「ショアジギングでブリを釣ってみたいけど難しそう…」と感じていませんか? 実は同じ悩みを持つ初心者の方はとても多いです。大物狙いの釣りはハードルが高く思えますが、安心してください。関西の堤防はブリを狙える絶好のフィールドなんです。ポイントさえ押さえれば、初心者でも堤防からブリを釣り上げるチャンスがあります。
筆者も関西各地の堤防でショアジギングを楽しみ、ツバスからメジロ、ブリクラスまで数多くの青物を釣り上げてきました。その経験を踏まえ、本記事では初心者の方にも分かりやすくポイントを解説します。
本記事では、関西堤防でのショアジギング入門として、ブリの特徴(サイズや習性)、タックルとジグの選び方、初心者でも釣果を出しやすい基本アクション、さらに関西でブリが狙えるおすすめ釣り場スポット(特に貝塚人工島)まで徹底解説します。
この記事を読むことで、堤防からブリを釣るために必要な基礎知識が身につき、自信を持って釣行に臨めるようになります。結論として、正しい準備とテクニックさえ押さえれば、初心者でも関西の堤防からブリを釣ることは十分可能です。それでは、ショアジギングでブリを狙う魅力と攻略法を一緒に見ていきましょう!
ショアジギングでブリを狙う魅力
岸から狙える大物魚の代表格がブリです。その体長は最大で約1mにも成長し 、船に乗らなくてもこれほどの大物を陸っぱり(陸からの釣り)で釣り上げられるのは大きな魅力でしょう。引き(ファイト)は強烈で、生半可なタックルでは折られてしまうほどのパワーがあります 。ショアジギングでブリを掛けた瞬間、ドラグからラインが「ジリジリ…!」と引き出されるスリルは格別です。
さらに、ブリは食味も良く日本では古くから親しまれている魚です。特に冬の寒ブリはお歳暮や正月のご馳走にもされるほどで、とても美味しい高級魚でもあります 。釣って楽しく食べて美味しい――これもブリを狙う人気の理由です。
そして何より、「陸から自分の手で大物を釣り上げた」という達成感はプライスレスです。関西の堤防は船を出さずともブリクラスの青物と渡り合えるフィールドが揃っており、手軽に大物釣りの醍醐味を味わえるのが魅力です。「自分にもできた!」という喜びをぜひ味わってみてください。
関西堤防で狙えるブリの特徴と回遊時期
堤防からブリを狙うにあたって、まずはターゲットであるブリという魚自体の特徴や習性、接岸する時期を知っておきましょう。ブリのサイズ呼称や旬の時期、さらには釣り場環境や潮汐などを理解することで、釣果アップのヒントが見えてきます。
ブリのサイズ呼称(ツバス・ハマチ・メジロ・ブリ)
ブリは成長段階で呼び名が変わる出世魚です。関西地方では一般的に、ブリの幼魚(30cm前後)を**「ツバス」、40~60cm程度に成長したものを「ハマチ」、60~80cm級を「メジロ」、80cmを超えるような大型を「ブリ」**と呼びます 。たとえば50cmの青物が釣れた場合、関西では「ハマチだ!」となります。初心者の方はまずツバス~ハマチサイズ(いわゆる中型青物)を狙うとよいでしょう。これらは比較的数も多く接岸しやすいため、経験を積むにはうってつけです。そしていずれ腕を上げた暁には、是非80cm超えの“ブリ”クラスに挑戦してみてください。
関西でのブリ回遊時期・シーズン
関西の堤防にブリ(青物)が回遊してくる時期には季節的な傾向があります。ズバリ、春と秋がブリの接岸シーズンです。春(初夏)と秋には大型の青物が岸近くまで回遊してくるため、多くのアングラーが堤防に押し寄せます 。特に秋はイワシやアジなどベイト(餌魚)が非常に豊富になる季節で、それを追ってブリやハマチが接岸しやすくなります。いわば秋はショアからブリを狙う最盛期と言えるでしょう。
一方、夏場にもツバスやハマチなど若いブリ族が釣れることがあります。梅雨明け(7月頃)から夏にかけて、小型青物が早朝の堤防に回ってくることがあります 。実際、貝塚人工島など大阪湾の堤防では梅雨明け直後の時期から、明け方の満潮前後にツバスやハマチクラスがヒットした例も報告されています 。そして秋本番になると、群れの規模も魚のサイズもさらにアップします。
なお冬については、青物の数は減りますがゼロではありません。晩秋~初冬にかけての寒ブリ狙いで、大阪湾で12月に90cm級のブリが釣れた例もあります 。このように春と秋をメインに、状況次第では夏や初冬にもチャンスがあるのが関西ショアのブリ狙いです。
ブリが釣れやすい時間帯と潮汐
