「秋キャンプの夜、肌寒い空気と温かい料理…その最強コンビを叶えるのがマルチグリドル!」 秋のキャンプは澄んだ空気と美しい紅葉が魅力ですが、何より楽しみなのは旬の食材を使ったキャンプ飯ではないでしょうか。マルチグリドルという調理ギアを活用すれば、秋の味覚を存分に味わえる料理が格段にレベルアップします。特に秋の旬食材を活かしたレシピは、キャンプでの食事を驚くほど美味しく、そして手軽にしてくれます。この記事では初心者でも失敗しない簡単レシピ7選と、マルチグリドル活用のコツを紹介します。マルチグリドルひとつで叶う絶品キャンプ飯で、秋キャンプの夜をもっと感動的にしてみませんか?
マルチグリドルが秋キャンプ料理に最適な理由
秋キャンプでマルチグリドルが大活躍するのには理由があります。 1枚のプレートで多彩な調理ができ、寒い季節でも効率よく加熱できるその性能は、まさに秋キャンプにうってつけです。さらに、調理シーン自体が映えるため写真映えも抜群。ここでは、マルチグリドルの魅力を3つのポイントに分けてご紹介します。
1枚で「焼く・煮る・炒める・蒸す」ができる万能ギア
マルチグリドル最大の魅力は、これ1枚で「焼く・煮る・炒める・蒸す」の4役をこなせる万能調理ギアであることです 。厚手の平たい鉄板(またはアルミ合金製プレート)の形状をしており、フライパンのように炒め物や焼き物ができるのはもちろん、フチがあるので汁気の多い煮込み料理や蒸し料理まで調理可能です 。さらにIH・ガスコンロ・直火など様々な熱源に対応するモデルも多く、アウトドアでも自宅でも場所を選ばず使えるのもポイントです 。例えば朝食にベーコンエッグを焼いたり、夜はシチューをコトコト煮込んだりと、一台であらゆる料理に挑戦できます。荷物を減らしたいキャンプでは、**「これ一つで何でも作れる」**マルチグリドルの存在が心強いですね。
寒い秋キャンプで活きる「保温性&調理スピード」
秋が深まると夜間の冷え込みが厳しくなりますが、マルチグリドルなら調理スピードが速く保温力も高いため、寒い環境でも温かい料理を楽しめます。実際に調理器具としての性能を見ると、マルチグリドルは熱伝導率が高く効率よく加熱できるため、調理時間が短く済みます 。さらに分厚いプレートは一度熱せられると冷めにくく、できたてホカホカの料理を長く保てるのも嬉しい点です。 キャンプ料理のプロからも「マルチグリドルの保温性と熱伝導のよさ」で手軽かつ美味しいメニューが作れると太鼓判が押されています 。寒い秋キャンプでは火力が弱まりがちですが、マルチグリドルなら効率よく熱を伝えてくれるので、食材に均一に火が通りやすいのです。お湯を沸かしたりスープを作ったりする際も短時間で済むため、冷えた体を素早く温める熱々の料理を提供できます。
SNS映えする見た目と調理シーン
マルチグリドルはその調理シーン自体が絵になることも人気の理由です。黒く大きな鉄板の上で豪快に肉や野菜を焼く様子、湯気を立ててぐつぐつ煮立つスープ――どれも写真や動画に収めたくなる迫力があります。実際にマルチグリドルは今SNSでも話題沸騰中の調理ギアで 、「時間をかけずに映えごはんが完成する」と口コミで大人気となっています 。ひとつのプレートに色とりどりの旬食材を盛り付ければ、そのまま鉄板がお皿代わりになって食卓に出せる手軽さも映えポイントです。例えば焼き立てのステーキや彩り豊かなガレットをマルチグリドルごとテーブルに出せば、それだけでキャンプ場がおしゃれなレストランのように早変わりします。調理後の鉄板は写真映えするだけでなく、料理が冷めにくい器としても機能します。マルチグリドルを囲んで湯気立つ料理をシェアすれば、仲間とのキャンプの思い出もより一層ドラマチックになるでしょう。
