【初心者向け】エサ不要!簡単にできる話題のキス釣り“キッシング”のやり方&コツまとめ

エサが苦手でも釣りができる!? 実は生きたイソメやゴカイなどのエサに触らなくても、手軽にキス釣りが楽しめると話題の釣法があるんです。その名も**「キッシング」**!エサを使わずに専用のワーム(疑似エサ)でシロギス(キス)を狙う新スタイルで、手軽さから注目を集めています。虫エサ独特のニオイやベタつきが苦手な人や、お子さんでも安心してチャレンジできるので、釣り初心者にもピッタリです。

本記事では、そんなキッシングの魅力と始め方を初心者向けに分かりやすく解説します。必要な道具の選び方から釣り方のコツ、おすすめのワームや関西の釣り場情報、釣ったキスの美味しい食べ方まで丸ごと紹介!この一記事でキッシングに必要な知識がばっちり身につきますよ。

本記事で分かること

  • キッシングとは? エサを使わないキス釣りの新しい楽しみ方
  • 必要な道具と仕掛け – ロッドやリール、ライン、ワームなどの基本
  • 釣り方の基本とコツ – 投げ方からアタリの取り方まで
  • 関西のおすすめ釣り場 – 初心者やファミリー向けスポット紹介
  • 釣ったキスの楽しみ方 – 持ち帰りのコツや簡単レシピ

それではさっそく、キッシングのやり方&コツをチェックしていきましょう!

キッシングってなに?キス釣りの新しいスタイルを解説

「キス釣りってエサが必要でしょ?」と思っている方にこそ知ってほしいのが、話題の“キッシング”というスタイル。エサを使わないルアー釣りで、実は初心者や子供にもピッタリな方法なんです。この章では、そんなキッシングの基本や魅力をじっくり紹介します。

エサ不要で手軽!キッシングとはどんな釣り?

キッシングとは、一言でいうとエサを使わずルアー(ワーム)でキスを釣る釣り方のことです。シロギス(キス)釣りといえば通常は砂浜から虫エサを付けて投げる「ちょい投げ釣り」が定番ですが、キッシングでは生きたエサの代わりに人工のワーム(柔らかい疑似餌)を使います。例えばゴカイそっくりのソフトルアーを針につけて投げ、ゆっくり巻くだけでOK。これだけでキスが狙えてしまうんです!

名前の由来はキス(魚)+ingで「キッシング」。アジをルアーで釣る「アジング」やメバルをルアーで釣る「メバリング」にならった造語で、最近じわじわ浸透してきている呼び名です。専用タックル(道具)もいらず、お手持ちのライトゲーム用ロッドなどで気軽に挑戦できる手軽さから注目度がアップしています。

初心者や子供にぴったりな理由とは?

キッシングは釣り初心者やお子さん連れに最適な釣りスタイルです。その理由をいくつか紹介します。

虫エサに触らなくてOK!

ニョロニョロした虫エサを触ったり付けたりしなくて済むので、虫が苦手な方でも安心です。手も汚れにくく嫌なニオイも残りません。

軽い道具で扱いやすい

重い投げ竿や大きなリールは不要。ライトなルアーロッドと小型リールでできるので子供や女性でも操作しやすく、安全に楽しめます。

準備&後片付けが楽ちん

生きエサを買ったり余りを捨てたりする手間がなく、ワームさえあれば思い立ったときにすぐ釣行できます。釣りの後もゴミが少なく片付け簡単です。

こうした理由から、キッシングはファミリーフィッシングやこれから釣りを始めたい方にうってつけと言えるでしょう。ハードルが低く、「初めての海釣り」にも最適なスタイルですね。

エサ釣りとの違いとメリット・デメリット

キス釣りにおいて、キッシングは「手軽で汚れない」のが大きな利点です。一方で活性が低い時は生エサに軍配が上がる場面もあります。従来のエサ釣りはエサの強力な誘引力で安定した釣果が期待できますが、エサの準備や後始末に手間がかかります。総合的に、手軽さ重視ならキッシング、確実性重視ならエサ釣り、と覚えておくと良いでしょう。