ブリを含む青物を狙う上で、「いつ釣りに行くか(時間帯)」「どの潮回りの日を選ぶか」は非常に重要です。一般的に朝マズメ(夜明け前後)と夕マズメ(日没前後)は青物の活性が上がりやすい時間帯として知られています。ただし、時間帯以上に重視すべきなのが**潮汐(潮の動き)**です。
青物の捕食活動は潮流に大きく影響されます 。つまり**「潮が動くタイミング=魚が釣れやすい時間帯」**なのです 。潮の満ち引きで流れが発生するとき、ブリの活性も上がる傾向があります。特に、潮止まり前後のタイミングは要チェックです。満潮から下げに転じるタイミングや、干潮から上げに変わるタイミングで急にアタリが出始めることがよくあります。
例えば、先述した貝塚人工島で93cmのブリが釣れたケースでは、日中でも「下げ潮が動き出した時間帯」にヒットしています 。このように、朝まずめでなくとも潮流が大きく動く時間帯であれば十分チャンスがあります。したがって釣行計画を立てる際は、日の出・日の入りだけでなく潮見表も確認し、「この日は〇時頃に潮が動くから狙い目だ」といった判断をすると良いでしょう。
ブリが狙える堤防の環境条件
では、どんな堤防にブリが寄りやすいのでしょうか。ポイント選びのキーワードは**「潮通しが良い」「水深がある」「ベイトが寄りやすい」**の3点です。
まず潮通し(潮通しが良い=海水の流れがよく当たる場所)が良い堤防は、それだけ新鮮な海水とともにベイトフィッシュも入りやすく、結果としてブリなど回遊魚の通り道になりやすいです 。外洋に面した沖向きの堤防や、防波堤先端部などは潮通しが抜群で狙い目です。逆に港内の奥まった場所など潮の動きが悪い所は青物の気配が薄くなりがちなので、初心者の方はまず**「潮がよく効いている場所か?」**を意識してポイント選びをしましょう。
次に水深も大事です。足元からある程度の水深がある釣り場は、メタルジグをしっかり沈めてアクションさせやすく、魚にアピールできるレンジ(層)が広がります 。深場はベイトも溜まりやすく大型魚が身を潜めやすい地形でもあります。浅すぎる場所より、ドン深なポイントや駆け下がり(ブレイクライン)があるポイントの方がブリの実績は高い傾向です。
そしてベイト(イワシ、小アジ、小サバなど餌魚)が普段から集まりやすいエリアかどうかも重要です。堤防周りでサビキ釣りのアジやイワシがよく釣れている場所は、それを狙って青物も回遊しやすいと言えます。実際、ベイトがいない所に青物なしとも言われるほどで、釣行当日も海面をよく観察し、小魚がピチャピチャと跳ねていたり鳥山(海鳥が群れている)などベイトの存在を示す兆候があれば、その周辺は絶好の狙い目です。
以上のように、「潮通し」「水深」「ベイト」の条件が揃った関西の堤防こそが、ブリを釣るための舞台となります。【潮通しが良くベイトが入ればブリの回遊も期待できる】 ので、ポイント選びの参考にしてください。
初心者でも扱いやすいタックルとジグ
堤防でブリを仕留めるためには、相応のタックル(釣り道具)を用意する必要があります。しかし、高価な道具を全部揃える必要はありません。ここでは初心者でも扱いやすい基本的なタックル構成を紹介します。ロッド(竿)やリール、ライン、リーダー、そして肝心のメタルジグ選びについて順番に見ていきましょう。
ロッドとリールの選び方
**ロッド(竿)**は9〜10フィート程度の長さで、M(ミディアム)~MH(ミディアムヘビー)クラスの硬さ(パワー)のシーバスロッド・ショアジギングロッドが扱いやすく万能です。長さ9~10ft前後あれば遠投性能も十分で、足場の高い堤防でも取り回しがしやすいです。硬さはある程度しっかりしたもの(MHクラス)を選ぶことで、重ためのジグもしっかり操作でき、大物が掛かってもパワー負けしません。実際、貝塚人工島で93cmのブリを釣り上げた方も9.6ftのMHロッド(DAIWAのジグキャスター96MH)を使用していました 。このクラスのロッドなら30~60g程度のメタルジグに対応でき、ブリの強烈な引きにも耐えられます。
リールはスピニングリールの4000番〜5000番が定番です 。これくらいのサイズならPEラインをたっぷり巻けてドラグ力も強く、大物とのやり取りに安心感があります。例えばシマノの4000番(ストラディックSW4000XG等)やダイワの4500番クラスは、5kg以上のドラグ力を備えておりブリクラスにも耐えうる設計です。ドラグ(魚が引っ張った時にラインを滑らせる力)は特に重要で、走るブリを止めつつラインブレイクしない絶妙な調整が求められます。ドラグ性能がしっかりしたリールを選ぶことが初心者にはおすすめです。また、リールギア比はハイギア(HG、XG)で手返し良く巻けるタイプがジギングには向いています。
