【初心者必見！】関西堤防ショアジギング入門！青物が釣れるジグの選び方と狙い目ポイント徹底解説

関西でショアジギングを始めたいけど、どんなジグを選べばいいの？初心者でも青物は釣れるの？――そんな疑問をお持ちではありませんか。実は、関西の堤防は一年を通して青物（ブリやサワラなど）の回遊が見込める人気エリアです。ジグの選び方と狙い目ポイントさえ押さえれば、初心者でも十分釣果を期待できます。本記事では、ショアジギング入門者向けにタックル・ジグの基礎知識から、関西のおすすめ堤防ポイントまで徹底解説します。ぜひ参考にして、関西ショアジギングデビューを成功させましょう！

ショアジギングとは？初心者に人気の理由
初心者でも釣れる！青物の種類と特徴
ジグ選びの基本とおすすめルアー
初心者でも釣れるアクションと狙い方
関西で初心者におすすめの堤防ポイント
初心者が気をつけるべき安全対策と釣りマナー
まとめ

ショアジギングとは？初心者に人気の理由

まずはショアジギングの基本と、初心者でも始めやすい理由について解説します。ショアジギングとはそもそも何か、そしてなぜ関西の堤防がビギナーにおすすめなのかを見ていきましょう。

ショアジギングとは何か

ショアジギングとは、メタルジグと呼ばれるルアーを使い、堤防やサーフ（砂浜）、磯場など岸からキャスティングして青物を狙う釣り方のことです。船に乗らず手軽に大物と勝負できる醍醐味があり、岸からの釣りでも強烈な引きを味わえるため、そのスリルが人気の理由となっています。専用ロッドとメタルジグさえあれば始められる手軽さから、近年初心者アングラーにも注目される釣法です。

なぜ関西の堤防がおすすめなのか

ショアジギングを始めるなら、関西エリアの堤防は絶好の舞台です。大阪湾や紀伊水道など温暖な海域でベイト（小魚）が豊富なため、一年を通じて青物の回遊が期待できるエリアとなっています。特に堤防周辺は潮通しが良い地形が多く、ベイトフィッシュを追って青物が集まりやすい好条件が揃っています。また、大都市近郊でアクセスの良い釣り場が多い点も魅力です。足場が整備された堤防が点在しており、駐車場や公共交通機関から行きやすいため初心者でも気軽に釣行できます。関西の堤防は潮通し抜群＋アクセス抜群という二重の利点があり、ショアジギングを始めるのにうってつけなのです。

初心者でも釣れる！青物の種類と特徴

関西の堤防から狙える代表的な青物ターゲットを押さえておきましょう。青物とは一般にブリやカンパチなどの回遊魚の総称で、その引きの強さが魅力です。ここでは初心者でも釣れる可能性の高い青物を種類ごとに紹介します。

ハマチ・ツバス（ブリの若魚）

ハマチやツバスはブリ（出世魚で成長するとブリと呼ばれる）の幼魚で、関西の堤防で最もポピュラーな青物ターゲットです。サイズは地域や季節にもよりますが、だいたい30〜60cm程度の個体が多く釣れます。群れで回遊する習性があり、時合い（魚の活性が高い時間帯）に当たれば初心者でも連続ヒットを狙いやすい魚種です。引きが強く、手軽に大物の手応えを味わえるため非常に人気があります。関西では夏〜秋にかけてツバス（小ブリ）が接岸し始め、成長したハマチやメジロクラスも回遊してくるので、タイミング次第では数釣りも期待できます。

サゴシ（サワラの若魚）

サゴシはサワラ（サバ科の大型魚）の若魚で、堤防から狙える青物の一種です。体長50cm前後までの個体をサゴシ、さらに大きく成長するとサワラと呼ばれます。鋭い歯を持っており、ファイト中にリーダー（ハリス）を切られてしまうラインブレイクには注意が必要です。しかしながら表層〜中層を回遊しルアーへの反応も良いため、初心者でも比較的釣りやすいターゲットと言えます。メタルジグで狙うのはもちろん、ワインド釣法（夜光ワームを使ったジャーク）やただ巻き（一定速度でのリトリーブ）でもヒット率が高い魚です。秋の大阪湾では群れが回遊し始め、一時的に入れ食いになることもあります。手軽に青物の引きを楽しめる相手として覚えておきましょう。

タチウオやシオ（カンパチの若魚）

秋から冬にかけて関西の堤防で狙える人気ターゲットに**タチウオ（太刀魚）**がいます。細長い銀色の体が特徴で、夜行性のため夕マヅメ～夜間に活性が上がります。メタルジグでも釣れますが、ワインド釣法（専用のワームとジグヘッドでのシャクリ）で狙う釣り人も多い魚種です。鋭い歯を持つため、リーダーは太めを使うかワイヤーリーダーを併用するなどの対策をすると安心です。タチウオはフォール（ルアーの沈下）中によくアタックしてくるので、初心者でも比較的アタリが取りやすいでしょう。