秋キャンプで使いたい旬食材ベスト5
秋は食材の宝庫! キャンプ料理にも取り入れたい旬の味覚が目白押しです。ここでは秋キャンプで特におすすめの旬食材ベスト5を紹介します。それぞれの食材の美味しさはもちろん、キャンプで調理する際の下処理のポイントや持ち運びのコツも併せて解説します。秋の味覚を知り尽くして、次のキャンプ飯のレパートリーに加えてみましょう。
サツマイモ(ほくほく甘い)
秋の味覚の代表格であるサツマイモは、子どもから大人まで大人気の食材です。ほくほくとした甘みは、そのまま焼くだけでデザート級の美味しさになります。キャンプではアルミホイルに包んで焚き火の中に入れておくだけで簡単に焼き芋が作れます 。実際、濡らした新聞紙で包んだサツマイモをホイルで二重に包み、炭火に投入すれば、外は香ばしく中はしっとりと甘い焼き芋が出来上がります 。キャンプでの下処理ポイント: サツマイモは皮ごと調理することが多いので、事前にたわしで泥を落としてよく洗っておくことが重要です 。泥が残っていると焦げ付きやすく味にも影響するため、洗った後はしっかり水気を拭き取って乾燥させておきましょう 。大きい芋は火が通りにくいので、予め電子レンジで軽く加熱しておくと調理時間の短縮になります 。下茹でや蒸し焼きにして持参すれば、現地でホイルに包んで温め直すだけで絶品焼き芋が楽しめます。
キノコ類(香りと旨味アップ)
秋はシメジ、マイタケ、シイタケなどキノコ類が旬を迎え、香り高い旨味を堪能できます。キャンプ料理にもキノコは大活躍で、ホイル焼きにすれば素材の風味を最大限に引き出せます 。バター醤油やポン酢を垂らしてホイル包み焼きにすれば、簡単ながらごちそう感のある一品に。特に数種類のキノコをミックスすると複雑な旨味が出ておすすめです 。キャンプでの下処理ポイント: キノコは調理前に石づきを落として食べやすい大きさにカットし、数種類をジップ袋にまとめて**“キノコミックス”**として持参すると現地での手間が省けます 。水洗いはせずキッチンペーパーで汚れを落とす程度にしておくと、香りや食感を損ないません。また傷みやすいのでクーラーボックスで冷やし、早めに使い切るようにしましょう。かさばらない食材なので、多めに持って行って鍋やパスタの具に足すなど、色々な料理にアレンジが可能です。
サンマや秋鮭(旬の魚)
秋の魚と言えばサンマ(秋刀魚)と秋鮭(サケ)は外せません。脂が乗った旬の魚はシンプルに焼くだけで絶品です。サンマは塩焼きにして大根おろしを添えれば秋キャンプらしい風情ある一品になりますし、秋鮭もホイル焼きやちゃんちゃん焼きなどで豪快に楽しめます。 秋鮭は9月から冬にかけて旬を迎え、身も皮も美味しく食べられるのが特徴です 。下処理もほとんど要らず骨も少なめなので、子どもがいるファミリーキャンプでも扱いやすい魚と言えます 。一番手軽なのはキノコや野菜と一緒にホイル焼きにする方法で、醤油やバターを垂らして蒸し焼きにすれば失敗なくふっくら仕上がります 。一方サンマは名前に「秋」が付くほど秋を代表する魚で、塩を振ってそのまま焼くだけで旬の旨味を堪能できます。 大人向けにはあえて内臓を取らずワタごと焼いて苦味とコクを楽しむ通な食べ方も美味です 。ただし子どもや苦味が苦手な方がいる場合は、事前にワタを抜いておくと良いでしょう。キャンプでの下処理ポイント: 鮮度が命の魚は、クーラーボックスでしっかり冷やして持参してください。サンマは現地で捌くのは大変なので、必要であれば家庭で内臓処理を済ませてから持ち込むと楽です。皮が網や鉄板に張り付きやすいので、焼く前にマルチグリドルを十分熱して薄く油をひいておくと崩れずに焼けます。また焼き過ぎに注意し、身が柔らかくほぐれる程度で火から下ろすことでジューシーさを保てます。秋鮭は切り身を使えば下処理不要ですが、もし大きな半身を持って行く場合は骨抜きをして一口大にカットしておくと調理しやすいです。塩胡椒で下味を付けておけば臭みも抑えられます。なお魚臭が気になる方は、焼いた後の鉄板をお湯でさっと洗える準備(スポンジや洗剤の持参)もお忘れなく。