メインライン(PEライン)とリーダー
メインラインには細くて強いPEラインを使用します。太さはPE1.2号〜2号程度が標準的です。初心者には扱いやすさと強度のバランスからPE1.5号前後がよく選ばれます 。PEラインは伸びがなく感度抜群ですが、そのぶん根ズレや衝撃に弱いので、太めを選んでおくと安心感があります。1.5号なら引張強度は実質25〜30lb(12〜15kg)程度あり、大物にも耐えられます。
ショックリーダー(ハリス)も忘れずに。リーダーにはフロロカーボンラインの20~30lbクラス(5号〜8号程度)を2~5mほど結びます 。リーダーは魚の歯や堤防の障害物による擦れからメインラインを保護する役割があり、太めのものを使うことでキャッチ率が上がります。ブリ狙いなら最低でもフロロ5号(約20lb)は欲しいところです。筆者はだいたいいつもフロロ7~8号(25〜30lb)を使用しています。結び方は強度重視でFGノットなどが定番ですが、難しければ電車結び+焼きコブなどでも構いません。大事なのはラインシステム(PEとリーダーの接続)をきちんと組むことで、せっかく掛けた大物をラインブレイクで逃すことのないようにしましょう。
初心者におすすめのメタルジグ
ショアジギングでブリを誘うルアーの主役はメタルジグです。各メーカーから様々なジグが出ていますが、ここでは初心者でも入手しやすく実績の高い定番ジグを紹介します。重さは30〜60g前後のものを用意しましょう(まずは40g前後が扱いやすいです)。風や潮が強い日は重め、穏やかな日は軽めと使い分けます。
- メジャークラフト「ジグパラ」 – 初心者の強い味方、リーズナブルで釣れる定番ジグです。サイズ・カラー展開が豊富で、狙う魚や状況に合わせやすいのが魅力。実績抜群で、貝塚人工島で93cmブリを仕留めた際にも40gのジグパラ(グロー系カラー)が使われました 。迷ったらまずジグパラを1本持っておくと良いでしょう。
- ダイワ「サムライジグ」 – 長年愛されるオールラウンドなメタルジグです。センターバランス設計で飛行姿勢が安定しており初心者でも投げやすいのが特徴 。ただ巻きでもワンピッチでも素直に動き、青物からタチウオまで幅広く対応します。まさに**「誰にでも扱いやすい王道ジグ」**としておすすめです。
- ジャッカル「ビッグバッカージグ」 – 飛距離重視ならこのジグ。極端な後方重心デザインで驚くほど遠投が効きます 。スリムな形状ながらしっかりアピールでき、ただ巻きで適度な引き抵抗があるため操作感も良好です。遠投が必要な場面や広範囲を探りたいときに活躍するでしょう。
- BlueBlue「シーライド」 – アクションの独自性で選ぶならこのジグ。平べったいボディで、ヒラヒラと生命感あふれるフォールアクションを生み出します 。ロッドをあおりながら巻くだけで小魚が泳ぐような動きを再現できるため、テクニックに自信がない初心者でも扱いやすいです 。フォール(沈下)で食わせる展開に強く、活性が低い日の切り札になります。
これらのジグは入手もしやすく実績豊富なので、ぜひタックルボックスに入れておきましょう。カラーチョイスは青物狙いの定番カラー(ブルーピンク、グリーンゴールド、シルバーなど)が無難ですが、晴天時はナチュラル系、曇天時やマズメ時はグロー(夜光)系といった基本も覚えておくと役立ちます。重さについては繰り返しになりますが、基本40g前後でOK。風が強い日は遠投・沈下重視で60g、ベイトが小さい時や表層を狙う時は30gと、状況に応じて調整しましょう。
初心者でも釣れる!基本アクションとコツ
タックルが揃ったら、あとは**メタルジグのアクション(操作方法)**です。「ジグをどう動かせばブリが食ってくるのか?」—これは初心者が最初につまずきやすいポイントですが、基本の動きを身につければ大丈夫です。ここではショアジギングの3大基本アクションとも言える「ワンピッチジャーク」「リフト&フォール」「ただ巻き」について、それぞれ効果とやり方のコツを紹介します。難しく考えず、まずは真似して動かしてみましょう!
