食材が豊富で「食欲の秋」も満喫できる
秋は収穫の季節。山の幸・海の幸が一年で最も充実する時期でもあります。キノコ類、新鮮な秋野菜、サンマや秋鮭、牡蠣など、キャンプ飯に取り入れたい食材が盛りだくさんです 。仲間とBBQで松茸や旬の魚介を焼いたり、鍋を囲んだりすれば、身体も心も温まり最高のひとときを過ごせるでしょう。
※そのほか、秋は夏や春に比べてキャンプ場が混み合いにくい傾向にあります 。閑散期とは言えませんが、猛暑の夏休みシーズンほどではないため、比較的ゆったりと過ごせるのも人気の理由です。
初心者が紅葉キャンプ場を選ぶ3つのポイント
秋キャンプを成功させるには、キャンプ場選びが肝心です。とくに初心者の方は以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
ポイント1:初心者でも安心できる設備が整っているか
トイレ・炊事場・シャワーなどの水回り設備が清潔かどうかは初心者やファミリーキャンプでは最重要事項です 。水洗トイレや温水シャワーがあるか、掃除が行き届いているかを事前にチェックしましょう。「せっかく自然に来たのにトイレが汚くてストレス…」では台無しです。口コミで設備の評判を確認したり、公式サイトの設備紹介を見ておくと安心です。
また売店やレンタル用品の有無も要チェックです 。忘れ物をしても売店で買い足せたり、テントや調理器具をレンタルできれば荷物が少なくて済みます。炭や着火剤、食材なども現地で調達できるキャンプ場だと初心者は心強いでしょう。さらにオートサイト(駐車スペース付き区画サイト)やバンガロー・コテージがあるキャンプ場は、車横付けで荷下ろしが楽だったり雨風をしのげたりと、初心者でも快適に過ごせる要素が揃っています。
ポイント2:紅葉の見頃と混雑時期をチェック
紅葉が一番きれいに見られる時期を把握しておくことも大切です。関西の紅葉の見頃は例年10月下旬〜12月上旬頃とされています 。標高の高いエリアや寒冷地では早めに色づき、都市部や低地では11月中旬〜下旬がピークになることが多いです。行きたいキャンプ場周辺の紅葉情報を調べ、ベストなタイミングを狙いましょう。
併せて混雑しやすい時期にも注意が必要です。紅葉シーズンの週末や祝日は人気スポットほど早めに予約が埋まりがち。特に京都など有名観光地は紅葉狩りの観光客で溢れます 。キャンプ場も例外ではなく、土日祝は早めの予約がおすすめです。可能なら平日を選ぶか、予約不要のフリーサイトでも連休初日の朝早く出発するなどして混雑を避ける工夫をしましょう。「紅葉が見頃なのに予約が取れない!」という事態にならないよう、計画はお早めに。
ポイント3:アクセスが良いか、予約が取りやすい場所を選ぶ
キャンプに不慣れな初心者ほど、アクセスの良さは重要です。自宅から車で行きやすい場所か、高速ICから近いか、といった点を確認しましょう。都市部から遠く離れた秘境キャンプ場は魅力的ですが、道中の運転が長いと疲れてしまいます。大阪・京都などから車で2〜3時間圏内で行けるキャンプ場なら週末の1泊でも無理なく楽しめます。また公共交通で行けるキャンプ場もあります。例えば京都の笠置キャンプ場はJR笠置駅から徒歩わずか2分という抜群のアクセスです 。車がない方やソロキャンプでも気軽に行けるでしょう。
さらに、予約の取りやすさも考慮しましょう。設備が充実した人気キャンプ場ほど競争率は高くなります。中には笠置キャンプ場のように予約不要で当日先着順の所もあります 。逆に高規格で人気のキャンプ場(後述する青川峡キャンピングパークなど)は数ヶ月前から予約開始し、すぐ満席になることも 。初心者の方は比較的予約が取りやすい穴場を狙ったり、平日利用やシーズンを少し外すなど柔軟に計画すると良いでしょう。またキャンプ場によっては秋限定営業のところもあります。閉鎖期間がないか事前に営業カレンダーを確認し、通年営業 or 季節営業もチェックしておくと安心です(例:奈良の高地にあるキャンプ場は冬季休業の場合あり)。
では、以上のポイントを踏まえつつ関西の紅葉キャンプにおすすめの絶景スポット7選を見ていきましょう!初心者でも安心できる魅力たっぷりのキャンプ場ばかりです。
【見逃し厳禁!】関西の紅葉キャンプにおすすめの絶景スポット7選
それでは、紅葉が楽しめて初心者にも優しい関西のキャンプ場を7つご紹介します。各スポットの魅力や設備、見どころポイントをチェックしていきましょう!