また、関西ではシオと呼ばれるカンパチの若魚が釣れることもあります。シオは関西特有の呼び名で、サイズは30cm前後からそれ以上のものまで様々です。小型ながら泳ぐスピードが速く、ヒットすると強烈な突っ込みを見せるため、青物らしいパワフルな引きを楽しめます。数は多くないものの、運が良ければ堤防からシオに出会えることもあるでしょう。これらタチウオやシオを含め、関西のショアジギングはターゲットが多彩です。初心者のうちは狙いを絞りすぎず、釣れた魚の特徴を覚えながら経験を積んでいきましょう。

ジグ選びの基本とおすすめルアー

ショアジギングで初心者にとって最も重要なのが「ジグ選び」です。ジグ（メタルジグ）は青物を狙う主力ルアーとなるため、その選択次第で釣果が大きく左右されます。ここではジグの重さやカラーの基本的な選び方と、初心者におすすめの具体的なメタルジグ製品を紹介します。状況に合ったジグを使い分けて、釣果アップを目指しましょう。

重さの選び方

メタルジグの重さは、飛距離や沈むスピードに影響する重要な要素です。初心者には扱いやすい30〜40g前後のジグが基本となります。これは関西の堤防で一般的に使いやすい重量で、大抵のポイントで十分な飛距離が出せて操作もしやすいからです。実際、大阪湾でもメインとなるジグの重さは30～40gが中心で、強風のときに50～60gを使う程度です。まず迷ったら30〜40gクラスのジグを1つ持っておくとよいでしょう。

状況によっては重め・軽めの使い分けも必要です。向かい風が強い日や沖の潮目まで遠投したい場合は、50g程度まで重量を上げることも検討します。逆に水深が浅かったりベイトが小さい場合は、20g台の軽めのジグが効果的なこともあります。基本は30〜40g、必要に応じてそれ以上・以下を用意し、釣り場の水深や潮流、風に合わせてウェイトを選ぶようにしましょう。

カラー選びのポイント

メタルジグのカラー（色）は、水質や時間帯によって効果が変わります。定番カラーはブルー×シルバー系で、イワシなどベイトフィッシュを模した青銀のジグはオールマイティーに活躍します。初心者はまずこのブルーシルバーのジグを1本用意しておくと間違いありません。加えて、朝夕のマヅメ時や濁りが入った状況ではピンクや夜光（グロー）カラーが特に効果的です。薄暗い時間帯では発光色が目立ち、活性の上がった青物に強烈にアピールできます。

水質がクリアな場合にはシルバーやクリア系などナチュラルカラー、逆に濁りが強い場合にはグローやチャート（黄緑）などアピールカラーを選ぶ、といった風に状況に応じて色をローテーションすると良いでしょう。大阪湾のように独特の濁りがあるエリアでは、グロー入りやピンク、アカキン（金色系）など派手めのカラーが好まれる傾向があります。何色にするか迷ったときは、まずブルーシルバー系とピンク系を用意しておけば、明るい日中とマヅメ時の両方に対応できるので安心です。

初心者でも釣れるアクションと狙い方

いくら良いジグを用意しても、操作方法を知らなければ青物を誘い出すことはできません。この章では初心者でも実践しやすい基本的なジグのアクション（動かし方）と狙い方を紹介します。定番のワンピッチジャークから、フォールを活かした誘い、そしてシンプルなただ巻きまで、状況に応じたテクニックを身につけましょう。

ワンピッチジャーク

ワンピッチジャークは、リールを1回転巻く間にロッドを1回しゃくる（煽る）という動作を連続して行うアクションです。その名の通り「1ピッチ（巻き取り1回）ごとにジャークする」ことで、ジグが小魚のようにキビキビと逃げ惑う動きを演出できます。青物に効果的な王道アクションで、特にブリやカンパチ系など遊泳力の高い魚ほどこの動きに反応しやすい傾向があります。青物は泳ぐスピードが速いので、「こんなに速く動かして大丈夫？」と感じるくらいキビキビした動きでも十分追いついて食いついてきます。むしろ遅すぎるとジグが底付近の障害物に引っ掛かるリスクもあるため、恐れずしっかりロッドを動かしてアピールしましょう。初心者の方は、最初はややスローなワンピッチジャークから練習し、慣れてきたらスピードや幅を調整していくと良いです。