ワンピッチジャーク(One Pitch Jerk)
ワンピッチジャークはショアジギングの王道アクションで、ブリなど青物全般によく効く定番の動かし方です 。やり方はシンプルで、ロッドをシャクる(煽る)動作に合わせてリールを1回転ずつ巻くのを連続で繰り返します。竿を小刻みに上下させるたびにジグがキビキビと跳ね上がり、少しフォール(沈下)する、という動きを連続的に生み出せます。これにより逃げ惑う小魚のようなアクションが演出でき、フィッシュイーターであるブリの捕食スイッチを入れます。
ポイントはリズム良く一定のテンポで続けること。初心者の方は最初はゆっくりめのワンピッチから始め、慣れてきたら徐々にスピードアップしていくと良いでしょう。ブリは遊泳力が非常に強く、時速40kmで泳ぐとも言われるほどの俊敏さを持っています 。そのため、メタルジグを速く動かしても容易に追いついてきます。むしろ活性が高い時ほど高速ジャークに果敢に反応するので、怖がらずにシャキシャキと動かしてみましょう。「速く動かしたほうが釣れるの?」と疑問に思うかもしれませんが、実際ブリ狙いでは速めのピッチがハマることが多いです。
ただし重要なのは“その日の当たりパターン”を見つけること 。同じワンピッチでも、速巻きが良い日もあればゆっくりが良い日もあります。時には「極端にゆっくり動かしたら連発した」なんてこともあります 。ですので、反応が無いときはピッチの速さや幅を色々変えてみて、その日のヒットパターンを探る工夫もしてみましょう。
リフト&フォール(跳ね上げとフォール)
リフト&フォールはメタルジグを一旦持ち上げて(リフト)ヒラヒラと落とす(フォール)アクションで、ブリはもちろんサゴシ(サワラの若魚)などにも効果的な誘い方です。具体的には、まずジグを着底させたらロッドを勢いよく煽ってジグを跳ね上げます。その後、ロッドを下げてジグをフリーフォール(糸ふけを出してフリーに落とす)させます。これを繰り返すのが基本動作です。
リフトでジグがキラッと逃げ上がり、フォールでヒラヒラと弱った魚のように落ちていく様子は、まさに**「喰わせの間」を演出する動き**です。特にサゴシやタチウオなどはフォール中によくアタックしてくる魚ですが、ブリも同様にフォールで食ってくることが多々あります。「コツン」と軽い違和感を感じたらそれはアタリかもしれません。フォール中はラインスラックをきちんと指でさばき、アタリに即合わせられるよう集中しましょう。
初心者の方は、リフトの幅は大きくしゃくりすぎない程度(竿先を1〜1.5m上げるくらい)でOKです。高く跳ね上げすぎるとジグが暴れすぎてコントロールしにくいので、中程度のリフトで十分アピールできます。フォールの際はラインを張らず緩めすぎずのテンションフォールでも構いません。要はジグをふわっと落とすことが大事です。ブリがヒットするとフォール中にラインがスッと走ったり止まったりするので、違和感があればすかさずアワセを入れてください。
リフト&フォールは、青物の活性が中くらいのときやボトム付近にいるときにも有効です。ブリだけでなく根魚やヒラメなど他の魚種も狙える万能アクションなので、ぜひマスターしておきましょう。
ただ巻き(ストレートリトリーブ)
ただ巻きとはその名の通り、メタルジグをキャストして沈めたらロッドアクションを加えず一定速度でリールを巻くだけのシンプルな誘い方です。一見地味ですが、青物がスレているときやベイトが小さく散っているときなどに非常によく効くことがあります。特に小型の青物(ツバス・ヤズクラス)や活性が低めの日には、変にジグを跳ね上げるよりも一定レンジを泳がせた方がバイトが出やすいことがあるのです。