準備はこれだけ!キッシングに必要な道具とワーム選び

キッシングのいいところは「始めるハードルの低さ」。最低限の道具だけで、すぐに海に出られる手軽さがあります。このパートでは、初心者でも扱いやすいロッドやリール、釣れると評判のワームまで、実践的なアイテム選びを紹介していきます。

初心者向けおすすめロッド・リール・ラインの選び方

キッシング専用の高価な道具は必要ありません。手頃なライトタックル(軽めの釣り道具)を用意すればOKです。具体的なロッド・リール・ラインの選び方を見ていきましょう。

ロッド(竿)

長さ7〜9フィート前後のライトルアーロッドがおすすめです。アジングロッドやメバリングロッドなど手元にあるもので代用可能。目安として10〜20g程度のオモリを投げられる柔らかめの竿が扱いやすいです。メバリングロッドなど繊細な穂先を持つ竿だと小さなアタリもキャッチしやすいでしょう。

リール

小型のスピニングリール(サイズ2000〜2500番程度)を使用します。手持ちのものでOKです。

ライン(道糸)

扱いやすさならナイロンラインの2〜3号(約8〜12lb)がおすすめ。トラブルが少なく初心者向きです。より遠投したり感度を上げたいならPEラインの0.6〜0.8号+リーダー1.5号前後も選択肢。ただしPEは糸絡みしやすいので、まずはナイロンで始めると安心でしょう。

釣れるワームの特徴とおすすめ3選

キッシングで使う**ワーム(人工エサ)**選びも重要です。キスは口が小さいので、細身で柔らかく、匂いで誘えるタイプのワームが効果的と言われます。具体的には以下のような製品が人気です。

バークレー ガルプ!サンドワーム

本物のイソメのような形状で、強力な匂いを放つ定番ワーム。2インチ程度の細長いサイズがキスにピッタリです。生エサに負けない釣果を発揮しますが、乾燥しやすいので使用後は袋に戻すなど管理はしっかりと。

マルキュー パワーイソメ(ソフトタイプ)

–日本製の大ヒット人工エサ。リアルな見た目と柔らかさで食い込み抜群。カラーは緑や赤、夜光ピンクなどがあり、状況に応じて使い分け可能。匂い控えめで手に付きにくいのも初心者に嬉しいポイントです。

MARS(マーズ) R-32 ハゼ&キス

キス釣り専用設計のワーム。細身のリブ入りボディで水中アピールが強く、匂い成分も配合済み。耐久性が高くフグにかじられても千切れにくいので、エサ取りが多い場所でも安心して使えます。

上記以外にも、各社からイソメ型ワームが発売されています。まずは匂い付きの定番ワームを1〜2種類用意して、状況に応じて試してみましょう。

ちょい投げに最適な仕掛けとオモリの重さとは?

道具とワームが揃ったら、最後に仕掛け(リグ)の準備です。キッシングでは基本的に従来のキス釣り用「ちょい投げ仕掛け」を使います。やり方は簡単で、メインラインの先に市販のキス用2本針仕掛けを結び、その先端にオモリを付けるだけ。針に選んだワームを刺せば準備完了です。

オモリの重さは5〜10号(約20〜37g)前後が目安。遠投しない「ちょい投げ」程度なら7〜8号(25〜30g)が投げやすく着底も分かりやすいでしょう。使うロッドの適合範囲内で選んでください。仕掛けの絡み防止には天秤オモリ(腕付きオモリ)がおすすめです。固定式の天秤ならシンプルで初心者でも扱いやすいです。

※ワームは市販仕掛けのエサ針にそのまま刺せます。ジグヘッドを使う方法もありますが、まずは針数の多い通常のちょい投げ仕掛けで挑戦すると釣果が出やすいでしょう。

やり方は超簡単!キッシングの釣り方とコツ

道具がそろったら、いよいよ実践。といっても難しい操作は不要で、誰でも簡単に始められるのがキッシングの魅力です。この章では投げ方や巻き方の基本から、アタリの取り方、釣れないときの対策まで、わかりやすく解説していきます。

