雨の予報で「キャンプは無理かな…」とあきらめていませんか?初心者ファミリーキャンパーさんでも大丈夫!雨キャンプには雨の日ならではの楽しみ方がたくさんあります。テントに親子でおこもりして過ごす時間も、考え方しだいで最高の遊び場に変身します。親子で楽しめる【雨キャンプの遊び】アイデアや、思わず夢中になるクラフトを8つ厳選してご紹介します。雨の日キャンプの過ごし方に悩む方も、この記事を読めば心配がワクワクに変わるはずです。一緒に雨キャンプを親子の最高の思い出に変えましょう!
雨キャンプでありがちな3つの困りごと
雨の日のキャンプには、初心者が戸惑いやすい困りごとがいくつかあります。事前に知っておけば対策も立てやすく、心構えも楽になりますよ。特に親子キャンプでは次の3点に注意です。
道具や衣類がびしょ濡れに…
後片付けが大変! テントやタープ、服や靴など、多くのキャンプ道具が雨で濡れてしまいます。濡れたまま放置するとテント生地にはカビ、小物は錆びの原因に 。撤収時には泥や水分を拭き取る手間も増え、帰宅後も干したりメンテナンスが必要です 。大きなテントほど乾燥作業が大変なので、貴重な休みの半日がつぶれてしまうことも 。
設営・撤収作業がつらい!
雨天ではテント設営や撤収に普段以上の労力がかかります。外作業で体はびしょ濡れ&泥だらけになりがち 。さらにレインウェアや長靴など雨具も必要で荷物も増えます 。雨の日の撤収は余計な作業が増えるため、晴れの日より早めにとりかかる必要があります 。しかも、小さなお子さんを見守りながらの作業になるので余計に大変です 。
子どもが退屈&雨で体調リスクも
外で思い切り遊べない雨キャンプでは、子どもが「暇だよ~」と退屈しがちです。走り回れないストレスで機嫌が悪くなることも…。また、子どもは雨の中ではしゃぎたがりますが、ずぶ濡れになると風邪をひくリスクもあります 。親も気疲れしてしまい、「もう雨の日はキャンプ無理!」なんて思ってしまう原因に…。
でもご安心を!次の章では、そんな雨キャンプならではのお悩みを吹き飛ばす、親子で楽しめる遊び&クラフトのアイデアをたっぷり紹介します。
【厳選】親子で楽しめる雨キャンプ遊び&クラフト8選
雨の日キャンプだからこそ楽しめる室内遊びやクラフトをご紹介します。「子ども 雨キャンプ 過ごし方」のキーワードで探している方にも役立つアイデア満載です。どれも初心者でも簡単にできるものばかりなので、ぜひ親子でチャレンジしてみてください!
1. お絵かき・シール遊び
テントの中でゆっくりお絵かきをする時間は、雨音をBGMにした特別なひとときになります。スケッチブックとクレヨン、色鉛筆を用意して、自由に絵を描いてみましょう。小さな子どもにはアンパンマンなどキャラクターもののシールブックも大人気。シールをペタペタ貼って遊ぶだけでも夢中になれます。最近は水で描けて汚れない「スイスイおえかき」シートなども便利です。水を入れたペンで何度でも落書きできるので、テント内でも汚さず安心して遊べます。描き終えたらぜひ親子で絵を見せ合いっこしてください。自分が描いた絵をパパママに見てもらえると子どもはとても嬉しく、自信にもつながります。
2. 折り紙&紙コップクラフト
雨キャンプの室内遊びの定番といえば折り紙です 。折り紙セットが一つあれば、動物や乗り物、紙飛行機などいくらでも作れます。小学生くらいなら折り図を見ながら難しい作品に挑戦してみるのも◎。「できた!」という達成感が味わえます。折った作品で紙人形劇をしたり、ごっこ遊びに発展させるのも楽しいですよ。
さらに紙コップも工作材料として大活躍!紙コップにひもを通せば即席糸電話のできあがり。テントの端と端で「もしもし~!」と声を伝え合うと子どもは大喜びです。ほかにも紙コップに顔を描いてキャラクター人形を作ったり、紙コップ同士を積み上げてボウリングのピンに見立て遊ぶこともできます。どれも身近な材料で簡単にできるので、100円ショップで折り紙や紙コップを多めに揃えて持っていくと安心です。
3. お話タイム(読み聞かせ)
雨音を聞きながらのお話タイムは、雨キャンプならではのゆったりした楽しみです。お気に入りの絵本を何冊か持って行って、テントの中で読み聞かせをしてあげましょう。雨の日が舞台のお話や、キャンプにちなんだ絵本(例えば『はじめてのキャンプ』など)だと雰囲気もピッタリです。暗くなってきたらランタンの暖かい灯りをつけ、親子で絵本の世界に浸るのも素敵ですね。
本がなくても大丈夫。昔話や創作のお話を聞かせたり、「続きはどうなる?」と子どもと一緒に物語を作ったりする遊びも盛り上がります。テントの壁にライトで影絵を映しながらお話するのも◎。想像力がふくらみ、子どもはワクワク目を輝かせてくれるでしょう。「雨キャンプって家族でゆっくりお話できるいい時間だな」と感じられるはずですよ。