初心者にとっても最も再現性が高い基本動作なので、是非試してみてください。やり方は簡単で、ジグをお好みのレンジまで沈めたら、後はそのままリールを巻き続けるだけ。速度は中速〜ややスローを基準に、たまに速めにしたりストップを入れたりと強弱をつけるとより効果的です。ずーっと同じペースで巻くより、「ストップ&ゴー」(時折巻くのを止めて再開する)を織り交ぜたり、途中で少しだけロッドをチョンとあおってジグをヒラッとさせたりすると変化が出せます。
ただ巻きの良いところは、ジグが常に安定して泳ぐ点です。誰がやっても同じ動きを再現しやすく、複雑なテクニック不要で魚にアピールできます。特に水面近くでナブラ(魚のボイル)が起きているときや、逆に底付近でヒットが集中しているときなど、狙いたいレンジを外さず引けるのが強みです。「今日はなんだかジグへの反応が渋いな…」という時こそ一度初心に帰ってただ巻きを試してみましょう。意外な大物がヒットすることもあり得ます。
関西でブリが狙えるおすすめ堤防スポット
ブリ狙いのタックルと技術が分かったところで、最後に実際にどこで釣るかについてです。関西エリアにはブリやハマチが狙える実績豊富な釣り場(堤防)が多数あります。その中でも特に初心者におすすめできる釣り場を地域別にピックアップします。アクセスや実績を考慮して、大阪湾エリア・兵庫エリア・和歌山エリア・淡路島エリアの順に紹介します。中でも貝塚人工島(大阪府)はショアジギング初心者にも人気の高いスポットなので詳しめに解説します。
大阪湾エリアのおすすめ堤防
- 貝塚人工島(大阪府貝塚市) – 大阪湾を代表するショアジギングの聖地とも呼ばれる有名ポイントです。大阪市内からのアクセスも良く、無料駐車場があり気軽に大物狙いが楽しめます 。春から秋にかけてブリ・ハマチ・サワラ等の大型青物が多く回遊しており、シーズンには多くのルアーマンで賑わいます 。沖向き一帯に長いテトラ帯が続き、そこで主に青物が狙われます。実績も折り紙付きで、85~90cm級のブリの釣果報告も珍しくありません 。実際2021年12月には93cm・6.5kgのブリがここで上がっています 。足場はテトラポッド上になるためライフジャケット・滑り止め靴必須ですが、南側には柵付きの護岸もありファミリーのサビキ釣り客もいます 。青物シーズンは大変混雑するため、夜明け前から場所取り合戦になることも…早めの到着がおすすめです 。ゴミ箱は無いのでゴミ持ち帰りは徹底しましょう 。
- 泉大津フェニックス(大阪府泉大津市) – 大阪湾奥エリアの人気ポイント。埋立地の一角にある岸壁一帯で、青物狙いの実績があります。特にハマチクラスの回遊が多く、秋にはメジロクラスも混じります。足場が比較的平坦で広く、駐車場(有料)も整備されているため初心者にも行きやすいでしょう。アクセスの良さから休日は釣り人で賑わうのでマナーは守りましょう。
兵庫エリアのおすすめ堤防
- 南芦屋浜(兵庫県芦屋市) – 大阪湾西岸の有名ポイントで、人工島を整備した長大な護岸エリアです。足場は整った公園的な雰囲気ですが、秋のハマチシーズンになると多くのアングラーで埋まります。サゴシやタチウオも狙えるポイントですが、青物回遊時には60cm前後のメジロクラスもヒットすることがあります。駐車場・トイレもあり初心者向けですが、こちらも釣り座の間隔をしっかり確保してトラブルなく楽しみましょう。
- 神戸港周辺(兵庫県神戸市) – 神戸エリアにはポートアイランドや神戸空港島の周囲など、青物実績の高いポイントが点在します。いずれも大都市近郊とは思えない大型魚の実績があり、80cm級ブリの釣果報告もあります。特に神戸港周辺は秋の青物シーズンに盛り上がりを見せ、早朝にはショアジギング勢がずらりと並ぶ光景が見られます。ポイントによっては立ち入り制限がある場所もあるので、事前に情報をチェックしてルールを守って釣りをしましょう。