リフト＆フォール

リフト＆フォールは、ジグを持ち上げて（リフト）沈める（フォール）動作を繰り返すシンプルなアクションです。具体的には、ロッドを大きく煽ってジグを一気に持ち上げた後、リールの巻きを止めてジグをフリーフォール（糸ふけを取りつつ自然沈下）させます。これにより、弱った小魚が上下にフラフラと動くような挙動を演出できます。フォール中にジグがひらひらと不規則に落ちる動きに魚が食いつくことが多く、特にサゴシやタチウオなどフォールでバイトを誘発しやすい魚に有効なテクニックです。初心者でも「上げて、落とす」を繰り返すだけなので取り組みやすいアクションでしょう。

リフト＆フォールで注意したいのは、フォール中のアタリを見逃さないことです。ジグが沈んでいく途中でラインがフッと緩んだり、予期せず止まったりしたら、それは魚が食わえているサインかもしれません。フォール中の違和感を感じたら即座にアワセ（合わせ）を入れましょう。またジグが着底してしまうと根掛かりのリスクがあるため、着底寸前で再びリフト動作に移るよう心がけると安心です。こうした点に気をつけながら、フォールを活かした釣り方で青物に口を使わせる技術も身につけてみてください。

ただ巻き

ただ巻きは、その名の通りリールで一定速度に巻き続けるだけのアクションです。シャクリを入れないシンプルな誘い方で、アクションが難しいと感じる初心者にとって最も取っ付きやすい方法と言えます。実は、青物狙いでもこのただ巻きが有効な場面は少なくありません。特に小型の青物（ツバスやサゴシの小さい個体など）や活性があまり高くない状況では、余計なアクションよりも一定レンジをゆっくり引いたほうが食ってくることがあります。

ただ巻きで使用するジグは、巻くだけでしっかり泳いでアピールしてくれるタイプがおすすめです。たとえばリア（後部）にブレードが付いたブレードジグや、バイブレーション系のメタルバイブなどは、投げてただ巻くだけで強いフラッシングや振動を発生し魚を引き寄せます。関西のショアジギングでは、実績No.1とも言われる「ブレードジグのただ巻き」で青物が狙われるほど、この手法が有効です。基本はリールを一定スピードで巻くだけですが、時折巻くスピードに緩急を付けたり、途中で「止め」を入れるストップ＆ゴーを織り交ぜるとさらに効果的です。急に動きが変わることでリアクションバイト（反射食い）を誘発できます。まずはシンプルに一定巻きから始め、余裕が出てきたらストップ&ゴーなど変化も加えながら、青物の反応を探ってみましょう。

関西で初心者におすすめの堤防ポイント

いよいよ実際に釣りに行くポイント選びです。関西には初心者でも安心してショアジギングを楽しめる実績豊富な堤防が数多く存在します。ここではエリアごとに、アクセスが良く足場も安定した初心者向けのおすすめ堤防ポイントを紹介します。それぞれ青物の釣果実績が高い場所ばかりなので、初めてでも十分チャンスがあります。

大阪湾エリア

大阪湾岸にはビギナーに適した堤防ポイントが点在しています。例えば貝塚人工島、泉大津フェニックス、舞洲といった釣り場は大阪湾でも有名で、いずれも足場が良く駐車場や公共交通からのアクセスも抜群です。都市近郊にあり気軽に通いやすい上、釣り場自体も広いので混雑時でも比較的ゆったり釣座を確保できます。これらのポイントでは青物の回遊実績も申し分なく、夏～秋にかけてハマチ（ツバス）やサゴシの釣果報告が多く上がります。まずは身近な大阪湾エリアから挑戦すれば、初心者でも青物ゲットの手応えを十分味わえるでしょう。

兵庫エリア

兵庫県内にも初心者に人気の堤防が豊富です。南芦屋浜や神戸港、明石港などは青物の好ポイントとして知られ、実績も折り紙付きです。これらの釣り場はアクセスの良さに加え、夜釣りも盛んなのが特徴となっています。特に秋の夜間にはタチウオ狙いの釣り人で賑わい、夜明け頃に青物がヒットするといったパターンもよくあります。足場も整備されている場所が多く、夜間でも比較的安全に釣りができる環境が整っているため、初めてのナイトゲームに挑戦したい初心者にも適したエリアと言えるでしょう。青物に加えタチウオも視野に入れて、兵庫エリアの堤防を攻略してみてください。

和歌山エリア

本格的に青物を狙うなら和歌山エリアも外せません。水軒（すいけん）鉄鋼団地や加太（かだ）、海南といった和歌山県内の釣り場は、青物からタチウオまで多彩な魚種が狙える好ポイントとして有名です。中でも水軒の沖向き一帯は潮通しが良く、大型のブリやサワラの実績もある熱いエリアです。秋にはタチウオが接岸することでも知られており、夕方から夜にかけて太刀魚狙い、朝に青物狙いと一日通して楽しむ釣り人もいます。加太や海南の堤防も足場が安定しており、ファミリーフィッシングからベテランまで幅広く訪れる釣り場です。大阪湾に比べ自然に近いフィールドが多く魚影が濃い傾向にあるため、少し足を伸ばして遠征する価値のあるエリアでしょう。