かぼちゃ(スープやグリルに最適)
ビタミン豊富で甘みのあるかぼちゃも秋キャンプでぜひ使いたい野菜です。ほくほくの食感と自然な甘さは、スープやグリルにすると一層引き立ちます。朝のキャンプでかぼちゃのポタージュスープを作れば体の芯から温まりますし、夕食ではアルミホイルに包んで焚き火に入れるかぼちゃのホイル焼きも簡単で美味。チーズをのせてとろりと焼けばおつまみにも最高です。キャンプでの下処理ポイント: かぼちゃは非常に硬く生のままでは火が通りにくいため、正しい下ごしらえが重要です 。まず家で種とワタを取り除き、食べやすい大きさにカットしておきましょう。特に大きなカボチャは無理に一度で切ろうとせず、電子レンジで短時間(30秒〜1分)加熱してから徐々に包丁を入れると安全です 。薄めにスライスしたかぼちゃはラップをふんわりかけて2~3分電子レンジで加熱しておくと、均一に火が通りやすくなり調理時間がぐっと短縮できます 。このひと手間で、焼いたとき表面だけ焦げて中が生という失敗を防ぎ、ホクホクの食感と甘みを引き出せます 。持ち運び時はカットしたかぼちゃを密閉袋に入れて冷蔵し、クーラーボックスで保冷しましょう。現地では切ったかぼちゃをそのまま焼いたり煮たりできます。皮ごと調理する場合は、表面をたわしでよく洗い農薬や汚れを落としておくことも忘れずに 。
栗(デザートやご飯に)
秋の味覚の栗は、手間はかかりますがキャンプ料理に取り入れると特別感がぐっとアップします。ホクホク甘い栗はそのまま焼いて焼き栗にしたり、炊き込みご飯に加えて栗ご飯風にしたり、さらにはスイーツにも活用できます。焚き火の残り火にアルミホイルで包んだ生栗を投入し、じっくり焼けば香ばしい焼き栗が完成します。実はこんがり香ばしい焼き栗はキャンプでも作りやすいレシピのひとつで、残り火を利用して秋の夜長にゆっくりローストするのも風情があります 。焼き上がった栗は皮を剥いてそのまま食べても良いですし、余った分で栗おこわを作ればまた違った味わいが楽しめます 。キャンプでの下処理ポイント: 栗は調理前に鬼皮(固い外皮)と渋皮を剥く必要がありますが、キャンプ場で一から剥くのは至難の業です。そこで市販のむき栗(甘栗や水煮栗)を活用するのも賢い方法。真空パックのむき栗ならそのまま炊き込みご飯に入れたり、スイーツに使ったりできます。もし生の栗を使う場合は、前日に一度下茹でして鬼皮・渋皮を剥いておきましょう。家庭で塩茹でした栗の皮を剥き、タッパーやジップロックに入れて持参すれば現地で手軽に調理できます。なお、生栗をそのまま焼くと爆ぜて危険なので、包丁で切り込みを入れるか皮に穴をあけて爆発防止の処理をしてください。また栗拾いを楽しんだ場合は、拾った栗を水に半日浸けて虫出しするなど下準備も必要になります。手間はかかりますが、自分で調理した栗料理は格別の美味しさですので、ぜひチャレンジしてみてください。
マルチグリドルで作る簡単&絶品!秋キャンプ飯レシピ7選
秋キャンプにぴったりのマルチグリドル活用レシピ7選をご紹介します。いずれも旬の食材を使った絶品メニューばかりですが、調理手順はシンプルで初心者でも失敗しません。マルチグリドルひとつで調理できるので片付けも楽々。香りや見た目も意識した“SNS映え”するラインナップなので、写真を撮る楽しみもあります。それでは秋の味覚を存分に味わえるキャンプ飯レシピを見ていきましょう!