- 明石港・林崎漁港周辺(兵庫県明石市) – 明石といえば潮流が速いことで有名ですが、そのぶん大型魚の宝庫でもあります。明石港の周囲や隣接する林崎漁港からの沖向きテトラ帯では、秋にメジロ〜ブリクラスの回遊実績があります。明石海峡の激流がもたらすベイトの群れに乗って青物が入ってくるイメージです。足場はテトラ帯になりますので安全第一で。明石エリアは潮の緩急がはっきりしており、潮止まり前後に時合いが集中することが多いです。タイドグラフを見て攻めてみてください。
和歌山エリアのおすすめ堤防
- 水軒鉄鋼団地(和歌山県和歌山市) – 和歌山を代表する有名青物ポイントです。長大な岸壁とテトラ帯からなる釣り場で、春~秋にかけてツバスやサゴシ、秋深まるとメジロクラスの実績があります。広大なポイントゆえ回遊ムラはありますが、当たれば連発も期待できます。名前の通り工業団地沿いで雰囲気はありますが、人気ゆえ釣り人も多いです。ここも足場はテトラが主体なので装備は万全に。
- 加太・友ヶ島周辺(和歌山県和歌山市加太) – 紀淡海峡に面した加太エリアは、友ヶ島への渡船などで知られますが、地続きの波止からショアジギングで青物が狙えます。潮通し抜群のポイントで、秋にはイワシ付きのハマチやブリが接岸します。景色もよく、釣れない時は船で無人島巡り…なんて楽しみ方も。釣りに集中するなら、朝夕まずめの時間帯を逃さず狙ってみましょう。
- 海南・冷水浦周辺(和歌山県海南市) – 和歌山中部のエリアも青物好調です。海南港から冷水浦(しみずうら)にかけての波止や地磯から、秋にハマチやブリが釣れています。特に冷水浦の地磯は足場は難易度高いものの大型実績あり。初心者の方はまず海南港の堤防から狙うのがおすすめです。紀伊水道に近く潮の出入りがあるエリアなので、こちらも潮が動くタイミングを狙えばヒットチャンスが高まります。
淡路島エリアのおすすめ堤防
- 福良港(兵庫県南あわじ市) – 淡路島南端に位置し、鳴門海峡に面した港です。鳴門の激流にもまれた大型青物が回遊してくることで知られ、過去にはメータークラスのブリ(10kg超え)が上がった実績もあります。地元の釣具店情報でも度々ビッグニュースになるポイントです。アクセスに時間はかかりますが、その分人も分散しやすい穴場でもあります。満潮前後のタイミングに実績が偏りがちなので、その時間帯を狙って訪れると良いでしょう。
- 洲本港(兵庫県洲本市) – 淡路島中部にある大きな港で、フェリーターミナルなどがあるエリアです。沖向き防波堤や岸壁から青物が狙え、特に秋のハマチ祭りは有名です。70cm級のメジロも混じり、時にはブリサイズも報告されています。淡路島は本州と四国に囲まれたいわば海の合流点で、ベイトが寄ればどこからともなく青物が現れるイメージです。洲本港は足場が良く初心者にも優しいですが、人は多めなので譲り合って釣り座を確保しましょう。
以上、関西の主要なブリ狙いスポットを挙げました。他にも和歌山の田ノ浦や須磨海づり公園(現在施設老朽化で閉鎖中ですが)、兵庫の平磯海づり公園など、有名ポイントは多数あります。それぞれローカルルールや駐車場事情がありますので、釣行前に最新情報を確認してください。
初心者が注意すべき安全対策とマナー
最後に、ショアジギングを楽しむ上で忘れてはならない安全対策と釣り場でのマナーについて触れておきます。大物とのファイトに集中するあまり、安全面をおろそかにしては本末転倒です。また人気ポイントでは周囲への配慮も大切です。以下の点を必ず守り、楽しく安全にブリ釣りにチャレンジしましょう。