1. 滋賀県|マキノ高原キャンプ場
秋のマキノ高原と言えばまず思い浮かぶのが、キャンプ場近くにあるメタセコイア並木の絶景です。牧野地区を縦貫する道路沿いに約2.4kmにわたって500本ものメタセコイア(和名は落羽松)が植えられており、紅葉シーズンにはオレンジ色に輝くトンネルのような景観が楽しめます 。キャンプ場に滞在するなら、ぜひ早朝や夕方にこの並木道を散策してみてください。一年を通して観光客に人気のスポットですが、秋の彩りはひときわ見事で写真映えも抜群です。
肝心のマキノ高原キャンプ場は、琵琶湖を望む広大な高原エリアに位置し、林間サイトや河畔サイトなど複数のキャンプエリアがあります。場内には**「マキノ高原温泉 さらさ」**という温泉施設が併設されており、キャンプの合間に立ち寄って汗を流すことも可能です 。この温泉は地元でも評判で、広い露天風呂やサウナで旅の疲れをリフレッシュできます 。キャンプ場自体も設備が充実しており、炊事棟や水洗トイレは清潔。売店にはアウトドア用品から飲食物まで揃い、スタッフの対応も親切だと評判です 。オートキャンプ区画もあり車の横付けOK。初心者やファミリーでも安心して利用できます。
さらに冬季は場内でスキー場が営業するなど通年楽しめるリゾート地でもあります。予約は毎年3月に1年分を受付開始し人気日程は早めに埋まるほどの人気キャンプ場 。関西屈指の紅葉キャンプスポットとしてまず押さえておきたい一つです。
2. 京都府|笠置キャンプ場
京都と奈良の県境、木津川沿いに広がる笠置キャンプ場は、関西のキャンパー達に古くから愛される穴場的スポット。最大の魅力はアクセスの良さで、JR笠置駅から徒歩わずか2分の場所にありながら豊かな自然が満喫できます 。木津川の河川敷を利用した広大なフリーサイトで、区画などは無く好きな場所にテントを張れる自由さも魅力です 。
紅葉シーズンには、河原の対岸や背後の笠置山が色づき、サイトから眺める景色が秋一色に染まります。特に近くの**笠置山自然公園(笠置寺)**は紅葉の名所として有名で、「京都府下でも最上級の紅葉」と評判です 。巨大な磨崖仏でも知られる笠置寺までハイキングすれば、キャンプと併せて見事な紅葉観賞が楽しめるでしょう。
設備面では最低限の水場と簡易トイレがある程度で高規格とは言えませんが、そのぶん利用料は非常にリーズナブル(宿泊1人¥1,000程度)で思い立ったらすぐ行ける気軽さがあります 。予約不要で24時間365日利用可能なのでふらっと訪れることも可能です 。アクセス抜群で初心者ソロからファミリーまで幅広く人気のキャンプ場です。
3. 奈良県|大塔コスミックパーク星のくに
奈良県五條市の山間部、星降る高原に位置する大塔コスミックパーク星のくには、紅葉と星空の両方を楽しみたい方にうってつけのキャンプ場です。標高600m前後の大塔町は秋には鮮やかな紅葉に包まれ、街明かりの少ない立地ゆえ夜は満天の星が広がります。
ここは天体観測をテーマにしたユニークな施設で、場内にはなんとプラネタリウムや天文台も完備。 キャンプ利用者向けには天体望遠鏡付きのドーム型バンガローが用意されており、本格的な星空キャンプが体験できます 。望遠鏡で木星の衛星や土星の輪っかを眺めたり、流星群の時期には仲間と星空観察をするのもロマンチックですね。
設備も初心者に優しく、温水シャワー・水洗トイレ・売店・レンタル用品など一通り揃っています 。さらに敷地内には温泉「星乃湯」があり、星空にちなんだ名前の湯浴みで旅の疲れを癒せます 。お風呂上がりに冷えた体を温められるのは高ポイントです。宿泊はテントサイトのほかにキッチン付きコテージや先述のドーム型バンガローもあり、雨天時やテントが不安な初心者でも安心して宿泊可能 。秋は周辺の山々が色づき澄んだ空気で星も一段と鮮やか。紅葉狩りと天体観測、両方を一度に味わえる贅沢なスポットです。