1. 秋鮭ときのこのバター醤油焼き(香り抜群の鉄板メニュー)
秋の味覚コンビである鮭とキノコを豪快に鉄板で焼き上げる一品です。火にかけたマルチグリドルにバターを溶かし、一口大に切った秋鮭とお好みのキノコ(シメジや舞茸、椎茸など)を投入。ジュワッという音とともにバターの香りが広がり食欲をそそります。鮭にほぼ火が通ったら醤油を鍋肌から回し入れ、サッと絡めましょう。香ばしい醤油とバターの風味が鮭とキノコに染み込み、ご飯がすすむ濃厚な味わいに仕上がります。仕上げに黒こしょうを振ったり、レモンを絞れば風味が引き締まりますよ。もし焦げ付きが心配な場合はホイルを敷いて蒸し焼きにし、最後にホイルを外して焼き色をつける方法もおすすめです(この方法なら鮭とキノコを一緒に包んで焼くだけなので失敗しにくいです )。バター醤油のコクとキノコの旨味、秋鮭のジューシーさが三位一体となった鉄板メニューで、キャンプ場でも「美味しい!」の歓声が上がること間違いなしです。
2. さつまいもとベーコンのチーズ焼き(子どもにも人気)
ホクホク甘いさつまいもと塩気のあるベーコン、そしてコクのあるチーズ。この黄金トリオをマルチグリドルで焼き上げる、おやつ兼おかずになる一品です。作り方は簡単。まずサツマイモは皮付きのまま1センチ厚程度の輪切りか半月切りにして、火が通りやすいようあらかじめ下茹でまたは電子レンジで軽く加熱しておきます。熱したマルチグリドルに少量の油をひき、サツマイモの両面をこんがり焼きつけます。続いて短冊切りまたは一口大にしたベーコンを加え、カリッと焼き目が付くまで炒め合わせましょう。塩コショウで軽く下味を付けたら、とろけるシュレッドチーズをたっぷり全体に広げて蓋(またはアルミホイル)をします。弱火でチーズがとろとろに溶けたら出来上げり。甘じょっぱい味わいに子どもたちは大喜びし、大人のおつまみとしても満足度抜群です。お好みで仕上げにメープルシロップを少し垂らすと、スイーツ感覚の濃厚さつまいもチーズになってこれも絶品ですよ。
3. きのこたっぷりクリームパスタ(1枚で茹で&ソース作り)
マルチグリドル一枚でパスタを茹でるところからソース作りまで完結させる、ワンパンパスタスタイルのレシピです。秋の味覚のキノコをたっぷり使ったクリームパスタは、キャンプとは思えない贅沢な仕上がりになりますよ。まずマルチグリドルに適量の水を張り、塩を加えて火にかけます。フチがあるので浅めのフライパンのようにパスタを茹でることが可能です(麺が長い場合は折って茹でます)。パスタが茹で上がる直前に一度取り出し、お湯を少し残した状態でみじん切りのニンニクとオリーブオイルを投入。刻んだベーコンやハムを軽く炒め、続いてシメジ・マイタケ・エリンギなどお好きなキノコ類を山盛り入れて炒めます。キノコがしんなりしたら牛乳(または生クリーム)とコンソメを加え、茹でたパスタを戻しましょう。あとはとろみが出るまでソースを煮絡め、塩胡椒で味を調えれば濃厚クリームパスタの完成です。ポイントはパスタの茹で汁を少し残してソースに活用すること。デンプンが溶け出したゆで汁がクリームソースに自然なとろみを与えてくれます。仕上げに黒胡椒と粉チーズ、彩りにパセリを散らせば、写真映えもするおしゃれな一皿になります。マルチグリドルの高いフチのおかげで汁気の多いクリームソースもこぼさず安心して調理できますから、アウトドアでも気兼ねなく本格パスタが楽しめます。
4. 秋刀魚の塩焼きと大根おろし(アウトドア感満載)