4. カード&テーブルゲーム
コンパクトなカードゲームやボードゲームは雨キャンプの強い味方です 。荷物に1つ忍ばせておけば、テント内で家族みんなで盛り上がれます。定番のトランプはババ抜きや神経衰弱、七並べなど年齢に合わせて遊べます。ただし紙製のカードだと濡れるとダメになってしまうので、雨キャンプにはプラスチック製トランプが安心です 。最近は人気の「UNO」に耐水仕様の**「ウノ H2O」**というモデルもあります 。水に濡れてもサッと拭くだけでOKなので、子どもと遊ぶのにピッタリです。
ほかにも、小さいお子さんにはすごろくやかるた、年長のお子さんならオセロや将棋のマグネット式ミニゲームもおすすめ。家族で囲むテーブルゲームは、つい時間を忘れて熱中してしまいます。「雨の日でも外遊びに負けないくらい楽しい!」と子どもに思わせるチャンスですよ。
5. ごっこ遊び
雨の日は外で体を動かせない分、テント内でのごっこ遊びで想像力を発揮してもらいましょう。小さなお子さんには定番のおままごとセットがおすすめです。おもちゃの食べ物や食器を並べて「いらっしゃいませ~」とごっこ遊びすれば、そこはもう子どもだけのレストラン!家からお気に入りの人形やぬいぐるみを数体持って行き、一緒にお店屋さんごっこやキャンプごっこをするのも盛り上がります。テント内が子どもの空想世界に早変わりして、雨音も気にならなくなるでしょう。
また、懐中電灯で壁に影を映して影絵遊びをするのも雨キャンプならではです。ウサギや鳥の手影絵に挑戦したり、「これはなにかな?」とクイズ形式で遊んだりすると大人も夢中になれます。雨音をBGMに即興の人形劇を演じてみるのも楽しいですね。家族みんなで想像の世界に浸って遊べば、雨のテントの中でも笑顔が広がります。
6. モバイルプロジェクターでミニ映画館
テントが一瞬で映画館に早変わり!小型のモバイルプロジェクターを持参すれば、雨の夜には親子でミニシアターを楽しめます。テントの天井や白いシーツをスクリーン代わりに、子どもが好きな映画やアニメを上映しましょう。いつも家で見る動画も、キャンプ場で見ると特別なイベント感があります 。おすすめはAnkerのNebula(ネビュラ)シリーズなど、バッテリー内蔵でコンパクトなプロジェクターです。例えば缶ジュースサイズの「Nebula Capsule」なら持ち運びが楽で、テント内でも手軽に投影できます。もちろん視聴の際は音量や周囲への光に配慮し、消灯時間やキャンプ場のルールを守ることが大切です 。事前にキャンプ場にプロジェクター使用可か確認しておけば安心ですね。親子で好きな映画を見ながら過ごすテント時間は、雨の日キャンプのハイライトになるでしょう。
7. 簡単ビーズアクセサリー作り
雨で外遊びができないときは、手作りアクセサリーにチャレンジしてみませんか?女の子はもちろん男の子も意外とハマるのがビーズを使ったアクセサリー作りです。カラフルなビーズとテグス(糸)があれば、ブレスレットやネックレス、簡単なストラップなどを作れます。最近は子ども向けのビーズ手作りキットも売られているので、一つ用意しておくと便利です。親子でお揃いのアクセサリーを作ってみるのも楽しそうですね。
作り方はシンプル。好きなビーズを好きな順番に糸に通して結ぶだけなので、小さなお子さんでもできます。雨音を聞きながら一粒ずつビーズを通していく作業は、集中力も養えますし、静かで穏やかな時間が流れます。出来上がったアクセサリーはキャンプの記念になりますし、「自分で作った!」という達成感に子どももきっと誇らしげ。完成したら写真を撮ってあげれば、後でいい思い出になりますよ。
8. 音楽にあわせてミニダンスタイム
テントの中でちょっと体を動かしたくなったら、お気に入りの音楽を流してミニダンスタイムを開催!スマホやポータブルスピーカーから元気なキッズソングをかければ、あとはリズムに乗って親子でダンスするだけです。雨でこもりきりの鬱憤も吹き飛び、運動不足も解消できます。みんなで知っている曲(「エビカニクス」や「パプリカ」など)なら振り付けを真似しても面白いですね。
小さいお子さんなら手遊び歌に合わせて体を動かすだけでもOK。「大きな栗の木の下で」や「ブンバ・ボーン!」など定番の体操ソングを一緒に踊れば、それだけで笑顔になれます。雨音に負けじと歌も歌って、ミニコンサート気分で盛り上がりましょう。ちなみに歌やダンスで盛り上がることは、家族の絆づくりにも効果的だといいます 。ただし夜間は周囲の迷惑にならないよう音量に気を付けてくださいね。昼間~夕方の明るい時間帯にテント内フェスを楽しんで、思い切りエネルギーを発散させちゃいましょう。