基本の投げ方・巻き方をマスターしよう

キッシングの釣り方はとてもシンプル。仕掛けを投げて、ゆっくり巻くだけが基本です。遠くまで投げる必要はありません。まずは軽く沖に向けてキャストし、オモリが着底したらゆっくりリールを巻いてみましょう。理想はゆっくりと底を引きずるように巻くこと。オモリで砂を巻き上げながらワームを引いてくるイメージです。時々巻くのを止めて数秒待つ「ステイ」を入れるのも有効です。

基本はこの繰り返しですが、巻いている途中に**「コツコツ」と小さな当たり**を感じたらチャンス!次の合わせ動作に移りましょう。

魚が食いつくタイミングはここ!合わせのコツ

キスがワームに食いついたら、軽く竿を持ち上げて合わせを入れます。最初の「ツン」とした当たりですぐに大きく合わせる必要はありません。少し待ってから、竿先をクイッと引き上げる程度で十分です。キスは口が柔らかいので、強く煽りすぎると針が外れやすいため優しく合わせるのがコツです。

針に掛かれば、その後は一定のスピードでリールを巻いて魚を寄せます。途中でググッと重みが増したらヒット確定!そのまま岸までゆっくり巻いて引き上げましょう。

釣れない時の原因と対策

「今日は全然釣れない…」そんなときは次のポイントを見直してみましょう。

時間帯を変えてみる

キスは朝夕の薄暗い時間帯(マズメ時)に活発になります。日中で反応がない場合、早朝や夕方を狙ってみましょう。

場所や距離を変えてみる

群れに当たっていない可能性があります。少し釣る場所を移動したり、遠投できるなら沖の方まで探ってみたりとポイントを変えてみてください。

ワームや誘い方を工夫

ワームの色や匂いを変えてみる、巻く速度をゆっくりにする/速めにするなど動きに変化をつけると食ってくることがあります。状況に応じていろいろ試してみましょう。

これらの対策で状況が好転することも多いです。焦らず色々なパターンを試してみてくださいね。

どこで釣る?関西のおすすめキッシングスポット

キッシングは場所選びも重要なポイント。関西には初心者や家族連れでも安心して楽しめる釣り場がたくさんあります。このパートでは、関西エリアでおすすめのスポットや、場所選びのコツを紹介していきます。

砂浜・堤防・河口…どこがキス向き?

キスは砂地を好む魚なので、釣り場も海底が砂地のエリアを狙いましょう。代表的なのは遠浅の砂浜(サーフ)。浜からのちょい投げで気軽に狙えます。次に、堤防から狙う場合も、堤防周りの底が砂であれば有望です。波止の先端付近や湾内の砂地が広がる場所などが狙い目です。また河口もエサ豊富で大型キスが釣れることがあります。逆に岩場や海藻が茂るエリアにはキスは少ないので避けましょう。

子連れでも安心な釣り場のチェックポイント

ファミリーで行くなら、以下の点に注意して釣り場を選びましょう。

・足場が安全か

砂浜はもちろん、堤防なら柵がある場所や高さが低い場所が安心です。小さい子供がいる場合はテトラ帯や高い防波堤は避けてください。

・設備や混雑

公衆トイレや駐車場が近くにあるか、また人が多すぎないかもチェックしましょう。広々とした場所や空いている時間帯を選ぶと安心です。

安全第一で釣り場を選べば、小さなお子さんでも安心して釣り体験ができますよ。

関西の人気スポット5選

関西エリアで初心者におすすめのキッシングスポット5選を紹介します。いずれも砂地が広がり、アクセスや設備も整った人気釣り場です。

須磨海岸(兵庫県神戸市)

神戸市内から近い遠浅の砂浜。駅チカで駐車場やトイレも完備。夏は海水浴客で昼間の釣りは禁止なので、シーズン(6〜7月)は早朝にキス狙いが◎。

二色の浜海岸(大阪府貝塚市)

大阪湾岸を代表するキス釣りポイント。広い海水浴場で、施設も充実。遊泳客がいない時間帯に浜からちょい投げで数釣りが楽しめます。

片男波海岸(和歌山県和歌山市)

和歌山市街地にある景勝砂浜。遠浅で波も穏やか、家族連れに人気の海岸です。初夏〜夏にキスが接岸しやすく、足元から狙えます。

貝塚人工島(大阪府貝塚市)