シンプルイズベストな和のキャンプ飯、秋刀魚の塩焼きです。秋の夜に炭火で焼くサンマは格別ですが、マルチグリドルでも負けないくらい香ばしく焼き上げることができます。新鮮なサンマに軽く塩を振り、予めしっかり熱しておいたマルチグリドルでこんがり焼きましょう。ポイントは最初に強火で皮目をパリッと焼き付け、その後は弱火〜中火でじっくり火を通すこと。こうすることで外はパリッ、中はふっくらジューシーに仕上がります。マルチグリドルは焦げ付きにくい加工がされているタイプも多いので、魚が網にくっついてボロボロ…という心配も少なく調理できます。焼いている間に大根おろしも用意しておき、熱々のサンマを載せたらたっぷり添えましょう。仕上げにすだち(またはカボス)をキュッと絞れば風味豊かな秋の逸品に。苦味が好きな方は焼く前にワタ(内臓)をあえて取らずそのまま塩焼きにすると、通好みの味わいが楽しめます。炭火と違い煙が少ないので、テントサイトでも周囲に配慮しながら魚が焼けるのも嬉しい点です。ただし魚を焼いた後は匂いが鉄板に残りやすいので、他の料理へ移るのを避けたい場合は一度しっかり洗ってから別の調理に移ると良いでしょう。それでも秋キャンプで焼き魚の香ばしい香りを楽しめるのはアウトドアならでは。夜風に当たりながら頬張る塩焼きサンマは、きっと忘れられない思い出の味になります。
5. かぼちゃのポタージュスープ(朝キャンプにも最適)
冷えた朝のキャンプに恋しくなるのが、体を温めてくれるホットスープ。甘みたっぷりの秋かぼちゃで作るポタージュは、簡単なのに贅沢な一杯です。マルチグリドルはフチが付いているのでスープ作りも安心。まずバターで玉ねぎの薄切りを炒め、透き通って甘みが出たら下茹でしたかぼちゃを投入します。かぼちゃと玉ねぎを軽く炒め合わせたら、水とコンソメを加えて柔らかくなるまで煮込みましょう。フチが浅いので吹きこぼれに注意しながら中火〜弱火でコトコトと。かぼちゃが崩れるくらい柔らかく煮えたら、一度火を止めてスープを粗熱を取ります。ここで登場するのがハンドブレンダーやマッシャー。鍋替わりのマルチグリドルの中で直接かぼちゃを滑らかになるまで潰してしまいます。その後牛乳を加えて再度火にかけ、混ぜながら温めて塩・胡椒で味を整えれば出来上がりです。仕上げに生クリームを回しかけたり、パセリを散らすと見た目も◎。マルチグリドルは蓄熱性が高いので、火を止めてもスープが冷めにくく朝食の食卓で熱々をキープできます。パンを浸したり、ソーセージや卵料理と一緒に楽しめば、肌寒い朝でも心も体もぽかぽかになるでしょう。朝から野菜の甘みが染みたスープを飲めば、その日一日元気に過ごせそうですね。
6. 栗ときのこの炊き込みご飯風(マルチグリドルで炊飯)
「炊飯=お鍋やメスティン」と思われがちですが、実はマルチグリドルでも少量の米なら炊き込みご飯風に炊くことができます。秋の味覚である栗とキノコを使った炊き込みご飯は、香りも味も秋そのもの。ぜひマルチグリドル炊飯に挑戦してみましょう。まずお米1〜2合を研いで30分ほど水に浸しておきます。マルチグリドルに浸水したお米と規定量の水(お米と同量強)を入れ、むき栗(市販の甘栗や下処理済みの生栗)とお好みのキノコ(シメジ・マイタケ・椎茸など)をたっぷり投入。調味料は醤油、みりん、酒を各大さじ1ずつ程度と和風だしの素を少々加えると失敗がありません 。具材と調味料を軽く混ぜたらマルチグリドルに蓋をします(蓋がなければアルミホイルを二重にかぶせ、さらに重石代わりにお皿などを乗せると良いです)。強めの中火にかけ、煮立ってきたら弱火にして約15~20分。途中で蓋を開けずに火加減だけ調節し、時間が来たら火を止めます。そのまま蓋をした状態で厚手のタオルなどに包み、10分程度蒸らしましょう。蓋を開けてみてご飯に芯がなければ炊き上がりです。全体をざっくり混ぜて栗とキノコを均一に行き渡らせれば、香り豊かな栗きのこご飯の完成。マルチグリドルならではの大きな面積で炊くため、おこげもできやすく香ばしい風味が楽しめます。万一水分が残っていた場合は蓋を開けて再度弱火で水分を飛ばすなど調整しましょう。栗のほっくり感とキノコの旨味が染みたご飯は、冷めても美味しくおにぎりにして翌日の行動食にするのもおすすめです。
7. 焼きりんごのシナモンバター添え(デザートで締め!)