4. 和歌山県|白崎海洋公園キャンプ場
「日本のエーゲ海」とも称される和歌山県由良町の白崎海洋公園オートキャンプ場。真っ白な石灰岩でできた断崖と紺碧の海とのコントラストが美しい景勝地に位置する、まさに絶景キャンプ場です 。秋は沿岸部の温暖な気候で紅葉のイメージは薄いかもしれませんが、公園内の木々もわずかに色づき、青い海・白い岩肌とのコントラストが映える独特の景観が楽しめます。「海×紅葉」という一風変わった秋キャンプを味わえるスポットと言えるでしょう。
キャンプ場自体は道の駅白崎海洋公園に併設された高規格施設で、区画サイトは全区画AC電源付きのオートサイトが整備されています 。2025年現在、区画サイトは9区画のみとこぢんまりしていますが、そのぶんサイトは12m×12mと広々で車の乗り入れも可能 。地面は芝生で水はけも良く、各サイト近くに炊事棟・トイレも配置され快適です 。道の駅に受付兼管理棟があり、売店や食堂も利用可能なので食材調達や食事にも困りません 。初心者キャンパーが安心して過ごせるよう配慮された環境で、「設備が新しく清潔」「お湯の出る炊事場が便利」といった高評価も目立ちます。
周辺には天然温泉「みちしおの湯」(車で25分)など入浴施設もあります 。また白崎海岸の夕陽は素晴らしく、展望台から眺める夕焼け空と海原は一見の価値ありです 。ただし海沿いゆえ風が非常に強い日もあるので、秋でもテントのペグダウンはしっかり行い、防風対策をお忘れなく。総じて、「白と青の絶景」を求めて遠方から訪れるキャンパーも多い人気スポットです。
5. 兵庫県|東山オートキャンプ場(フォレストステーション波賀)
兵庫県宍粟市(しそうし)の山奥に広がる複合アウトドア施設**「フォレストステーション波賀」内にあるのが東山オートキャンプ場です。標高約663m、広大な森に囲まれた高原リゾートで、四季折々の自然美が魅力。 特に秋は森全体が真っ赤に染まる紅葉の名所**で、この東山高原の一年で最も美しい季節となります 。場内や周辺のカエデやブナの林が色づき、澄んだ空気の中でのキャンプは最高の癒しです。夜は標高の高さゆえ星空もクリアに見え、運が良ければ天の川も眺められます。
設備面の充実ぶりはトップクラスで、電源付き区画サイトや綺麗に清掃されたサニタリー棟(ウォシュレットトイレあり)、お湯の出る炊事場など快適性抜群と評判です 。敷地内には天然ラドン温泉「東山温泉」(メイプルプラザ内)があり、露天風呂でゆったり温まることができます 。キャンプ場利用者はチェックアウト後に温泉に入って帰る人も多く、「帰りに温泉も満喫できた」と好評です 。さらにコテージ村も併設されており、ログハウス調のコテージに宿泊することも可能 。キャンプと温泉、そして快適な宿泊施設まで揃ったまさに至れり尽くせりの環境で、初心者や小さなお子さん連れファミリーにもおすすめできます。
子供向けには場内にキッズクライミングウォールや広場もあり、一日中めいっぱい遊べます 。周辺にはハイキングコースや滝巡りスポットもあるので、アクティブ派も満足できるでしょう。紅葉シーズンは週末を中心に混み合いますが、「スタッフが親切」「トイレや施設がとても清潔」といった口コミが多く、初めてのキャンプでも快適に過ごせる高規格キャンプ場です。
6. 大阪府|一里松キャンプ場
「大阪府内で紅葉キャンプ?」と思われるかもしれませんが、一里松(いちりまつ)キャンプ場は大阪市内から車で約1時間、豊能郡能勢町の里山にあるアクセス抜群の自然豊かなキャンプ場です 。大阪駅からたった60分程度で到着できる立地ながら、場内は森林と清流に囲まれており、都会の喧騒を忘れてのびのび過ごせます 。秋には周囲の木々が色づき、サイト脇を流れる小川沿いに落ち葉が舞い散る風情ある景色が楽しめます。大阪近郊とは思えないほどの自然の中、手軽に紅葉キャンプが体験できる穴場スポットです。