淡路島エリア

淡路島周辺もショアジギングで人気の地域です。南あわじ市の福良港や洲本市の洲本港は、青物の回遊実績が特に高いことで知られています。これらの港湾部では秋を中心にブリ級の大型青物が接岸することもあり、シーズンには各地から多くのアングラーが集まります。淡路島は瀬戸内海と外海（太平洋）の接点に位置し、潮通しが非常に良いため魚影の濃さは折り紙付きです。初心者でも運が良ければ青物の強烈なファイトを味わえる可能性があります。ただしポイントによっては足場が高かったり、風が強い日もあるため、ライフジャケットの着用や安全確認は怠らないようにしましょう。安全対策を万全にした上で、ぜひ淡路島エリアのポテンシャルも体感してみてください。

初心者が気をつけるべき安全対策と釣りマナー

最後に、ショアジギング初心者が見落としがちな安全対策と釣り場でのマナーについて確認しておきましょう。釣りは自然相手のレジャーですから、安全に楽しむための準備と周囲への配慮が欠かせません。基本的な事項を守ってこそ、釣果も含めて気持ちよく釣りを楽しむことができます。

安全対策

まず安全対策に関して、堤防釣りでは**ライフジャケット（救命胴衣）**の着用を徹底しましょう。足場の良い堤防とはいえ海辺に変わりはなく、万が一足を滑らせて落水する可能性はゼロではありません。ライフジャケットは命を守るだけでなく、小物類を収納できるポケット付きの釣り用ベストタイプなら機能面でも便利なので、必ず着用する習慣をつけてください。また、履物も重要です。滑りにくい靴（フェルトソールの釣りシューズや磯靴など）を履いて、コケや海水で濡れた堤防でも滑らないように備えましょう。

夜間に釣行する際はヘッドライトなど明かりの確保も必須です。手元を照らすだけでなく、自分の存在を周囲に知らせるためにも、帽子や上着に反射材（リフレクター）を付けておくと安心感が違います。複数人で釣りをする場合は、お互いに位置を確認し合いながら行動し、単独で暗い場所に降りていかないようにしましょう。万一の事態に備えて携帯電話は防水ケースに入れる、救命浮環が設置されている釣り場では場所を把握しておく、など細かな点にも注意を払ってください。**「安全第一」**を心に留めて、無理のない範囲で釣りを楽しみましょう。

釣り場マナー

次に釣り場でのマナーについてです。他の釣り人や周囲の人々に配慮し、気持ちよく釣りができる環境を守ることは、釣果以前に大切なことです。まずゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。使用済みの仕掛けやライン、ルアーのパッケージなどがそのまま放置されれば景観を損ねるだけでなく、海洋生物にとっても危険です。自分が出したゴミは各自で持ち帰り、釣り場を来たときより美しくするくらいの心構えでいましょう。

釣り座では周囲との間隔を十分に取ることも重要です。ショアジギングでは思い切りロッドを振って遠投しますから、隣との距離が近すぎるとお互いのラインが絡んだり、最悪人にルアーが当たる事故にもつながりかねません。人気ポイントが混雑している際でも、むやみに割り込まず空いている場所を探す、どうしても間に入る場合は一声かけるなど、譲り合いの精神を持ちましょう。キャスト時には背後の確認も怠らず、周囲に歩行者や他の釣り人がいないかしっかり見てから振りかぶえるようにしてください。

さらに、地域ごとの決まりやルールにも従いましょう。堤防によっては立入禁止の箇所や釣り禁止の時間帯が設定されている場合があります。そうしたルールを破ると地元の人々とのトラブルになり、最悪その場所自体が釣り禁止になることも考えられます。釣り場を長く楽しむためにも、一人ひとりがマナーとモラルを守ることが大切です。初心者のうちから良いマナーを心掛け、誰もが気持ちよく安全に釣りができる環境作りに協力しましょう。

まとめ

関西の堤防は、ショアジギングを始めたい初心者にとって最適なフィールドです。アクセスの良い釣り場が多く青物の魚影も濃いため、ポイント選びさえ間違えなければ初めてでも十分に青物を釣るチャンスがあります。ジグの選び方や基本的なアクション、そして釣りをする時間帯（朝夕のマズメ時など）のコツを押さえることで、初心者でも釣果アップが期待できるでしょう。安全対策とマナーを万全に、本記事の内容を参考にしながら、ぜひ関西でのショアジギングデビューを成功させてください。岸から繰り広げる大物とのスリリングなファイトは、きっと釣りの醍醐味を存分に味わわせてくれるはずです。あなたの挑戦に幸運を祈っています！