秋キャンプの締めくくりにふさわしい絶品デザート、焼きりんごのシナモンバター添えです。澄んだ夜空の下、甘く香ばしいりんごの香りが漂えば、キャンプの夜が一段とロマンチックになること間違いなし。作り方はとても簡単なので、食後のリラックスタイムにぜひ試してみてください。まずリンゴ(紅玉など酸味のある品種がおすすめ)を横半分ではなく芯に向かって縦にカットします。芯と種をくり抜き、中にバターひとかけと砂糖少々、シナモンパウダーを振りかけます。マルチグリドルを弱火で熱し、バターを薄く塗ったらカット面を下にしてリンゴを並べます。蓋またはホイルをかぶせてじっくり蒸し焼きにしましょう。リンゴからジュワッと汁がにじみ出し、皮がしんなりしてきたら裏返します。再度蓋をして数分蒸し焼きにしたら火を止め、余熱で中心まで火を通します。お皿(またはそのままマルチグリドル)に盛り付け、熱いうちにバターを乗せ、シナモンをたっぷり振っていただきます。ナイフを入れるとホロッと崩れる柔らかさで、中まで染みたバターとシナモンの香りが最高です。お好みでハチミツをかけたり、バニラアイスを添えても贅沢ですね。りんごは秋から冬に旬を迎える果物で、焼きりんごにすることで一挙にデザート感が増すキャンプ定番スイーツです 。マルチグリドルで作れば一度に複数個焼けますので、みんなでシェアしてほっこり温まりながら秋キャンプの夜を締めくくりましょう。
マルチグリドル料理をもっと美味しくするコツ
マルチグリドルで作る料理をさらにワンランクアップさせるためのちょっとしたコツを押さえておきましょう。調理器具に少し工夫を加えたり扱い方を知っているだけで、仕上がりの美味しさが格段に違ってきます。以下のポイントを参考に、秋キャンプ飯をもっと極めてください。
油の馴染ませ方で焦げ付き防止
マルチグリドルは製品によって表面加工が異なります。フッ素樹脂加工などが施されたタイプは焦げ付きにくくシーズニング(焼き慣らし)不要で使えるものもあります 。一方、鉄製や一部アルミ製で加工なしのものは、初回使用前にしっかりシーズニングして油を馴染ませておくと調理の際に食材がこびりつきにくくなります。使用中も調理を始める前にプレートを十分予熱し、薄く油を引いてから食材を載せるのが基本です。油は多すぎると揚げ焼きのようになってしまうため、キッチンペーパーで均一に伸ばす程度にしましょう。また、調理中焦げ付きが気になったら無理にこそげ落とそうとせず、一度火から下ろしてお湯を注ぎ木べらでこすると焦げが取れやすいです。汚れが蓄積すると焦げ付きの原因になるので、調理後はお湯でさっと洗って清潔に保ちましょう 。正しい油の扱いとお手入れで、マルチグリドルはいつでも快適に使え、料理の仕上がりも向上します。
均一に火が通る食材の並べ方
マルチグリドルは面積が広い分、一部がバーナーの直上に来るため中央と周辺で温度差が生じることがあります。そのため、食材の配置や並べ方を工夫して均一に火を通しましょう。厚みのあるお肉や火が通りにくい野菜(かぼちゃやジャガイモなど)は、最も火力の強い中央付近で加熱し、火が通ったら端の方に移動させて保温するイメージで調理します。逆に、焦げやすい食品(薄いクレープ生地や野菜の葉物など)は初めから端の方で焼いてゆっくり火を通すと失敗が少ないです。また炒め物の場合、中央で炒めて端にずらすという動きをすると、火の通りにムラが出にくくなります。例えば焼きそばを作る際、麺は中央でしっかり焼き付けた後、端に寄せて野菜を中央で炒める、といった具合です。さらに丸い形のマルチグリドルなら、串焼きなどは串の端を中心に向けて放射状に並べると均等に焼けます (中心を空けて円形に串を並べると全体にまんべんなく熱が回ります)。複数の具材を同時に焼くときは、それぞれの火の通りやすさを考慮した配置を心がけることで、どの食材もベストな状態に仕上げることができます。