こちらのキャンプ場は初心者ファミリーに特に優しい運営で知られています。レンタル品が非常に充実しており、テント・タープはもちろん、BBQコンロやランタン、調理器具類まで一通り借りることが可能 。手ぶらキャンププランも用意されているので、道具を持っていないビギナーでも安心です。またトイレや炊事棟など全ての設備が驚くほど清潔で、スタッフがこまめに清掃・管理しているため快適に利用できます 。洋式水洗トイレにはおむつ替え台まで備え付けられており、小さな子供連れのママさんキャンパーからも「至れり尽くせりで助かる!」と高評価です 。
場内には川が流れており、夏は水遊び・ニジマスの掴み取り体験が大人気 。浅瀬で安全に遊べる川なので子供達も大喜び間違いなし。秋は川辺での焚き火や落ち葉遊びも楽しめます。さらに車で3分ほどの場所に能勢温泉(日帰り入浴可)があり、キャンプ帰りに立ち寄って疲れを癒やすこともできます 。20名以上の団体利用には割引料金や早期予約特典もあるので、グループキャンプにも適しています 。これほど至れり尽くせりで自然も豊かなキャンプ場が大阪近郊にあるとは嬉しい驚きですね。
7. 三重県|青川峡キャンピングパーク
関西エリアから少し足を伸ばしますが、ぜひ紹介したいのが三重県いなべ市の青川峡(あおがわきょう)キャンピングパークです。鈴鹿山脈のふもと、青川が流れる渓谷沿いに広がるこちらのキャンプ場は、初心者キャンパーに圧倒的人気を誇る高規格キャンプ場。 その理由は利用者の口コミに「ファミリーと初心者に特に優しい」「高規格かつ清潔なキャンプ場!」とある通り、設備・サービス・環境のすべてがトップレベルだからです 。
まずサイトの種類が豊富で、区画オートサイト(電源付き)だけでもオープンサイト・プライベートサイト・水辺サイトなど趣向の異なるエリアがあります 。区画サイズも100〜130㎡と非常に広く、テントとタープを張っても余裕があるゆったり設計 。さらにバイク・自転車専用サイトやグループ向け大型フリーサイトまで用意され、あらゆるキャンプスタイルに対応しています 。宿泊施設も充実しており、5人用から10人用までのログハウス・コテージは全棟エアコン完備で快適 。ウッドデッキには薪ストーブが備え付けられ、冬でも暖炉の炎を楽しめる工夫が凝らされています 。調理器具や寝具付きのコテージもあり、まさに手ぶらで旅行感覚のキャンプが可能です 。
そして特筆すべきは場内設備の充実ぶり。洋式水洗トイレはウォシュレット付きでピカピカ、さらには利用者無料の大浴場まで完備されています 。お風呂に浸かれるキャンプ場は全国的にも珍しく、子連れや女性キャンパーに大好評です。炊事棟には環境配慮の洗剤が常備され、ゴミ捨て場やコイン式給湯器もあり痒い所に手が届くサービス 。スタッフがテント設営のアドバイスまでしてくれる親切さで、初めてのキャンプでも安心して楽しめます 。レンタル品も豊富でBBQ食材セットまで販売されているため、完全に手ぶらキャンプが実現するほどです 。
肝心の自然環境も申し分なく、場内を流れる青川で夏は水遊び、秋には川岸の木々が紅葉して絶景を作り出します。子供が遊べる大型遊具や季節ごとのイベントも盛りだくさんで一日中飽きません 。これだけ人気ゆえ週末の予約競争は激しく、「きれいなのでとても人気でなかなか予約が取れないようです…しかし初心者の方にもオススメです!」との声もあるほど 。利用した人のリピート率も高く、「何度でも来たい」というリピーターが後を絶たないキャンプ場です。紅葉シーズンはもちろん、新緑や雪景色も美しく、一年を通じて訪れたいキャンプパークと言えるでしょう。
初心者向け|秋キャンプの持ち物&服装チェックリスト