雨の日キャンプで準備しておきたいアイテム
雨キャンプを快適に過ごすために、「これは持って行ってよかった!」という必須アイテムを押さえておきましょう。天気が悪い日の持ち物リストとして参考にしてください。
レインウェア&長靴
設営・撤収時に両手が使えるよう、上下セパレートのレインスーツがマスト 。子ども用も忘れずに。靴も防水ブーツや長靴で足元を濡らさないようにします 。移動時や遊ぶ時用に傘もあると便利です 。
タオル・着替え
雨で体や服が濡れるのは当たり前、と多めに持参しましょう 。体を拭くバスタオルから、小物を拭く雑巾までたっぷり用意。子どもが泥遊びして汚れる可能性も考え、普段より余分な着替えと予備の靴下も必須です。
ブルーシートやグランドシート
テント下に敷いて浸水や泥を防ぐために必須です 。荷物置き場として地面に敷いたり、濡れた道具に被せて雨よけに使ったりもできます 。専用グランドシートがなければ、大きめのブルーシートで代用しましょう。
予備のロープ・ペグ
雨天時はタープの張り綱追加や、緩んだテントの固定にロープや長めのペグが役立ちます 。水が溜まらない角度に調整するためにも、いくつか余分に持っておくと安心です。
大型ビニール袋&防水バッグ
撤収時に濡れたテントや衣類をそのまま放り込める大容量のビニール袋を用意しましょう 。70Lサイズくらいのゴミ袋があるとテント一式を包めて便利です 。可能ならドライバッグ(防水バッグ)もあると心強いですね 。
ポータブル電源 or 乾電池
雨でソーラーパネルが使えない場合に備え、ポータブル電源や予備バッテリーを用意。子どもの動画視聴用やプロジェクター用に電力があると安心感が違います。
子どもの室内遊びセット
雨の日にテント内で遊ぶためのグッズは忘れずに。【雨キャンプの遊び】で挙げたお絵かきセット、カードゲーム、折り紙、シール、読み聞かせ用の絵本、おままごと道具などをひとまとめに「雨の日遊びボックス」を作っておくと便利です 。子連れキャンパーの中には、雨の日専用のおもちゃを用意している人もいます。「今日はこれで遊べるよ!」とサプライズで出すと子どもも大喜び間違いなしです。
親子で楽しむコツと心構え
最後に、雨キャンプを親子で思い切り楽しむためのコツや心構えをまとめます。
まず無理は禁物です。台風接近など危険な荒天が予想される場合は、勇気を持ってキャンセルする判断も大切 。安全第一で計画を変更したり、日程を短縮する柔軟さを持ちましょう 。「せっかく準備したのに…」と残念かもしれませんが、家族の安全には代えられません。
雨キャンプ決行の場合は、「濡れる・汚れるのは当たり前!」と最初から腹をくくるのが大事です 。そう考えておくだけで無駄なストレスがぐっと減ります。多少服が濡れても「まあいっか!」と笑えるくらいの心の余裕を持ちましょう。子どもにも「今日は思いっきり泥んこになってOKだよ!」と伝えれば、親も子も気が楽になります。
また、雨ならではの自然体験を楽しむ心も忘れずに。テントやタープの下から雨が降る様子を一緒に眺めたり、静かに耳を澄まして雨音を聞いてみましょう。五感で雨を感じること自体、子どもにとっては立派な遊びになります 。小降りになったタイミングでカッパ探検に出かけるのもおすすめです。長靴を履いて水たまりにジャンプしたり、雨の日にしか出会えないカタツムリやカエルを探したり 。普段できない冒険に子どもも夢中になってくれますよ。もちろん体が冷えないよう休憩や着替えを挟みつつ、安全に配慮して見守ってあげてください。
そして何より、親である私たちがポジティブに楽しむ姿勢を見せることが大切です。「雨で大変だなぁ」ではなく「雨のおかげで面白い経験ができているね!」と明るく声をかけてみましょう。子どもは親の雰囲気に敏感です。ママパパが笑顔でいれば、子どもも安心して雨キャンプを楽しんでくれます。予定通りにいかないハプニングも「いい思い出になるね」と笑い飛ばして、ピンチをチャンスに変えてしまいましょう。
まとめ|雨キャンプこそ、親子の思い出になる!
雨の日のファミリーキャンプは大変な面もありますが、その分家族の絆が深まり、他では得難い思い出が作れる絶好の機会でもあります。テントの中で過ごす時間や、雨音を聞きながら遊ぶ体験は、きっと子ども達の心にも残る宝物になるでしょう。ぜひ準備と工夫をしっかりして、雨キャンプならではの楽しさを親子で満喫してください。「雨の日もキャンプしてよかった!」と笑える思い出が増えますように。次の雨キャンプは、親子の笑顔がいつも以上に広がるキャンプになりますように!
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