寒い時期の火力管理テクニック
秋も深まり冬に近づくと、気温低下でバーナーや燃料の火力が落ちやすくなります。寒い環境でマルチグリドル料理を失敗しないために、火力管理のコツを押さえておきましょう。まず風除け(ウインドスクリーン)の活用は必須です。バーナーの周囲を囲むように風防を立てれば、冷たい風による火力ロスを防げます 。加えて、寒冷地対応のガスを使うことも効果的です(アウトドア用の冬用ガスカートリッジは低温下でも気化しやすく火力が安定します)。普通のOD缶・CB缶しかない場合は、使用前にポケットに入れて温めたり、お湯を入れたボウルで缶を軽く温めて気化を促すと良いでしょう。ただし過度な加熱は危険なので厳禁です。焚き火調理をする際は、熾火(おきび)を使って安定した火力を確保するのがコツ。炎が出ている状態より、赤くなった熾火をマルチグリドルの下にかき集めて調理するとムラなく加熱できます。さらに調理中はフタやアルミホイルで覆いを活用することで熱を閉じ込め、食材に火が通るのを助けましょう。気温が低いときほど「沸騰しづらい・焼き色がつきにくい」といった問題が起こりがちですが、燃料・風・熱の三点を工夫して管理すれば、美味しい料理を安定して作ることができます。寒い季節だからこそ熱々の料理が最高のご馳走になりますので、火力管理テクニックで秋キャンプを乗り切りましょう。
秋キャンプ×マルチグリドル料理をSNS映えさせる撮影術
せっかく美味しそうな秋キャンプ飯ができたら、写真にも収めてSNSに共有したいですよね。マルチグリドル料理はダイナミックな見た目と彩り豊かな食材で映え要素満載です。ここでは、キャンプの雰囲気そのままに美味しそうな写真を撮るための撮影術を紹介します。ちょっとしたコツで、あなたの秋キャンプ×マルチグリドル写真が「いいね!」間違いなしの一枚になりますよ。
光を活かした自然光撮影
屋外での撮影最大の味方は自然光です。太陽の光は料理を美味しそうに見せてくれる最高のライティング。ポイントは日中の明るい時間帯、できれば朝日や夕暮れ時の柔らかな光を使うことです。朝の柔らかい日差しの中で湯気の立つスープを撮ったり、夕方の斜光線でお肉の焼き目を照らしたりすると、ドラマチックで温かみのある写真に仕上がります。直射日光が強すぎるとコントラストがきつくなりがちなので、その場合はタープ下や木陰など明るい日陰に料理を移動させて撮影するのがおすすめです。自然光の下では料理本来の鮮やかな色が再現され、シズル感(湯気や照り)も綺麗に写ります。また焚き火の炎のゆらめきは夜の雰囲気を演出してくれる最高の効果。焼きりんごを焚き火のそばで撮影すれば、炎の橙色に照らされてとてもムーディーです。ただし暗すぎる環境では写真がブレやすいので、ランタンやヘッドライトで補助光を当てつつ、ISO感度を上げて撮ると良いでしょう。基本はフラッシュは使わず自然な明かりを活用すること。これだけでキャンプ飯の写真はぐっと魅力的になります。
マルチグリドルの黒×旬食材の色コントラスト