秋キャンプは過ごしやすいとはいえ、朝晩の冷え込みや天候の変化に備えた準備が大切です。最後に、初心者の方が秋キャンプに持って行くべき持ち物&服装のチェックリストを確認しておきましょう。
- 防寒着(朝晩の寒さ対策) – 秋の高原や山間部は夜間にグッと冷えます。ダウンジャケットやフリース、厚手のパーカーなど、しっかり暖を取れる上着を用意しましょう。就寝時には冷え込みに対応した秋冬用の寝袋(シュラフ)が必須です。封筒型よりマミー型の方が保温性が高く安心。加えて毛布やインナーシュラフを併用すれば万全です。帽子やネックウォーマー、手袋などの防寒小物も忘れずに。
- 雨具(レインウェア・タープ) – 秋は比較的天気が安定していますが、突然の雨に備えて上下分かれたレインウェアを持参してください。ポンチョより動きやすく、風が強い時も安心です。テントサイトには雨兼用の日除けとしてタープを張るのがおすすめ。フルクローズできるタープが一張あると、雨天でも作業スペースやくつろぎスペースを確保できます 。朝露や落ち葉避けにもなるので設営しておくと便利です。
- 焚き火台・火起こしセット – 秋キャンプの醍醐味といえば焚き火!直火禁止のキャンプ場も多いので焚き火台は必ず持って行きましょう。加えて着火剤、ファイヤースターター(もしくはライター)、火吹き棒、軍手など火起こし道具一式を用意します。薪ばさみや耐熱グローブもあると安全です。「火おこし道具は必携!」とキャンプ場スタッフが太鼓判を押すほど、焚き火の準備は重要ですよ 。薪は現地調達できる場合もありますが、念のため炭や薪も必要量を確認しておきましょう。
- 防寒グッズ(小物類) – 日中は動いていれば平気でも、じっとしていると体が冷えるのが秋のキャンプ。カイロ(貼るカイロ含む)や湯たんぽがあると夜間に重宝します 。就寝1時間前に寝袋に湯たんぽを入れて温めておくと快適です。また椅子に敷くブランケットやひざ掛け、厚手の靴下なども用意し、こまめに体温調節しましょう。足元から冷えるので、底の厚いブーツや防寒スリッパもあるとベターです。
- レジャーシートやブランケット – 落ち葉対策&快適性アップのアイテムとして、地面に敷くレジャーシートを持参しましょう。紅葉時期の地面は落ち葉でふかふかですが朝露で濡れていたり、泥が付くことも。シートを敷けば荷物置き場や子供の遊びスペースとして重宝します。加えておしゃれなブランケットが一枚あると映える写真が撮れるだけでなく、防寒や敷物代わりにもなります 。焚き火タイムにブランケットにくるまってリラックスすれば、秋キャンプの心地よさを一層実感できるでしょう。
以上を参考に、チェックリストを事前に作成して忘れ物のないよう準備してください。寒暖差対策と火の準備、この2点が秋キャンプ成功のカギです!
まとめ|秋こそ関西で紅葉キャンプデビュー!
秋は気候が穏やかで虫も少なく、キャンプ初心者にぴったりの季節です。関西エリアには今回ご紹介したように、紅葉の絶景を楽しみながら初心者でも安心して泊まれる魅力的なキャンプスポットが数多く存在します。お気に入りのキャンプ場は見つかったでしょうか?
紅葉シーズンは人気も高まるため、気になるキャンプ場があれば予約はできるだけ早めに手配しましょう。また持ち物や服装の準備を万全にして臨めば、初めての秋キャンプでも失敗はありません。設備充実のキャンプ場を賢く選びさえすれば、初心者でも快適にアウトドアの夜を過ごせます。
今年の秋はぜひ関西の紅葉キャンプで非日常のアウトドア体験を味わってみてください。色とりどりの紅葉に囲まれながら焚き火で暖をとり、満天の星空を見上げるひとときは、きっと忘れられない思い出になるはずです。秋こそ関西でキャンプデビューして、アウトドアの魅力を存分に満喫しましょう!
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