●安全装備の徹底: 沖磯や堤防での釣りはライフジャケット着用が基本です。万が一足を滑らせて海に落ちてもライジャケが命を守ってくれます。堤防だからと油断せず必ず着用しましょう。また、滑りにくい靴(フェルトスパイク長靴や滑り止めシューズ)も必須です。雨の日のテトラポッドは非常に滑りやすく転落事故が多発しています 。実績場の貝塚人工島でも雨天時は危険なので、しっかり装備して臨んでください 。暗い時間帯に釣りを始める場合はヘッドライトも忘れずに。
●ランディングネット(タモ)の携行: 大物狙いではタモ網は必携です。足場の高い堤防でブリクラスを釣り上げるには、タモ入れしないとほぼ無理です。周囲に誰もいない場合、自分で掬い上げねばならず、長めのタモを用意しましょう。仮に周りに他の釣り人がいれば、お願いすればタモ入れを手伝ってくれることも多いです(その際はお互い様ですので、自分も人の釣りに協力できるよう心がけましょう)。釣れた興奮で無理に抜き上げを試みて、ラインブレイクで魚を逃した…なんて悲劇は避けたいところです。大物は最後まで気を抜かず、安全に取り込んでください。
●釣り場でのマナー: 人気の堤防ほど多数の釣り人がいます。みんなが気持ちよく釣りをするためにマナー遵守は絶対です。まずゴミの持ち帰りは徹底しましょう。釣り場には基本ゴミ箱はありません(貝塚人工島にも設置されていません)ので、自分で出したゴミは必ず持ち帰ります 。仕掛けの切れ端や空き袋ひとつ残さない心構えでお願いします。次に場所取りマナー。堤防では早い者勝ちですが、だからといって異常に広く陣取ったり他人を押しのけたりは言語道断です。適度な間隔を空け、互いに譲り合って釣り座を確保しましょう。キャストの際は隣とオマツリ(糸絡み)しないよう真っ直ぐ遠投し、斜め方向へのキャストは厳禁です。万一お祭りしたらすぐ声を掛け合って対処しましょう。最後に駐車場や立入禁止エリアのルールも守ってください。釣り禁止区域に侵入したり、路上駐車で近隣に迷惑をかけると、釣り場閉鎖にも繋がりかねません。例えば貝塚人工島では無料駐車場が満車でも路上駐車せず、少し離れた有料駐車場を利用するよう案内されています 。釣り人一人ひとりのマナーが釣り場を未来につなげます。ブリとの勝負の前に、まず自分自身が胸を張れる振る舞いを心がけましょう。
まとめ
関西の堤防は、実は大物ブリを狙える絶好のフィールドだということがお分かりいただけたでしょうか。初心者でもタックル選びとジグ操作の基本さえ押さえれば、陸っぱりから憧れのブリに挑戦することは十分可能です。春・秋のシーズンには多くの青物が回遊し、身近な堤防でドラマが生まれています。
今回ご紹介したように、ロッド9〜10ftクラスにPE1.5号前後+フロロリーダー5〜8号といった定番タックルで、ジグは40g中心に揃えればOK。【ジグパラ】【サムライジグ】といった実績ルアーでワンピッチやリフト&フォールを駆使すれば、きっと青物からのコンタクトが得られるはずです。釣り場も、まずは近場の実績堤防(大阪湾なら貝塚人工島など)から始めてみて、雰囲気に慣れていきましょう。
そして何より安全第一で楽しむことが長続きの秘訣です。大物狙いは熱くなりますが、ライフジャケットとマナーの着用は絶対に忘れずに。正しい知識と準備を持って臨めば、関西の堤防からでも初心者がブリを手にすることは夢ではありません 。ぜひ次の休みにショアジギングに出かけ、強烈な引きと感動の一尾を味わってみてください。あなたの挑戦を応援しています!



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