マルチグリドルの黒いプレートは、写真において最高の背景になります。黒は他の色を引き立てる効果があるため、上に乗った旬食材の色合いが一層鮮やかに映えるのです。例えばオレンジ色のかぼちゃ、赤いトマトやリンゴ、緑のブロッコリーなど、秋の食材は彩りが豊か。【34】黒い鉄板とのコントラストでそれらの色彩がよりポップに浮かび上がり、見る人に強い印象を与えます。撮影時はなるべく料理に寄って、鉄板の縁や取っ手も構図に入れると「マルチグリドル感」が伝わる写真になります。上からの俯瞰撮影(真上から撮る)も、丸いグリドルいっぱいに料理が乗っている様子が写せておすすめです。丸形なら円形に配置した串焼き、四角いグリドルなら対角線状に盛り付けを配置するなど、幾何学的な構図を意識するとプロっぽい写真に。鉄板そのものも若干油でテカテカしていると照り感が出て美味しそうなので、撮影前に料理に軽く油を絡めておくと良いでしょう。また、秋のキャンプならではの演出として、周囲に紅葉した落ち葉や木の実をさりげなく置いてみるのも雰囲気作りに効果的です。真っ黒なマルチグリドルと色鮮やかな秋の恵みを一緒に写真に収め、季節感あふれる1枚に仕上げましょう。
調理シーンのライブ感を押さえるコツ
完成した料理の写真も良いですが、調理中のライブ感を伝えるショットはさらにSNS映えします。マルチグリドルの上でジュージューと音を立てる肉や野菜、立ち上る湯気、飛び散る油の粒、そしてそれを見つめる笑顔――そんな臨場感を写真に収めてみましょう。コツは動きのあるシーンを連写や動画で撮影しておき、その中からベストな瞬間を切り出すこと。例えばバター醤油焼きで醤油を回し入れる瞬間の炎が上がったシーン、パスタを豪快に混ぜているシーン、あるいは焼きりんごから湯気がふわっと出た瞬間などが狙い目です。人物を入れる場合は、料理をひっくり返す手元や料理を覗き込む表情を撮ると、見る人にも自分がキャンプに参加しているような気分を味わってもらえます。背景にサイトのテントや焚き火をぼかして入れ込むと「キャンプらしさ」も一層アップ。スマホならポートレートモードを使って料理を際立たせるのも良いでしょう。さらに料理のシズル感(そそる感じ)を伝えるには湯気を映すのがポイント。朝晩の冷えた空気の中では湯気が見えやすいので、そのタイミングでシャッターを切ってください。もし湯気が写りにくい場合は背景を暗い色にする(黒い鉄板や人の服を背景にする)と白い湯気が浮かび上がります。料理写真は「熱さ」「香り」「音」を視覚でどう表現するかが鍵です。ライブ感溢れる写真でフォロワーに秋キャンプ飯の魅力を存分に伝えましょう。
まとめ|マルチグリドルで秋キャンプ飯をもっと楽しく!
マルチグリドル一枚あれば、秋キャンプの食体験が格段に温かく、美味しくなります。炒め物から煮込み料理、デザートに至るまで何でもこなす万能ギアなので、料理の幅が広がりキャンプがますます楽しくなるでしょう。 実際に「軟らかくジューシーに焼けるのはマルチグリドルならでは。肉もご飯もくっつきにくく、後片づけもラク」といった声もあり、初心者からベテランまで納得の使い心地です 。まずは記事で紹介した初心者でもすぐ真似できるレシピから試してみて、マルチグリドル調理に慣れていきましょう。シンプルな焼き物から始めて、徐々に炊き込みご飯やスイーツなど応用編にチャレンジするのがおすすめです。食材選びも秋の旬を意識すれば、季節感あふれるメニューでキャンプの思い出がより印象深くなります。ぜひ次の秋キャンプにはマルチグリドルを連れて行き、暖かく美味しいキャンプ飯で心も体も満たしてください。マルチグリドルの魔法で、あなたの秋キャンプがもっと楽しく、そして感動的なおいしさに包まれますように!
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