泉南地域のファミリー向け釣り場。護岸に柵があり安全。海底は砂地でキスの魚影も濃く、駐車場・トイレも近いので初心者に最適です。

淡路島・洲本海岸(兵庫県洲本市)

淡路島の有名なキス釣り場。大きな砂浜と護岸があり、良型が狙えます。車で乗り入れ可能なエリアもあり、遠征する価値ありです。

上記の他にも、大阪南港周辺の砂浜エリアや、京都宮津の浜詰海岸などキス釣りに適した場所は多数あります。まずは行きやすい場所からチャレンジしてみましょう。

釣ったキスはどうする?持ち帰り方と美味しい食べ方

せっかく釣れたキス、美味しく食べてこそ釣りの楽しさは倍増しますよね。この章では、釣ったキスの持ち帰り方から、家庭で簡単にできる調理法までをご紹介。子どもと一緒に魚をさばくコツも必見です。

魚の締め方とクーラーボックスの使い方

釣れたキスは新鮮さを保って美味しくいただきたいですよね。釣ったら早めに締めて冷やすのがポイント。具体的には、キスのエラ元をハサミで切って血を出し、冷海水や氷でしっかり冷やします。持参したクーラーボックスに氷と海水を入れておけばベスト。氷締めしたキスは家に持ち帰ってもピチピチ新鮮です。真夏は特にクーラーボックス必携で挑みましょう。

釣りたてキスの簡単レシピ

キスは天ぷらやフライにすると絶品!下処理はウロコと内臓を取るだけでOKです。

キスの天ぷら

頭とワタを取ったキスに衣をつけてカラッと揚げます。上品な白身がふわっと味わえます。塩や天つゆでいただきましょう。

キスフライ

開いたキスにパン粉を付けて揚げればサクサクのフライに。タルタルソースとの相性も抜群で、子供にも大人気です。

釣りたての新鮮なキスは、シンプルな料理ほど素材の旨味が際立ちます。ぜひ出来立てを味わってくださいね。

子供と一緒に魚をさばくコツとポイント

釣ったキスの処理や料理はぜひお子さんと一緒にやってみましょう。安全に配慮しつつ、ウロコ取りや内臓出しなど簡単な作業を任せてみてください。自分で釣った魚を調理する体験は、子供にとって良い思い出と学びになります。

キッシングをもっと楽しむためのQ&A

最後に、キッシングを楽しむうえでよくある疑問をまとめました。「夜でも釣れるの?」「ワームって再利用できるの?」など、実際に始めてみると気になるポイントを一問一答形式でわかりやすくお答えします。

よくある疑問を一問一答形式で解説

Q1. 夜釣りでもキスは釣れるの?

A. はい、夜でも釣れます。むしろ夜間は良型が浅場に寄るチャンスタイムです。ただ暗い釣り場は危険もあるので、ライトを用意して安全に注意しましょう。

Q2. 使ったワームは再利用できる?

A. はい、基本的に何度でも使えます。釣り中は乾燥しないよう適宜袋に戻し、持ち帰ってから保存すればOK。さすがにボロボロになったら交換しましょう。

Q3. 釣り禁止の場所はある?

A. 場所によってはあります。夏の海水浴場は遊泳時間帯は釣り禁止になることが多く、防波堤でも立入禁止区域があります。現地の看板や公式案内を必ず確認し、ルールを守って釣りを楽しみましょう。

まとめ

キッシングは、エサ不要・簡単・清潔で、初心者やファミリーにぴったりな新しいキス釣りスタイル。

特別な技術や高価な道具がなくても、ちょっとした準備とワクワクする気持ちだけで楽しめます。

しかも、関西には初心者でもしっかり釣果が狙える砂浜や堤防がたくさん!

そして釣ったキスは、天ぷらやフライにして家族で味わえば、その日一日が最高の思い出になるはずです。

「なんか楽しそうかも…」と思った今が、はじめ時。

週末の朝、ワームとロッドを持って、ちょっと海まで出かけてみませんか?

きっと釣りの楽しさにハマりますよ!





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